Alexandar Brier Pipes というギリシャのタバコパイプを販売するサイトで、Briar Bowlというものが販売されているのを知りました(リンク)。何かと言うと、予めビリヤード型の外観に削られていて、火皿の部分が削られているものです。要するに半完成品のパイプです。
染料を塗って、マウスピースをつければ出来上がりという感じのものです。こいつはいい、ということで5個買ってみました。5個買えば1個8ユーロぐらいで、
Total Products 30,85 €
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Total (Tax excl.) 38,85 €
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送料含めて5本で5000円ぐらい。高いか安いかは買う人の判断でしょうけど、私はかなりお値打ちだと思いました。
ただこれ写真を見ると煙道があらかじめ開けてあるように見えますが、実は空いていないのです。3mm~3.5mmのドリルで煙道を開けてやらないといけないのが難点です。
ハンドドリルとかではなかなか火皿の底の真ん中を狙って穴あけをするのは結構難しいと思いますので、適当なものでもボール盤が必要です。
ステムの径は約φ15mmと割と太いので、9mmほどの割と太めのマウスピースが使えます。
でもボール盤さえあれば、バフ掛けを含めて15分で完成まで持ち込めます。
私は染色しませんでした。カルナバワックスを塗りバフ掛けをしただけで結構深い色合いになりました。
1本は100円の安物マウスピース、1本は3Dプリントしたマウスピースをくっつけて、火皿の内部にカーボンを塗りつけて完成だ。1本あたり20分かかっていないと思う。そして1本あたりコスト1100円ぐらい。なんという素晴らしいパフォーマンス。
火皿のトップ部分の角が落としてあるので、なかなかいい仕事をしている感があります。
味はどうかって?これがまたなかなか旨いんだよ。1万円ぐらいで買ったものよりも旨いです。外側にゴテゴテとウレタンを塗っていないから旨いのだと思います。
ごくノーマルな形状であるビリヤード型ですが、飽きのこない形状とも言えます。
かなり満足。
3つ目はキュアリングを施してみます。
キュアリングはダンヒルのオイルキュアリングが有名ですけど、あれは素人がやるようなものではないです。キュアリングの目的を、ブライヤー(木)の内部に残っている樹液とかアクとかエグみを取り除くというものだと仮定するなら、もっと簡単な方法が(○○に数日ドブ漬けしておく)あります。これは何度かやってますけど、実際なかなかいける。素人がオイルキュアリングをしても油臭くなるだけで、あまりいいことはないです。