2015年7月12日日曜日

日曜日はDIY ダブルベッドの自作

現状、ベッドというものを使っておらず、床にマットを引いただけの状態で寝床としておりますが、配偶者が低血圧で朝起きるときに寝ている位置が低すぎて立ち上がると、頭がクラクラするというので、ベッドを何とかすることにします。

とりあえずWebで探してみると、なかなかいいのがあります。これがいいかな


清潔感があって、涼しげでいいです。
ベッド下に衣裳ケースを収納できるというのもいいです。
ダブルベッドでどれぐらいのお値段になるかというと、


¥51,223(税込)ちーん...
決して高いと言ってるわけではないです。ダブルベッドのお値段ってこういう感じの木材だったらこんなぐらいじゃないでしょうか。


ニトリで見たけど、値段は似たようなものです。

そういえば、
       |
   \  __  /
   _ (m) _ピコーン
      |ミ|
   /  .`´  \
     ∧_∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    (・∀・∩<  何かあそこにあるぞ!
    (つ  丿 \_________
    ⊂_ ノ
      (_)


うちの隣に、処分に困っているパレットがいっぱいあるのを思い出しました。灯台下暗しとはよく言ったものだ。廃棄される前に、これを使わせてもらおう。
「ちょっともらって良いですか?」と聞いたら、今後は何も言わずに好きなだけ持って行って欲しい、と言われました。まあそういうものです。

それは廃棄物だろう、、、と言いたいですか?確かにこのまま使うのはダメでしょうけど、多少加工すれば使えそうですよ。できるだけチープに人生を楽しむのが、私のライフスタイルなのです。

またまた何だか貧乏くさいことを始めたな、まあそんなところかな(笑)。


雨ざらしになっているので、そのままだと使えませんから、板を剥がしてきます。


数日乾燥させて、表面をサンディングマシンで削って綺麗にします。
これなら、あの放置されていた荷積みパレットの木材には見えません、、、見えるかな 笑

よし、では設計。

三次元モデリングというのは、覚えてしまえば非常に楽なのです。というのは、立体物をモデリングするのに二次元CADだけでやると、平面図を頭のなかでいちいち三次元の立体形状に変換してやらないといけないのですが、三次元モデラーならソフトウェアが立体形状を画面に表示してくれますので一目瞭然です。二次元で立体物を設計するほうが、逆にすごいというか、そんな面倒な事をよくやるなという気分です。慣れの問題なんでしょうけど。

骨組みは、安い2x4材を使います。


三次元図面から寸法を拾って、ホームセンターで2x4材をカットしてもらいます。


2x4材は4000円ぐらい買いました。ずいぶんと値上がりしたな、という印象です。2x4x6フィートって、198円ぐらいで売っていたような気がしたのですが...。なので合計2500円ぐらいかと思いましたが、4000円ですよ4000円。他に探しに行く気力もないので、まあこれでいいや。


骨組みを置いて、スノコを作っていきます。
今日は誰も手伝ってくれる人はいません。私一人の作業です。


ネジで固定しながらスノコらしきものを作ります。


適当にやってるので、最後の方は枚数を合わせるため隙間が小さくなったりしていますけど、売り物じゃないからこれでいいです。設計通りには行かないものだというか、そのあたりがやっぱり素人という感じです。


足をつけて、ベッド下に収納をします。45cmの高さにしてありますので、市販のものより5cm~10cmほど高めだと思います。


クロゼットが開けられるか一応確認しておきます。この時点でクロゼットが開けられないということになったら、どうしようか?すべてなかったことにしようか?という話ではあります。


構造を見ればお分かりでしょうけど、このままだとガタつきますので、L型金具で補強します。

4つで736円。


だいぶ見た目で心強い雰囲気になります。実際にガタつかなくなります。少々ベッドの上で暴れても平気ですけど、若者じゃないですからそれほど深刻に心配しなくてもいいです。



スノコの骨組み部分で使っている筋交いは割と細めのもので、強度が持つのか心配ではありましたが(ダブルサイズですので、1400mm程)、すべての交差部分にネジを打ち込んだら充分強度を保っています。強度計算をしたわけではないので、数値の説明とか言われても困りますよ。しなるようでしたら真ん中に一本支柱を入れてやろうかと思いましたが、そんな心配まったく必要なしという感じで、堂々としたものです。


素人仕事そのものながら、なかなか立派なものが出来上がりました。しかも材料費は5000円弱。5万円払うつもりだったのが、何と5000円ですんでしまったというところで、もう軽く一発ぐらい失神してしまいそうです。つまり大満足なDIYベッドになったのでした。
次回は使いやすいベッドの下の収納を考えることにします。

こんなの移動できませんので、引っ越しの時は壊して廃棄処分になります。値段は安いから良いよね。



たぶん、誰もこんなの作ってみようとか思う人はいないと思いますけど、自作するときの参考になるかも知れませんのでファイル置いておきます。DXFはここを右クリックしてファイルを保存、Rhinoの3dmでしたらここを右クリックしてファイルを保存。
これを元にだれか格好いいMurphy Bedとか作ってみて欲しいです。


肝はこの枠の部分だけです。ここさえ形が決まれば、あとは足はお好みの長さです。
枠の縦の長い部分の2x4材は、6フィートのものをカットせずにそのまま使います(一応寸法は確認してな)。カット寸法も2mm、3mmの事をゴチャゴチャ言ってもホームセンターのパネルソーではそこまで精度が出ないと思いますので、そのあたりは適当に数字を丸めてカット指示を出すのな、っていちいち言われなくてもわかるよね。


L型で足を補強するなら、50cm長までの足ぐらいでしたら、これで充分持ちます。


足をつけるときは、こんな感じでコーススレッドで固定してね。コーススレッドも150mmぐらいが理想ですけど、そんなのなかなか売ってないですよね。L型で補強するなら120mmでも可って感じです。


スノコは薄い板を買ってきて、割り算すれば並べる幅は決まります。
私は90mm幅薄板で、30mmの隙間で設定して12枚でした。