2020年1月31日金曜日

名鉄名物「どけよホーン」

愛知県の住人には非常に馴染みが深いものに名鉄があります。正式には名古屋鉄道というらしいですが、そんな名前で呼ぶ人はいません。「めいてつ」です。

私は鉄オタではないですが、もう誰もが知っている名鉄名物はそのミュージックホーン。俗名「どけよホーン」です。



子供時代を名鉄沿線で過ごした人は、まず間違いなく知っているこの歌詞。バリエーションは色々ありますが、だいたいこんな感じ。

「どーけーよー、ひーくーぞー、こーろーすーぞー
おーまーえーをー、ひーくーぞー、ファーン(警笛)」

随分と荒っぽい歌詞ですが、私が創作したものではありません。



スーツ交通さんが上のビデオの11:07あたりで「20年30年前もから」解説されていますが、そんなどころではない、今50歳の私が5歳の頃にもう歌われていたので45年前にはもうあったわけです。

その頃、名鉄鳴海駅近くに住んでいたので、学校帰りには黄色い帽子かぶってランドセルを背負ったガキ(学童)が線路脇に整列してミュージックホーンに合わせて「どーけーよー」の大合唱をしながら手をふっていた、そういう懐かしい思い出があります。これを鳴らしていたのはパノラマカーだけだったと思います。最近はあまりこの「どけよホーン」をあまり鳴らさないようです。私が子供の頃は鳴海駅あたりでも普通に鳴っていた記憶があります。

ついでにその頃は名鉄鳴海駅近くには通称「イイダ」と呼ばれる今で言えばホームレスがいらして、その「イイダ」さんがたまに子供を追いかけるという伝説があり、怖がられていました(全国のイイダさんすみません)。



どけよホーンのメロディは、中京競馬場で開催される名鉄杯のファンファーレにもなっているそうです。なかなかかっこいいですね。

今でもこのどけよホーンのメロディを聞くと、何かスイッチが入る、そんな気分です。

関係ないんですけど、「どけ」は中国語で「走開」とか「躲開」と言いますが、「躲開」は「duo kai」という発音で「どけ」とよく似ています。喧嘩腰で怒鳴り気味に「どけ!」と言えば多分通じます。