2010年11月23日火曜日

予備機

道具とか設備というものは便利な反面、その機能に仕事が依存しますので、困るのは壊れたときです。

○○が壊れました---「ハイ!代替機持ってきました!」

というわけにはいきません。
油圧クリッカーなどまず三相電源からどうにかしないといけないという世界です。
(私が偶然100V単相モーターを積んだクリッカーと、200V単相モーターを積んだクリッカーを持っているというだけの話で、ウチみたいな方が珍しいです。)

当店ですと油圧クリッカーがないと非常に困ったことになります。仕事というか工程がこれに依存しております。以前と言っても今年ですが、油圧クリッカーが故障したことがあって、早速修理に来てもらったんですけど、これが直らなかったら本当にどうしよう?と本気で顔面蒼白になりました。本格的な修理をやるんだったら2週間はかかるでしょうから、その間は仕事は当然ストップ。被害額は考えたくもありません。

今は油圧クリッカー2台体制ですので、1台が壊れても慌てる必要は全くありません。壊れたら修理に出して、その間は予備機で仕事をしていればいいのです。
予備機というのはありがたいというよりも、それで仕事をしている限りもう必然とも言えます。

今ウチで予備機があるのは、油圧クリッカー・MAIIIクリッカー・縁漉機ぐらいで、実は使用頻度が非常に高いミシンとレーザー加工機の予備機は持っておりません。どちらも故障したら仕事はストップ。レーザーは発注から納品まで1ヶ月かかります。その間は仕事も試作も一切できません。みんなで休みを取って海外旅行にでも行くしかないという羽目に陥ってしまいます。

こうやって考えると、実に恐ろしいことですね。
レーザー加工機だけは壊れたら何ともならないので、そろそろ2台目を買っておこうと決意しました。
まだ買って3年ほどで多少の故障はありましたが、本格的に壊れる様子は全くなく、案外丈夫なものなのですが、今1ヶ月仕事をストップしたらレーザー加工機が2~3台買える損害額になってしまいます。しかもこういうハイテク機器というものは毎年安くなっていくもので、現状だと私が買ったときよりも3割ぐらい安くなっています。

というわけでレーザー加工機も2台体制の予定です、というより、保険のため1台余分に持っておくという感じですね。

ミシンの方は引っ越し前から頼んであるんですけど、まだ出物がないようです。