2011年3月31日木曜日

FinePix X100

皆様から大変ご要望が多いFinePix X100ですが、やっと手に入りました。
実はいつ発売なのか知らなくて、初回分がこれまた一気に売れてしまったようで、かなり待たされました。

そしてやっと今日入手。


早速梱包を開いてみましょう。
ワクワクとかドキドキする瞬間だと思うかもしれませんが、発売されるデジカメでアクセサリーが作れそうなものは片っ端から自費で買っている自分といたしましては、これっぽっちの期待も感動もありません。

もう大概新機種を次から次へと出すのはちょっぴり勘弁して欲しいぐらいの気持ちがあるかもしれません、、、というのはウソです。

どんどんモデルチェンジして新機種を出してください。じゃないとウチがアクセサリーを出せません。



フィルムカメラ世代の私としては、ホッとするデザインです。モノクロの現像も焼き付けもほんの10年前までやっておりました。今でもデジカメなどクソ食らえと思っています、、、、というのもウソです。



付属のラグカバーは、これだけは正直申しましてショボいです。


ウチのラグカバーの方が本革で立派です。まあどうでも良いことですけどね。


最初のショットです。工房内を撮ってみました。


2枚目のショットです。
2枚撮っただけで、あとは1枚も撮らないというデジカメがウチにはゴロゴロしております。
FinePix X100は時間があったらちょっと使ってみようかな。

描写はとても良いですよ。デジとは思えないなめらかさがこの2枚でも感じられました。偽色もあまり感じられません。

貼り革はしばらく辞めておきましょう。まずはケースから手をつけてみたいと思います。

もう時効だと思うから、言わせてもらいたいんですけど、フジフィルムさんには個人的にヒトコト言いたいことがあるんです。

もう3年以上前になると思うんですけど、フジフィルムさんから電話がかかってきて、4008とか4040というビニックスレザーをサンプル的に購入したいという話があったんです。フジフィルムがビニックスの製造元を知らないはずないと思って、その点を聞いてみたんですけど、大きな組織なので自社内のどこに訊いたら知っている人が居るのかわからない、ということで、また試作機の状態だからレザーもたくさん要らないということでウチで購入したいという話でした。

私も大きな会社と小さな取引をするのは非常に面倒なことなので、製造元を紹介したわけです。

で1か月ぐらい後、4008を製造元に注文したら
「とある筋が4008を全部買っていったので、4008はありません。再生産も1か月ぐらいかかります。」

ガーン。フジフィルムの奴ら、全部買い占めやがった、、、緑の箱の野郎どもがチクショー、、、。

あのなぁ、全部買っていくこと無いじゃないか。紹介してくれたAki-Asahiさんにも少し残しておいてあげてください、ぐらい気遣いってものはないのか、と思うんですけどね。

まあ、昔そういうこともあったという思い出でした。念のため申しますが、別にこの件でフジフィルムさんを恨んでいるとかそういう話ではありません。


さて気が向いたのでまた撮りました。

10年ぐらい前のデジカメはこんなに綺麗に暗部が出なかったんですよ。暗部はノイズがザラザラで、とても見るに堪えるものではありませんでした。技術は日々進化している、立派なものです。

そして昔のデジカメは、リアルな現実の雰囲気というのがあまり出なかったんです。画像自体がどこか嘘くさい、そんな感じがしたのですが、今時のデジはこういう


「50~60代ぐらいでそろそろ家のローンが終わるか終わったかという人たちが多い、昭和っぽい雰囲気が漂う町並み」

とか


「マンションの大家がケチで、外装の補修に金をかけないので、相場並みの家賃では入居者がなく、家賃を低く設定しているので、どちらかと言えば高いレベルではない人が入居している雰囲気」

というものをよく画像で表現していると思います。

2011年3月28日月曜日

腕ミシンネタの続き

土曜日に何とかモーター交換をして、無理矢理スリム化した腕ミシンですが、本日事務所スペースに押し込めました。


実に「押し込めた」という雰囲気がプンプンしていますね。作業効率を考えたらもう少し革漉き機との間を広めに取っておくべきなのですが、それが出来ればとっくにやっているんです。

