2010年8月6日金曜日

革はどこまで絞れるか?

限界に挑戦のコーナーという形相ですが、今回はかなりきつい絞りで設計してみました。


これは凸型ですので、実際の製品(まだ製品になってませんが)よりも革のクリアランス分だけ小さいのですが、流石にこれは厳しいだろうと思います。

最近設計したモデルをレンダリングをすることを少し覚えました。

では行ってみましょう。


かなり無理していますが、何と絞れております。実は今回もらった樹脂が多少柔らかく、凸型が圧力負けしております。 凸型は硬い樹脂で作り直さないといけません。しかし硬い凸型で無理矢理押したら、今度は革が破れるかもしれません。

まだ刃型を作っておりませんので、余分な革が残っておりますが、製品になる時には、周囲の余分な革はトリミングしてすっきりします。

さてこれは何かというと、下の画像。


ダビドフ No.2専用のシガートレー。


お見事。測ったようにきちんと納まります。チューボのサイズを測って作ったんですから、当たり前ですね。

ダビドフNo2が一本3000円ぐらいらしいですから、2本入って6000円ですね。そうなるとトレーの価格も6000円ぐらいじゃないと釣り合いませんねぇ。

でもシガーは普通、湿度計付きの箱に入れておくものですよね。2本入るシガートレーは要らないような気がします。1本用で良いんじゃないかな?
というよりも、そもそも製品にするのか、これ?

シガーバーで、こんなトレーに入ってシガーが出てきたら、ちょっと格好いいかもしれませんけどね。

結構絞れることがわかりましたが、並の革では絞りきれません。使える革の種類はさらに狭まりました。本ヌメぐらいしか無理かもしれません。