以前とはケースの作り方が違ってきてしまっているため、再設計します。
形状も多少すっきりさせていきます。
以前のデータがきちんと残っておりますので、1からやり直しと言うことはなく、ほとんどCAD上でデータをいじって、それを確認のためレーザーでカットして組み立てるという感じです。
再設計して2回目のカットと組み立て。
形状はまあこんな感じでOKでしょう。
次はヌメ革をカットして、裏側もつけて作ってみます。
そして、再設計3号。
まずはお馴染みとなりましたレーザーカット。とにかく試作の寸法は超正確やっておいた方が後々楽です。0.5mmずれたらまともなデジカメケースになりません。すべてはデジカメのスクリーンとボタンのせいです。
縫製して組み立て。
ホックもつけて、装着具合を確認します。ホックの穴位置も悪くないようです。
裏側です。スクリーン位置とボタン位置のえぐりもよろしい感じです。
ステッチラインはすっかり忘れておりますので、またミシンを走らせる順序を考えないといけません。
ちょっぴり残念なことに、寸法が少し足りませんでした。
多少長くしておいて、組み立てた状態で余分な革をトリミングするという方が綺麗に仕上がりますので、3mmぐらい設計で延ばしておきます。
では、再設計4号に行ってみましょう
その前に、せっかくですから底部分をカットする刃型も作り直します。さらにジャストフィットを目指します。
型紙作り。型紙もレーザーでカットします。
刃型はウッカリすると表裏を間違えて作ってしまい泣きを見ますので、きちんと裏表を確認してチェックを入れておきます。
260という数字は刃の外周延長。曲線が混じっていてもCADで一発で正確に計算できますので、刃材に無駄が出ません。
矢印は刃の出発点というか接続部分。一本ものの刃をここで溶接します。
前置きが長い割には溶接が汚いという、お恥ずかしい限りの刃型ですが、所詮素人がやっているということで。
結構なピンカドを出しています。
LX3の底とほぼ同じ形状です。ほぼ同じ形状でないと、ケースがカメラにフィットするわけがありません。
フィット感上々です。
ステッチラインが綺麗ではありませんが、全体的には良い感じではないでしょうか。
あと多少データを直せば、刃型の発注が出来ると思います。
忙しいので後回し後回しになってしまったLX3の再設計ですが、何とか形が付きました。
後は刃型を発注して治具を作って、荒裁ち刃型を曲げて、底のミシン目刃型を作ってと、まだ一仕事ありますけど、そんなに遠い先の話ではありません。
やっと一段落付いたと思ったら、LX5なんてカメラが出ていますよ。こちらも早速貼り革とケースに手をつけないといけませんね、、、。