新しいミシンを買ったら針入れを作りましょう。実に簡単に作れます。


針入れに針を入れて、ミシンのボディに貼り付けておけば、ミシン針のとっかえひっかえが多い人だと、かなり便利です。1本ずついれておけば、今何番の針がミシンに付いているのかも一目瞭然。



数字は針の番手、○は丸針、◇は菱針。もうこれ以上ねぇってぐらい一目瞭然です。
たまに機械油を革に注しておけば針が錆びません。

17番がないのはどうしてか?と思われた方、なかなか鋭いですね。
17番の針というのは、どういう理由か知りませんが、そのものが存在しておりません。

2011年3月26日土曜日

ミシンモーターの交換とテーブルサイズのスリム化

先週の日曜日に大阪から運んできてもらった腕ミシンですが、昨日新しいサーボモーターが届いたので、本日交換となりました。例によってウチで暇している年金生活者(親父)にやってもらうことにいたします。


ウチの工房はすでに手狭になってきているという感じが良くおわかりいただけると思います。


まず古いクラッチモーターを外すことから始めます。


ものすごく年季が入っております。
このクラッチモーターですが、今時のサーボモーター(コンピューター制御モーター)から工業ミシンを踏み始めた私のような若輩者だと、まったく仕事が出来ません。昔の職人さんは、このクラッチモーターできちんと仕事をしていたのですから、実に立派なものだと思います。クラッチモーターで細かい仕事をするのは至難の業です。だから私は10万円追加で払ってもサーボモーターを買ってきます。

クラッチモーターできちんと仕事が出来るのでしたら、実に安上がりです。 10000円ぐらいで新品が買えるはずです。買わなくてもこのミシンには実際ついていますし。



テーブルサイズも長すぎて、作業場に入りませんので、思い切って無理矢理半分ぐらいにしてしまうことにします。とりあえず使い勝手とか、この際そういうことはどうでも良いです。空調が効いた事務所スペースに押し込める大きさにすることが、目下最大の目的なのです。

というわけで上の画像のように、テーブルを真っ二つにしてしまいます。後先考えずにとりあえず真っ二つ、実に男らしい行為ですね。


違うアングルから見てもテーブルはやはり真っ二つです。
このテーブルの残骸は、これまた男らしく、折を見て焼却処分にすることにいたします。


クラッチモーターを外して、サーボモーターを取り付けます。
ネオジム磁石を使っているからなのでしょうか、サーボモーター自体は小さいんです。しかもパワーは500ワット。元々ついていたクラッチモーターが200ワットですから倍以上のパワーです。

家庭用のミシンが50ワットぐらいなのでしょうか。職業用ミシンでも100ワットぐらいでしょう。
このサーボモーターは500ワット、次元の違う世界です。工業用ミシンというのは、実に圧倒的なパワーなのです。生地が厚いとか固いとか・糸が太いからとかでミシンが進まなくなるということがまずありません。しかもこのミシンは上下送りですから、生地を上下から挟み込んで掴んで強引に送っていきます。まさに戦車のように縫い進んでいきます。

パワーが大きいと何が良いかというと、つまらない理由で仕事が止まりませんから、余計な精神的ストレスがかからないことです。実際、たまに家庭用ミシンを踏んでみたりすると、あまりのパワーのなさにイライラしてしまいます。
強力なパワーを四六時中かけますので、ボディがこれまた堅牢です。何と言ってもミシン本体はクソ重い鋳物のボディです。プラスチックの部品などほとんど見当たりません。3000rpmで一日中回し続けてストラップを縫い続けてもビクともしません。

どうです?なんかとても工業用ミシンが欲しくなったでしょ?(笑 )
もう何と言ってもプロが使う機械というものには、夢とロマンそして血と汗と涙が詰まっているのですから。

ただ工業用ミシンというのは、普通真っ直ぐ縫うだけの機能しかついておりません(一本針直線本縫いの場合)。家庭用はジグザグに縫えたり、ボタンホール周りを縫ったり、実に色々な機能がついていて立派なものだと思います。


