2012年4月28日土曜日

朝から通関



昨日の夕方、またセントレア空港にウチの荷物が到着した、本日朝から通関をしに行ってきました。

ゴールデンウィークの初日ですので、旅客ターミナルの方はたいそうな賑わいなのでしょう。カーゴエリアの方はシーンとしております。車一台走っておりません。


空港の税関ビル。ここが賑わっているのを見たことがありません。本日もヒマそうです。
しかも24時間年中無休営業です。ご苦労様な事です。


今回もKIOSK(通関申請用PC端末)で通関処理をしますので、処理は非常に早いです。
端末の画面をキャプチャしてきました。


キャセイ航空のカーゴは、スカイポートサービスという倉庫に入ります。今回ここが荷受け場所。、


ここも眠たそうな雰囲気が漂っています。要するにヒマです。


今回、革漉き機5台ですが、またまた軽自動車に無理矢理積み込みます。
40kgが5台なので、200kgほど。デブを3人乗せるよりも軽いです。


このスズキアルトですが3年前に新車で購入しました。お値段は何とコミコミ83万円、一括払い。
名古屋-大阪往復はもう毎度の事で、走行距離数は5万キロ超えました。もう大活躍です。

また車体が小さい割には、案外たくさん荷物が載るのです。また燃費は市街地走行でリッター15km。高速走行20km。

軽自動車はみっともないとか何を言われようが、こんな便利で経費のかからない車は一度乗ったらやめられませんよ。将来的に資産が1億円を超えたら、まあしょうがないから普通乗用車に乗ろうかと思います。

そんなこんなで、最近ちょくちょく輸入代行をして小遣い稼ぎをしております。
「DHLとかの国際宅配便でやればもっと楽なんじゃね?」というご意見もあるかと思いますが、それは料金が高いんですよ。私の取り分が無くなってしまうから却下です。

こうやって、空港止めで荷物を運ぶと案外輸送量が安いのを実感します。これぐらいの量でしたら、海運で運ぶよりも安いです。おそらく同じ荷物が10個になると、海運の方が多少安いかもというぐらいです。海運はコンテナ丸ごととか大量でないと、手数料負けして全然安くないです。

2012年4月24日火曜日

GRD IV貼り革採寸の続き

昨日に引き続きまして、GRD IV貼り革採寸の続きを行って参ります。
本日はGRのロゴ部分の切り抜きデータの作成です。
とりあえずGRDIIIのGRロゴ部分のデータを引っ張ってきて、おそらくこのあたりという位置に合わせてカットしてみます。


位置はまだ合っておりませんが、データはそのまま使い回しができそうな感じですね。
1mmほど上に切り抜き位置をずらしてレーザーカットしてみます。


ちょっと上にずらしすぎたようです。
下に0.2mmずらして、右に0.2mmずらしてデータを作って、再度カットしてみます。


ほぼ良い感じですね。あとほんの少しデータをいじったら完成だと思います。


これぐらいデータを詰めてあればもう良いでしょう。


ついでに裏のボタン周りも採寸してみることにします。


こちらのデータもOKのようで、今日も一段落です。



製品用の黒い革#8308でカットして貼り付けてみました。


何か、今ひとつ微妙な感じがするのは私だけでしょうか?
ブラックボディに貼り付ければ格好いいでしょうけど、ホワイトボディだとちょっとバランスが悪い気がします。

グリップの下端に合わせて、貼り革の下端をカットしてしまうという手もあるかと思います。如何なものでしょうか?まあ試してみましょう。


裏は、まあこんなもんです。これはまあ良いんじゃないでしょうか。




そしてフロント部分の貼り革の下端を3mmほど詰めてカットしてみました。
断然バランスが良いような気がします。こっちの形状を採用で良いでしょうか?

2012年4月23日月曜日

OM-D E-M5貼り革の採寸

大口注文の方がほぼ目処が付いて、あとはスタッフに任せておけばいいので、私の方は早く手をつけないと雑誌の記事に間に合わないOM-D E-M5貼り革の採寸に手をつけます。


OM-Dの革はプラスチック成形品ですので、剥がして平たく伸ばすと言うことができません。


立体形状のままスキャンしてあとはレーザーでカットしながらデータを合わせていくと言う方法でやって行きます。


とりあえずザッとCADでトレースして、レーザーでカットいたします。



まず1回目のカット。画用紙でカットしてみます。
驚いたことに結構合っています。



ウッドの素材を使ってカメラボディに合わせていきます。
ウッドは伸縮が全くないので、厳しくデータを詰めていくことができます。



OM-Dが一段落して、刃型を発注した後は、GRD IVの採寸にかかります。


この後、さらに「GR」のロゴも切り抜きします。GRD IIIと同じでしたら楽なのですが、ちょっとでも違っていたらCADで線を引き直しで、大変な手間がかかります。

2012年4月21日土曜日

もうあと一歩

今月の初め頃から休みなしでずっとこなしている大きな注文も、だいたい目処が付いてきました。


写真はほんの一部ですが、仕上げの段階です。

OM-Dのケースや貼り革はどうなった?というご質問をちょくちょくいただくのですが、この注文が終わらないと手をつけられないです。もうすぐ手をつけられると思いますので、なにとぞよろしくお願いいたします。

