2020年1月13日月曜日

コバ塗料容器

革というのはカット面が弱いので、ヌメ革だったら帆布で磨いたり、クロム革だったらコバ塗料を塗ったりなど何らかの処理します。
うちはクロム革が多いし、薄くて磨くなどということができないので、コバ塗料を塗る処理が実に多いです。
コバ塗料の容器というのがあります。


こういう容器に塗料を入れておきます。


スポンジが付いているので、そのまま塗ることができます。しかしこのスポンジ部分がガビガビになるし、そのうちにスポンジが擦り切れて使い物にならなくなります。

このスポンジキャップがだいたい70円ぐらいの値段で、決して高いものではないのですが、一ヶ月に10個以上は消費するとなると、1年で1万円近くになるのでちょっと気分が悪いです。正直こんなものに10000円も消費すると考えるとかなり腹が立ちます。


このスポンジキャップはアラビックヤマトのりの替スポンジキャップとほぼ同じサイズです。アラビックヤマトのりの替スポンジキャップも案外安くないですが、こういうものをゴッソリまとめてメルカリで売っている人がいるので、100個2000円ぐらいで買ってきました。1個あたり20円なら気分が良いです。


そして次なる問題はこの内蓋。これは消耗品ではないのですが、なぜかたまになくなるのです。これがないと塗料がドボドボ出てきてしまい、これまた気分が悪い。でもさすがにこれだけは手に入らないです。


簡単そうだから作ってみようということで、寸法を拾ってモデリング。10分もかかりません。



スライスして3Dプリント。


これだけあれば当分困りません。


容器にはめてみるとピッタリだ。実に気分が良い。

私と同じようにこれに困っている人はいませんか?STLファイルを差し上げますよ。
下のリンクからどうぞ。
http://aki-asahi.com/xxx/KobaCap_002.stl