2012年10月10日水曜日

DP-2M ケース試作 続き その8

まだまだ治具・刃型作りが続きます。


昨日作った試作品ですが、上の画像の部分がきちんと折れ曲がっていないとフィット感に問題があるので、この部分をカチッと曲げるためステン板を入れる事にして、そのステン板をカットするための刃型を曲げます。


まず設計をして型紙をレーザーカットします。


外周延長は100mmほどですので、110mmほどの刃を用意します。
ちょうど120mmほどの刃が余っていたので、それを使います。


型紙に沿ってベンダー(刃曲げ機)で曲げます。


小さい刃型ですが形状がそれほど複雑ではないため、プロが作ったように綺麗に曲がりました。


合わせ目を溶接します。ここが一番難しいところです。


刃先の合わせ目をご覧ください。ほんの少しずれているように見えますが、これぐらいはカットには全く影響ありません。


錆止め塗装をして、必要事項を書いておきます。何百という刃型があるので、こうしておかないと、一体何に使うための刃型かわからなくなってしまいます。日付を書いておくのは、それが良い記念になるからです。

私は刃型を作りは素人なのですが、こうやって刃を曲げて作るのを見ると楽しそうでしょう?実際楽しいのです。


さて、ずーっと以前に作って、商品としてリストしていなかった「革絞りのペントレー」を、このブログをご覧いただいた方から製作依頼があり、久々に作りました。


作りました、ではなく、現在作っているところです。


一昼夜の間、革絞りをした後、絞り型から外してゴムを詰め、乾かしているところです。

革絞りペントレーの記事はこちらhttp://aki-asahi.blogspot.jp/2010/07/blog-post_24.html
記事の日付を見るともう2年前なのですね。

せっかくだから、4200円で商品として販売しようかと思っております。