モーター自体は小さいのですが、モーターの下にコントローラーというもの(つまりコンピューター部分)を装着しないといけません。これが結構な大きさなのです。糸切りとか返し縫いとか色々な機能がついておりますが、私が使うのは針位置検出とスピードコントロールのみです。


モーターを交換したらベルトも長さが合わないので、新しいものを購入してきました。
 そこら辺に普通に売っているVベルトです。このVベルトですが長さの表示がインチなので結構不便です。今回のベルトは51インチ。ホームセンターで1200円ぐらいで買ってきました。


素人が慣れない仕事をしているので、親父も丸一日かかっていました。


「やっつけ仕事」という雰囲気満点ですが、スリムにはなったと思います。
テーブルの脚あたりが無理矢理と言うよりも、まったくもって自分勝手という主張をしている気がします。

最後にフットペダルを離したときに針が下死点で止まるようにシンクロナイザーを調整します。実際は下死点よりもちょい過ぎあたりの、糸が釜の剣先にかかった時点だとか何だとか聞いたことがありますが、まあ糸飛び無く縫製してくれれば何でも良いです。

10万円のサーボモーターを追加で投資して、丸一日がかりで苦労して取り替えたのは、実を言うと
「針位置検出機能」:フットペダルを離したときに必ず針が下死点で止まる事と、
「スピードコントロール」:縫製速度の調整、
たったこの2点だけの事なのです。驚くべき事ですね。
逆に言えば工業用ミシンの世界では、この2つのことをやるためだけに10万円の追加投資が必要なわけです。

そうは言っても10万円ぐらいの追加投資で、1000万円利益が出れば、別にそれぐらい痛くもかゆくもないという話でもあります。まあ1000万円の利益が出ればの話ですが。


腕ミシンが入りましたので、せっかくですから袋物でも作ってみようか。

2011年3月21日月曜日

また設備投資:腕ミシン購入


友達の友達ぐらいの知り合いが鞄屋さん(工房)を廃業して、欲しいミシンはあるか?という話が来て、腕ミシンが余っているなら引き取ります、ということで、昨日私の友達が大阪からミシンを運んできてくれました。

腕ミシン(シリンダーベッド・ミシン)を持っていなかったのか?と驚かれるかもしれませんが、ウチは袋物を作らないので、平台ミシン(フラットベッド・ミシン)だけで困ることは無かったのです。


ヤクモという今は無きメーカー(JUKIに吸収されたみたいです)。30年ぐらい前に製造されたものなのでしょうか、よくわかりませんが、かなり年季が入っております。


この時代の日本製品は、何と言いましょうか、やたら丈夫です。丈夫すぎて買い替え需要が起こらず、しかも故障もしないのでメンテ費用も取れず、メーカーが潰れてしまうという、そういう時代でした。メーカーがクソ真面目にものつくりをやりすぎていたわけです。

しかも電気仕掛けのミシンではありませんので、またこれが丈夫なんです。


電気仕掛けではないミシンと言いましたけど、ミシンはモーターで動かします。じゃあ電気仕掛けだろ?と思われるかもしれませんが、違います。モーターとミシン本体は動力伝達をするプーリーで繋がっているだけです。ミシン本体は完全なる機械仕掛けです。

これまた年季が入ったクラッチモーターがついておりますが、サーボモーター(コンピューター制御のモーター)を積んだミシンを普段使っている人間は、もうクラッチモーターを積んだミシンでは仕事が出来ません。一針一針進めていくような細かい仕事はまず無理です。

それだけモーターが進化したと言えますし、それだけ職人がナマクラになったとも言えます。
サーボモーターは機能も立派ですが値段も立派で、10万円の出費は見積もっておかないといけません。たかがミシンに積むモーターが、中古ミシン本体と同じ代金ぐらいというのが、何とも納得しにくい話です。

とは言っても、サーボモーターで10万円の出費をしたとしても、商品を一発当てれば数千万円になるんですから10万円ぐらい誤差の範囲とも言えます。あくまで商品を一発当てればの話ですが。


