E-M5スナップケースの液晶保護用のカバーをオプションで販売しますので、それのミシン縫いガイドラインをつけるための治具を作ります。
まず設計。
赤い部分がレーザーで削る部分。白い部分は残す部分、黒い線はカットする線となります。
つまり赤い部分に囲まれた白い部分がガイド線をつける凸部分になります。
データを元にレーザー加工機でアクリル板を削ります。
削り終わった状態です。
アクリル板を数枚貼り合わせて治具を作ります。
それでは治具とカットした革パーツを用意します。
治具に革パーツをセットして、蓋をして、圧をかけます。
革パーツにミシンステッチのガイドラインがつきました。
端から2mmほどのところに凹型の溝が付いているのがご覧いただけると思います。
ガイドラインに沿ってミシンを走らせます。
もちろんこれぐらいのステッチはガイドラインなど無くても充分縫製できます。でも実際にやってみるとわかりますが、このガイドラインありとなしだと、ステッチの美しさに違いが出るのです。
まあ、ステッチが溝に入った状態になるわけですから、レザークラフトでよくやるステッチングルーバーで糸道を掘ってステッチをしていくような感じになるわけですね。
ほんの一手間のことですが、それをやるのとやらないのとでは出来上がりに違いが出るのです。