2016年12月4日日曜日

自作ハンド タッピングマシン

最近、ハンドクリッカー2212のサンプルを作っているので、ネジ切りをする機会が多いです。

タッピング(ネジ切り)というものをやったことがある方はよく知っていらっしゃると思いますが、素人が手でまっすぐにネジを切ると言うことは非常に難しいです。仕方がないので外に振ってやってもらっていたのですが、この外に振ってやってもらう費用というのも、かさんでくると馬鹿にならなくなって来ます。費用はまあ良しとしてもだ、わざわざ持っていって、出来上がったらまた取りに行くという時間の方がかなり勿体ないです。

ハンドタッピングマシンというのを探してみたのですが、これがなかなか高いのです。大した機構でもないのにこの値段かよ、と思いますが、何と言いましょうか、それほど需要があるものではないので、それなりの価格がしてしまうのは、市場の原理として仕方がありません。

そこでだ、また自分で作ってやれと言うことで、安い部品を探してきて、作ったのでした。

ドリルガイドという2000円ぐらいの、ドリルを固定してまっすぐに穴を開ける補助をするものを1台。
ドリルチャック、1個 1250円。
ドリルチャックアダプタ 1個 750円
φ12mm鉄パイプ 200mm 300円 1個
φ10mm鉄丸棒 200mm 400円
セットカラー 1個 100円
3Dプリンタで作った内径φ12mm外径φ43mm 40mm高のドーナツ型パーツ



ジャーン!ちょっちょっと溶接して出来上がりました。



ハンドルが200mmもあるので、かなり軽くネジ切りが出来ます。



厳密にきちんと垂直が出ているかというと、まあそうでもないでしょうけど、ウチの使い方でしたらこれぐらいまっすぐならまったく問題なし、という感じです。

これで素人でも、軽い力でまっすぐに気分良くネジ切りができるようになったのでした。目出度し、目出度し。