定規がついております。
縫う物の端をこの定規にあわせてミシンを踏んでいくと、縫い目がピシッと揃う、そういう役割のものです。


定規が必要ないときはすぐに跳ね上げられるようになっております。



ご丁寧なことに、2つも定規がついております。


定規を逃がした状態です。どうして2つも定規をつけていたのでしょうか。おそらく縫う素材や目的によって使い分けるのでしょう。なんだかんだで知らないことばかりです。


しかも替え定規が2本も入っております。先が広いものと狭いもの。
昔の職人さんは色々な小道具を持っているものですね。


倍釜です。普通釜はあまり下糸が巻けませんので、ボビン交換が少なくてすむ倍釜は有り難いです。


送りと押さえも違う形をしたものが数種類入っております。こんなものすべて同じ形状だと思っておりました。


針やらボビンやら、ボビンケース。

前のオーナーの職人さんはドイツ製のシュメッツの針を愛用していたようですね。恐らくシュメッツの針に合わせて調整してあるのだと思います。私は日本製のオルガン針を愛用しております。

案外知られていないのですが、同じDP17という針規格でも、驚くべき事にシュメッツとオルガンでは長さが1mmぐらい違うんです(シュメッツが短い)。オルガン針に合わせて調整してあるミシンにシュメッツ針をつけると、糸飛びが増えたりすることがあります。逆だと針が釜に干渉して針が折れたり曲がったりすることがあるかもしれません。これは由々しき問題だと思うのですが、誰も文句は言わないようです。

ここで私は言いたいです。「シュメッツもオルガンも同じ規格の針ならきちんと長さを揃えろ」

針とボビンは安いんですが、倍釜のボビンケースが高くて1個3000円ぐらいするんです。
ボビンケースは、下糸の番手によってテンションを変えたものを数個用意しておくものですから、一度に数個買おうと思うと結構痛い出費です。
今回2つ中古と2つ新品のボビンケースが入っておりました。ラッキーです。

ちなみに、ボビンケースのテンション・スプリング(下糸のテンションを調節する平バネ)がヘタってもボビンケースは捨ててはなりません。テンション・スプリング(平バネ)は1個200円ぐらいで入手可能です。ボビンケースで壊れるところはこの平バネぐらいです。

まあそんなわけで、何はともあれサーボモーターの手配です。

2011年3月15日火曜日

深い悲しみ

震災で被害に遭われたすべての方々へ、心からお見舞い申し上げます。

私は津波の映像を見て、実際凍り付いて放心してしまいました。こんな恐ろしい事が世の中に起こったのかと驚愕いたしました。

私にとって地震は決して他人事ではありません。30年も前から東海大地震がそのうちに必ず起こると言われ続け(そういう地殻構造になっているそうです)、伊豆・阪神・新潟そして今回の東北の震災、どういうわけかずっと東海圏は震災を免れてきました。

明日かもしれません、10年後かもしれません、それとも100年後かもしれませんが、いつこの地に大震災が発生するかわかりません。そう考えるとまた精神状態が悪くなってしまいそうです。日本列島に暮らす限り震災は他人事ではありません。

今、日本が大変なことになっていますが、何とか乗り越えられますよう、心から願ってやみません。

2011年3月10日木曜日

アナログなメモ

カメラの世界は、この10年でほぼ完全にデジに切り替わってしまったという感がありますが、書く方はどうなんでしょう?実は私もこの15年ぐらい自分で字を書いたという覚えがあまりありません。それが良いことなのか悪いことなのか、そういう問題ではないと思いますが、私はどうもメモというのはデジモノよりも、メモ帳と筆記具というほうが手早いような気もします。


ボールペンは良くないんです。パッと書けない。そんなわけないはずなのですが、筆圧がある程度高くないとボールペンは上手く書けない。ゴチャゴチャ言ってますけど、要するにボールペンが好きじゃないんです。
ボールペンでも良いものを使えばサラッと字が書けるかもしれませんが、ボールペンに高い金を出すのものなあ、ということで安物の万年筆。
ペリカーノとペリカーノJr。2100円と1575円というプライスです。


