2015年9月18日金曜日

新しい戦力に教育を

配偶者にそろそろボチボチと仕事を手伝ってもらおうかと思うのですが、うちの仕事はやっていることはショボい割に、なかなか覚える事が多いのです。バリ島では旅行者用のシャトルバスを立案企画して、実際に走らせるプロジェクトリーダーとか割と大きな仕事をやってきた人間に、小さな仕事をやらせるのは少々気が引けますが、このあたりが個人商店と大企業の決して超えられない大きな壁というか、決して同じ土俵で物事を比較してはいけないという厳しい現実です。

それは良いとして、まず二次元のCADが引けないと何も前に進みません。うちではすべてはここからなのです。こういうアイデアがあるから、この箇所はオマエがやれという分担作業というのが個人商店にはありません。まず自分で線を引け、試作も自分でやれ、材料の手配だ?そんなのWebで探すとか知っていそうな人に当たって何とか聞き出すとかして自分で何とかする。組織の力がないというのは、何でも自分でやらなければ一歩も前に進まない、そういう現実です。


インターフェイスがちょっと特殊で操作を覚えるまで戸惑いますが、慣れてしまえば驚くべき早さで線が引けるRhinocerosを教えます。普通はフリーのAR CADという無料で割と良くできたCADを教えるのですが、やっぱり慣れるとRhinocerosの方が断然使いやすいのです。
Rhinocerosは3次元モデラーですが、2次元CADとして使うと、これまた恐るべき便利なツールなのです、とか大きなことを言ってしまってますけど、他のCADとか正直、知らないんですけどね。


大きな仕事をこなしてきた割には、PCの使い方がまるでなっていません。

「オマエはPCを舐めすぎ」
「簡単なコマンドを打つのにいちいちメニューを探しに行かない」
「左手はホームポジション堅持」
「優れたツール(Rhinoceros)には深い敬意を払え」
「そんな鈍くさいPCの操作をしたら、仕事のできない人かと思われますよ?」
などなど、教える人(私)は、もう細々とうるさいことうるさいこと。
つまり教え方が下手なのでとにかく乱暴だという、どうしようもない状態です。というのは、私はこの仕事を始めてから、ほとんど人にものを教えてもらうことはなく自分で覚えたからです。なので教わるとか教えると言うことを経験として知らないわけです。
教わる方はブチ切れ寸前という様子が見てわかりますが、教えている方がいちいちブチ切れているので敵いません。物事を覚えるというのは、中々の根性と覚悟が要るのです。

ミシンはそれほど手間はかからなそうです。以前一緒に暮らしていた時、配偶者はちょくちょく私のシャツを縫って作っていたのですから、革の縫製に慣れるだけという話です。

こんな感じで、慣れてきたらまたカメラケースでもまた再販しようかと思っております。




それはいいんですけどね、皆さん。Webを見ていたら、何かとても面白そうなものを発見。
Land Yacht(陸のヨット)ラジコン。



※注:他人様のビデオです。

何と!ヨットというだけに、風力だけで動いています。
ハンドルを動かす用と、帆の向きを変えるためのウィンチ用の2つのサーボモーターだけで動いているみたいです。
しかもですよ!ヨットって帆向きを操作すれば、ある程度の風上に向かっても走るんですね。知らんかったです、、、。

Hobbykingで売っているBAT1を買おうかと思いましたが、送料が高すぎて馬鹿らしいので、何でも良いからとりあえず見よう見まねして自分で作ってみるべ?ということでやってみます。


15mmの角材1800mm。ステン巻き9mm丸パイプ1800mm。12mmアルミ角パイプ900mm。
安いキャスターx3個。材料費1500円ぐらいじゃないでしょうか。


こういうところはベニヤをレーザーカットしてやってみます。


なんか、それらしい形になってきました。


舵を切る部分も、とりあえず鉄筋の結束線でつないで何とか形にします。


このウインチの働きが正直、よくわからないのです。「よくわからない」じゃなくて、「さっぱりわからない」のですが、まあいいや、当てずっぽうでやってみます。ウインチの働きの意味が自分の頭で理解できたら、その時にまた考えます。


ボロ布をカットして、芯を形ばかり補強したところで、
「オイ!何か出来上がったぞ?」

作ったのは良いですけど、雨ばっかり降ってちっとも風が吹かねえよ。


いつも風が強い港に行きましたけど、この日は微風。
もうちょっと吹かないと勢いよく走ってくれないみたいです、、、残念。