2014年2月11日火曜日

刃型の整理

スタッフが退職するため、その準備です。
当店は刃型が多いのですが、その刃型がどこにあるかということは、すべてスタッフが知っているのですが、私には大まかにしかよくわからないのです。これは非常に困りものですので、根本的に何とかしてやろうということで、誰でもわかるように整理することにいたします。

 ちなみに私が考えたわけではなく、スタッフが考えて実行していることです。頼りになるスタッフがいると、経営者はボーッとしていればいいという良い見本です。彼女たちが退職したあとは、本当にどうなってしまうのでしょうか?実に心配ですね。


こういう引き出しがたくさんついた書類整理棚に目一杯入っております。


各引き出しの中に、こんな感じで刃型が入っております。刃型にはそれ用のカメラの名前は書いてあるのですが、正直わかりにくいですので、カメラごとに仕切りを作って整理していきます。


引き出しのサイズに合った箱が市販されていればそれを使えば楽ですが、そういうものが見つかりませんので、自分で作ってやることにいたします。

1つの引き出しに4つ収納できるサイズの箱を設計いたします。
箱は各コーナーで入れ子にしておかないと強度が出ませんので、上の画像のような感じの完成図を描きます。3次元でやれば割と簡単です。


3次元設計した箱を展開して、カット線を作ります。


2.5mm厚のMDFをレーザーカットします。


ボンドを塗るであります。


組み立てるであります。


接着が終わるまでばらけないようにガイドにはめます。


入れ子になっているのがおわかりいただけると思います。


これは横2分割。3分割とか、縦2分割とかもついでに作っておきます。


接着し終わって、箱になった状態です。


ここに刃型を入れるであります。


一つの引き出しにこの箱が4つ入るわけですね。
これをじゃんじゃん作って、刃型を一気に整理してしまいます。

とにかく大量にこの仕切り箱が必要ですので、板材を買い足しに行きました。
割と近くに建デポというプロ向けの会員制ホームセンターがあるのですが、ここで板材をカットお願いしたら、自分でやってくれって言われて驚きました。



丸鋸使って自分でカットせよ、というのではなく、パネルソーです。
パネルソー使い放題とは恐れ入りました。




平行して、チーフスタッフが、カメラ貼り革の採寸を教えていきます。私は人のものを教えるのがとても下手ですが、彼女はなかなかうまいのです。


二次元CADぐらい使えますので特に難しい仕事ではありませんが、なかなか「慣れ」というのがモノを言います。