絞ってみましたところ、結果は無残に失敗でした。昨日と同じく破れます。
仕方がないので、根本から再設計します。
まずサイズがちょっと大きすぎるので、これを一回り小さくします。ブドウのヘタの部分が小さすぎるのでこれは少し大きめにします。そして、ブドウの粒部分の彫りのカーブを少し緩く。こんな感じでやってみます。
とりあえず形状の見直し。少し小さくして、出来ればシンメトリーではない形状にしたいところです。
こうすれば、少し自然な形状に見えるかもしれません。
適当にやっているように見えると思いますが、この2次元の状態で、キチッとキリの良い寸法で円を作っておかないと、3次元で形状を作るときに少々面倒なことが起こりますので、R9.53mmとかR9.48mmではなくカッチリR9.5mm(φ18)で円を描いておくことが重要です。
ブドウの粒の皿になる部分は、緩いカーブで充分だろうということで、深さは2mmに設定して、円の直径に合わせてカーブを描いておきます。
さあ、ここから3次元世界に入っていきます。先ほどの2次元CADで作ったデータをライノで読み込みます。
とりあえずあっという間にここまで出来ました。だいたい30分ぐらいでしょうか。
ブドウのヘタ部分は新たに作るのも面倒なので、リンゴのトレーのデータから該当部分を引っ張ってきてくっつけました。
だいたいこんな感じの形状jが完成品となる予定です。
あとは凸型凹型を分離すれば出来上がりです。ここまで実質1時間かかっていないと思います。
驚くべき早さですね。ライノが良くできている3次元モデリングソフトなのは間違いないですが、実は簡単なことしかしていないからです。
切削に入る前に、凹型凸型を3次元のソフト上で重ね合わせてみて、革が挟まる部分のクリアランスが間違いなくあるかどうかチェックして、切削のステージに移ります。