絶煙してから10日以上たちまして、もう吸わない生活が板についてきました。
喫煙していた頃には、さんざん非喫煙者の神経を逆なでしていた私ですが、今度は喫煙者側から1「根性なし、裏切り者」と罵られかねない変わりようです。「機関車トーマス」と呼ばれていたぐらいですから仕方がありません。
さて吸わないのはいいのですが、いつを持って絶煙成功と言うか、非常に難しい問題です。
ものの本に「1年吸わなければ禁煙成功」と言えると書いてありました。これはまたずいぶんと気が長い話ですね。しかも、1年吸わなかった人を何年か後に追跡調査してみると、結構な人数が喫煙者に戻っていたりもするという、頭を抱えたくなるような実態もあるようで、喫煙問題は非常に根が深いと言うことがよくわかります。
タバコ断ちしてから約一週間のあの地獄のような離脱症状を経験した私としては、また喫煙者に戻るなど考えられないのですが、人間というのは気が変わるときは一瞬ですから当てになりません。
ちょっと前まで「一生やめないだろうな」(やめられない)とあきらめていた私が一瞬にして「金輪際やめる」と変心したぐらいですから、もともと人間の気持ちというものなど、これっぽっちも当てにならないんです。
本日漫画喫茶に行ったのですが、そこが分煙されておらず、周りでスパーっスパーっとやられて、かなり気分が悪くなり、今までは私もこれだけ非喫煙者に迷惑をかけていたのかと、改めてよくわかりました。非喫煙者のみなさん、今まで本当に申し訳なかったです。
喫煙者側にいたときは、「これはまたずいぶんと喫煙者に不便な社会だな」と思っていたのですが、
非喫煙者側になると、「この喫煙者どもをどこかに閉じ込めろ馬鹿野郎」と憤慨するのです。
このまるっきり正反対な気持ちの変化、時間にしてたったの約2週間。
まあそれはよしとして、今後喫煙者にさらに不便な社会になるのは間違いありません。
私のように1日40本を煙にしていたようなスモーカーは、経済負担だけでも大変なことになります。
現状、ゴロワーズ・レジェール1箱が420円。これが2つで840円。これを30日で何と25200円。
余程頭に支障がなければ、毎月25000円を煙にする行為は正気の沙汰ではないということがわかります。私でさえ驚愕しました。
それでも今1箱が400円台ですが、これが600円台になるのはもうほんの数年後ですよ。
600円 x 2箱 x 30日 = 36000円。こうなるともう完全に気が狂っています。
もういったい喫煙に何の意義がある?と感じた方、元「蒸気機関」で「煙突」だった私と一緒に頑張ろうじゃありませんか。
どうしてもというなら三級品であるエコー(240円)、わかば(250円)、しんせい(240円)、ゴールデンバット(200円) に逃げるという手段もありますけど、こう言っては何ですが所詮は三級品、味も風味もまともじゃありません。短く言うとクソまずいです。そんな惨めな思いをしてまで喫煙を続けたいかというと、喫煙者だった頃の私でも、それだけは勘弁してもらいたいと思ってました。
不謹慎なことを言いますけど、タバコをやめたら、現状1日2箱吸って無駄にしている25000円を掴んで毎月風俗店で2輪車プレイやった方が、ずっと人生がエンジョイできるだろうということは想像に難くありません。そこまで豪気のない私は、おそらく鉄火巻きを腹一杯食うとかになると思いますが。
スモーカーの方はよくわかると思うのですが、一日の本数を減らす「減煙」など所詮不可能です。
とりあえずむやみに吸わない努力するよりも、一応禁煙本を読んでから始めるのがよろしいかと思います。
それはいいんですけど、値上げ前に買いだめしておいたゴロワーズ・レジェールが、もう私としては今後吸う予定がありませんので、250箱残ってしまいました。さてこんな特殊風味(犬の糞入りカツオ節臭)のタバコは誰も吸っていません。こまった。どうしよう?