2014年10月5日日曜日

久々になってしまいました

最近、なんだかんだで忙しいというか、やることが色々多いので、ブログもすっかり更新をサボってしまいました。

まあとにかく現状当店は人手不足で困っているのですが、なかなか人を増やすと言うことも簡単ではないのです。うちの場合、どちらかというと革職人よりもPCに詳しい人間が必要なのです。PCに詳しいって言っても、エクセルやワードはどっちでも良いんです。写真をスパッと撮ってPhotoshopでもGIMPでもいいからパパッと画像処理が出来たりとか、まあなかなかそういう人は少ないと言うか、そういう人はうちでは働かないだろうな。

とにかくCTRL+Cがコピーとかそういう基本的なことを最初から教えなければいけないとか、日常的なアプリケーションソフトを使うのにいちいち毎度毎度メニューからコマンドを手繰りに行ってマウスの動きばかり忙しい人とか見ると、もうなんという要領の悪い人だろうか
、キーボードショートカットというものを知らないのだろうか?とか何とかイライラしてくるので、もう面倒だから人を増やすのはヤメだってなるわけです。

さてと、最近ずっとからくり人形を作っていたのですが、顔や手の部分を自分で描くとなると、三次元モデリングが自分は大概下手くそだということをヒシヒシと感じで、こうはもう何とかしないといけないということで、ずっとモデリングの練習、少しだけ上手くなりました。



ライノセロス、通称ライノという3次元モデリングソフトの肝はどうやらシングルサーフェイスにあるらしいということで、私もずっとそれを練習。シングルサーフェイスってつまりは一枚のサーフェイス(紙を想像してください)をグリグリ曲げたり引っ張ったりして形状を作っていく、まあそういうもんです。すべてそれでやれるわけでもないんだけど、それが出来るとオルガニックな形状のものが簡単に素早くモデリングができると、そういうわけです。ついでにシングルサーフェイスだと、うちみたいに革の厚み分のクリアランスを取って成形型を作るのも非常に楽なんです。


せっかくモデリングしたから絞り型でも切削するか、と。



絞り型を作ったら、これもついでだから刃型でも曲げるか、と。

いちいち刃型を作るのも面倒なことだと思われるかも知れませんが、10個以上カットするなら、コスト的に考えて手で切るよりも刃型を作った方が断然安いんです。人間が動けば労働コストというものが発生するのです。
このビデオが倍速編集ぐらいですから、10分ぐらいで曲げて、その他諸々20分かかったとしましょう。私の時給が例えば1000円だとしたら、労働コストは330円ぐらいか。刃材料を諸々勘案するといくらになるとかハッキリ言いませんけど、400mmぐらいの刃の値段など大したものではありません。
そして一回刃型を作ってしまえば、下のビデオのようにカットは30秒かかっていないです。一回当たりのカットの労働コストは20円ぐらいかな。たくさん切るなら更に1回当たりのコストは安くなります。

 

そんなわけで作った刃型でスパッとカットしてしまいます。




というわけで、真珠貝らしきものが出来てしまったわけです。また近いうちにサイトに並べておきます。


上の2つの動画を撮るためというわけではないのですが、ウェアラブルカメラというのが安かったので買ってみました。




こういうモノを買ったら、どこで撮るかというと、やっぱりこういうところだよね?
わざわざナガシマスパーランドにいってジャンボバイキングに乗って活用してきたわけですよ。
ジェットコースターとかはカメラを持ち込ませてもらえませんので、あしからず。

しかし見てくれ、平日の遊園地のこの暇さ加減。行楽地に行くなら平日に限りますね。