2012年6月17日日曜日

Nikon FM3貼り革

本日日曜日ですが、私は出勤してきて、のんびりカメラ革の採寸をいたします。
今日はNikon FM3です。


オリジナルの革を剥がして、スキャンをして、CADでトレースして線を引きます。
剥がした革は伸びておりますので、この時点でトレースしたデータはかなりいい加減なものです。


トレースしたデータで画用紙をカットして、カメラに合わせてみます。
合わない線を訂正して、再度カット。また合わない線を訂正して、再度カット。この工程を延々繰り返します。商品にしようと思ったら、かなりシビアなのです。

今日は朝から画用紙が無くなっていて、先ほど午前10時にホームセンターが開店するのを待って、入手してきました。


まあ、こんな感じでカットした画用紙をカメラボディに当てて、合わない部分を探していくわけです。


大概手間がかかるのが、このペンタ部分の貼り革ですね。


今回、一番手こずっているのがこの部分。この部分の曲線が上手く出ません。
もう5回ぐらい修正しております。

ようやく、ほぼすべてあった時点で、お昼となりました。今日はいつも日曜日にランチをする隣のデッキ工事屋の社長さんがいないので、弁当でも買ってくることにいたします。




昼からは、さらに細かい部分のデータを詰めていくため、木の皮を使ってカットしていきます。
伸縮がないので、データに妥協ができません。


これで15回目のカットです。
手でカットしていたら、5個ぐらいでギブアップしているところでしょう。レーザー加工機というものは、データを放り込めばその通りにカットしてくれるので、ありがたいものです。

このデータを送って、刃型を作ってもらうことにいたします。
現在午後2時40分。本日はこの辺で終わりにいたします。