2022年1月27日木曜日

刃型屋が廃業で大慌て(刃型屋廃業顛末記 その1)

コロナの影響が所々に出ていまして、一週間前に突然、いつもウチのカメラ革用の刃型を作っていただいていた製作所が刃型(抜き型)製作の廃業を決めました。刃型以外の業務は続けるということですが、刃型を作ってもらえないとウチとしては困ったことになります。

カメラ革用の刃型というのは、サイズがキチッと決まってしまっているので、なかなか精度が必要で、そのあたりの刃型屋に頼んでもなかなかうまく行かないのです。

今日、こちらの方から菓子折り持って挨拶に行ってきたのですが、もうかれこれ20年近くの付き合いになるのではないでしょうか。社長のほか従業員さんは3人ほどの小さな会社でしたが、従業員を雇用しているというのは業績が悪いときのプレッシャーというのは並大抵のことではないということはわかります。入ってくるのは少なくても、出ていく方は大して変わらないので、ジリジリと日に日に資金が目減りしていくのが、なかなか普通の人間にはそれに耐えられるものではないです。

私も作ってもらいたい刃型はあるのですが、他の取引先も廃業する前にたくさん持ち込んでくるので新規注文はとても受け付けられる状態ではなさそうなので、頼んでおいたものだけ引き取ってきました。


コロナウィルスという、こればかりはなんとも出来ないことなのですが、収束まであと2年続くという話もあります。果たして経済は耐えられるものなのでしょうか。