今年も冬が終わったなと思う頃には誕生日が来て、私ももうすぐ46になります。
先日も書きましたけど、私もとうとう結婚をすることになったのですが、相手はまだバリにいますので、まだちょっと先になります。6月頃に入籍となります。
独身男性ってのは、割と人生とか人間関係とかなぁなぁでやってきていて、結局面倒を見るのも自分一人だけですから、何事も割と自分勝手にやってそれに慣れちゃっているのですが、誰かと一緒になるというのなら、もうそれは通用しないです。養女まで出来てしまうというのですから、ダラシナイとかいい加減では済まされません。短く言うと、新しいお父さんは浮気っぽいんだよとか、そんなのなってないよな。どんな家庭が出来てしまうのか、あまり考えたくないよね。
新しい事を始めるには、大切なものでも古いものを断ち切って捨て去らねばならない。あれも欲しいこれも欲しいでは、結局うまくいかないのだ。何かを手に入れたければ、何かを捨てる。それぐらいの精神の覚悟は必要だ。じゃなければ最初からやるなって話になる。
この婚約者と私は20年前一緒に暮らしていましたが、新たなことを始めるために断腸の思いで別れました。私も辛かったが、彼女も辛かっただろう。10年程前に打診しても、決意が強すぎるのか意地を張りすぎるのか、帰る意思は見当たらなかったので、また時は巡り20年経ちやっと性格が少し丸くなり、ようやく日本に帰りたいようですので、何とかお願いして戻ってきていただいて、二人は長い別離を経て再び一緒に新たな出発をすることに、今回なった。
また新たに始めるために、色々な大切なものを断ち切ってくる厳しい決断をお互いした。
そして大きな犠牲を払いながらも、断ち切った。
ちっとも金のないときに17万円ほどで購入したこのRolleiflex 2.8G。これがまさに人生の重要な一部:私の15年の時間すべての形見となった。そして過ぎ去った。
そんな感じで、私は長年の人生計画であった僧侶とか修行者への道を断ち、随分と遅いながらも家庭を持つことになったのでした。
なんかこんな風景を放心して見ていて飽きない季節になってきました。