安物と言われればそれまでですけど、メモを取るぐらいでしたら、サラッと気分良く書けます。


メモで一番多いのは、買い物リスト。買い物が済んでしまえば、クシャッとして捨ててしまえば良いんです。良くある5mm方眼のメモ用紙が非常に使いやすいです。ロディアだと12番ぐらいの大きさでしょうか。ただ私の場合、ロディアは罫線が濃すぎて使いにくいので100円ショップのロディアもどきのメモ帳を愛用しております。薄いグレーの罫線でこれがまた使いやすいんです。

万年筆でサラッと書くと、自分の汚い字もボールペンで書いたものよりも腹が立たないのが不思議ですね。

メモというのは物事を忘れておくためにある、ということをどこかで読んで「なるほど」と思ったことがあります。例えば上の買い物リストですが、仕事中に思いついたものをメモしておいて、一旦メモをしたらそれはもう忘れてしまえば良いんです。いちいち覚えておかないといけない、という億劫さが無くなるので、とても便利なのです。まあメモを取ったことぐらいは覚えておかないといけませんけどね。

仕事でも「とりあえず後回しにしておきたい」という事柄はすべてメモしておいて、自分のデスク前の壁に貼っておければ、これも一旦は忘れておけるので、非常に便利です。それをやったら壁から剥がしてクシャッとして捨てれば良い。
几帳面な人なら壁から剥がして捨てる代わりに、スクラップブックにでも貼り付けておけば、ほぼ日記とか日誌代わりになると思います。

アナログもまた良し、そんな感じです。

2011年3月5日土曜日

焼き肉で昼食

たまには焼き肉でもやろうかということで、去年のクリスマス以来3ヵ月ぶりぐらいでしょうか、焼き肉をやることにいたしました。


まずは火起こし。今回は炭も買ってきてあります。


今回の食材は、生ホルモン、豚のバラ薄切り、豚ロース、牛味付けカルビ、牛ブロック、ピーマン、タマネギ、キャベツ、椎茸。食材費合計は2500円ほどです。


小さな七輪を囲んで、細々と工房で焼き肉で昼食。
どれも美味しかったですけど、野菜が何とも美味しかったです。

火起こしから片付けまで2時間ぐらいかかりますが、たまにはゆっくり昼食も悪くないです。


昼からはガッツリ仕事がございます。
よくこれだけの量を縫製してケースを作るものだと、我ながらちょっと感心します。ちょっと気が遠くなるぐらいの量ではあります。

2011年3月3日木曜日

次の予定

今年になって、当店のペースとしては割と忙しく新製品(LX5用、GF2用、E-PL2用の革やケース)を作って参りましたが、次の予定としましては、やはりXZ-1かな、と思っております。

お客様からいただくリクエストといたしましては、シグマのDP2sのケースが割と多いかな、という感じですが、これもやってみたいとは思うのですが、ゴニョゴニョ~という感じです。

ストラップもクッション材入り肩パットのものとかリクエストが非常に多いです。私もやりたいと思っていながら、もう数年手が着いておりません。それだけ仕事に追われてきました。今年は頑張りたいと思います。

何かアイデアを商品にするとなると、「構想-設計-試作-製品化」という一連の流れというか行程があるのですが、大きな会社はそれぞれに担当をする人員がいて、チームでやっていくのだと思いますが、当店は一応会社組織ですが実質は個人商店ですので、私がそれをすべて一人でやるわけです。というより、やらざるを得ないのです。だから小さな会社の経営者というのは、どの人を見ても(上手い下手は別にして)案外何でもできます。決して器用なわけではなく、外に仕事を振るほどの余裕がないから仕方なく自分で覚える、そんな感じです。

もちろん人間ですから、どうしても出来ない・覚えられない・無理だ、ということも当然あります。そういうことはどうするのですか?という疑問があるかと思いますが、そういう場合は仕方ないので「諦める」という選択を取ることになります。現実ってのは厳しいですね。