2015年7月22日水曜日

Bali Kamis物語 その23:お寺にまつわる話

バリ島在住20年である店主の配偶者に何かバリの身近なことを書いてもらうことにします。
名付けてBali Kamis物語 (Kamisはインドネシア語で木曜日)。

前回はBali Kamis物語 その22



お寺にまつわる話

前回(その21)でサンガ(各家にあるお寺)のお話をしましたが
無宗教に近い私がなぜここでは神様を信じて、最期まできっちりとしたい、という理由をお話します。

私がバリに住み始めて1年が過ぎた頃です。
夜中に目が覚めると壁に赤い大きな塊が動いているのが見えました。「なんか夢でもみてるのかな?」と、その時は特に何とも思わずそのまま寝てしまいました。数日後夜中に目が覚めると今度は窓の所にまた赤い大きな塊が点滅して見えましたが、また夢かと寝てしまいました。

またまた数日後、夜中に目が覚めると、今度は私の目の前に赤い塊を頭につけた、上半身裸の老人のお坊さんが立っているのが見えました。が、なぜか驚く事もなく誰にも話す事もなく日々過ごしていました。
それから、数カ月後、たまたま霊感のあるお坊さんに会う機会があり、そのお坊さんに言われたのです。

「あなたにはお坊さんの霊がついています。頭に赤いハイビスカスの花をつけていてあなたの事をとても気に入っているよ、、、ちゃんとお供えをしてあげて下さい」

それから、色々な事がありましたが何事も無理やり物事を進めるのではなく、心の中から突き動かされる事だけ行うよう努めてきました。無理に物事を進めると大体うまくいかなくなるからです。

その昔『神々が住む島』と言われたバリ島、決して霊感が強い訳ではない私ですが、ここバリ島はやはり波長が違う、そんな気がします。


うちの中にあるお寺


ヒンズー教の行事に使う鐘、去年の誕生日に家の祭壇に供える為に購入