2012年4月16日月曜日

セントレア空港で通関+荷物の引き取り

今年の初めに発注をかけたブツが、何をチンタラやっていたのだか、4月も半ばを過ぎてやっと日本に到着。空輸なので中部国際空港まで私が通関をかねて取りに行きます。


工房のすぐ近くにあるインターチェンジから名二環に乗ります。


一路空港まで、たったの30分。以前は1時間ぐらいかかったんですよ。仕事場の目の前に高速のインターチェンジがあるととても便利です。


中部空港ですが、未だ一度も旅客ターミナルには行ったことがありません。貨物ターミナルばっかりです。


今回は全日空の倉庫に荷物がおりました。


税関で通関をします。ここにはキオスク(通関申告用PC端末)があるから手続きが非常に早いです。写真がそのキオスク、、、まあ珍しくも何ともないただのPCです。


空港の税関はヒマな割には無駄に広く、非常に静かです。


ほんの20分ほどで通関終了。代行してもらえば2万円、自分でやればタダ。


100kgぐらいの荷物を軽自動車に無理矢理積み込みます。


このスズキアルトも新車で買ってから3年以上経ちますが、もう大活躍です。


中身は内緒。武器とか弾薬とか、そんな類です。というか中身は当方関知せず。後は顧客にこのまま引き渡すだけです。

当店は細々とした輸入代行業者としても動いておりますよ、という一端のご紹介でした。

2012年4月13日金曜日

縫製は続くよいつまでも

昨日は外回り日でしたが、工房で縫製をしておりました。
本日も縫製を続けております。延々とやっております。


気晴らしにOM-Dで動画撮ってみました。


明日も縫製。明後日頃から、手縫いの縫製になると思います。



2012年4月14日

もう縫製ネタは飽きたと思いますが、せっかく撮ったのでのっけておきます。


E-P3スナップケースの縫製動画もついでに撮りましたので、またしつこく載せておきます。



明日、日曜日ですが、また出勤となりそうな感じです。
というか、もう4月も半分なんだ、、、。

2012年4月10日火曜日

また激闘、そして新兵器

さて、毎度ありがたい事ですが、また大変な量のケースをご注文いただいております。


 もうドサッと言う感じです。これだけの量になると、荒裁ち→芯材貼り合わせ→本カットをするだけでも一日仕事でした。手作りとかハンドメイドということは最初から放棄しておいて良かったと思います。手でチマチマとカットしていたら一週間でもカットしきれないでしょう。というか1日でもうギブアップ間違いないです。

ハンドメイドを売りにしていた工房も、売れてくるとクリッカーを導入して刃型でカットし始めるのは、こなせる量が桁違いになりますので、生産力ということを考えたら至極当然のことなのです。まぁ、逆に言ってしまうと、いつまでもハンドメイドを売りにしているところは、結局ハンドメイドでこなせる量しか売れていないわけです。


正直数えるのも気が引ける量です。2週間ぐらいで全部やらなくてはならないんです。まさに激闘という感じなのです。


今回、また工程を数分でも短くするために新しい道具を手に入れてきました。
本当の名称は「辺折機」とでもいうのでしょうか、通称「ガチャンコ」です。


縁返しをしたいところを合わせて、レバーを持って回転させます。


こんな感じでピシッと折り目が付きます。
もちろん縁返し部分にあらかじめ接着剤を塗っておけば、折り曲げと同時に接着もできてしまいます。これで工程が4分ぐらい短縮出来るのではないでしょうか。

どんなにわずかでも工程を短縮出来るのなら、迷わず道具を導入します。しかもこの場合は、手で折り曲げるよりも綺麗に折ることができるのですから「品質を上げながら手を抜く」という魔法のような事ができてしまうわけです。

「便利な道具は導入したもの勝ち」。ただ一言、これに尽きますね。

どこでこんな便利なものを手に入れたのか?と思われた方、まあ読者さんは薄々わかっているとは思いますが、例によってここです。


そしてまた例によって、池田さんが使い方の動画をYoutubeにのせていましたので、ご紹介です。

2012年4月8日日曜日

レーザー加工機 2台体制復活

3年か4年前ぐらいに買った1台目のレーザー加工機をオーバーホールに出したのですが、修理代と新品交換を比べると20万円ぐらいしか変わらないので、レーザー発振機は劣化していなかったので、それだけ再利用して、その他の部分は新品に交換いたしました。


左側は去年購入した新品。実質3台目のレーザー加工機となりました。
去年のものと比べて、わずかに形状が変わっているのがわかります。

毎年一回、100万円~200万円の設備投資をしようというのが目標で、この4年ぐらい実現できております。結局2年連続でレーザー加工機に投資となりましたが、何と言ってもこれがウチでは相当な役に立つわけです。

これが無くてはウチの仕事が成り立たない重要な機械というわけで、革工房も時代の先端を行くところはレーザー加工機ぐらい設備しているのであります。



さてなぜ日曜日の朝からブログ更新しているの?と思われた方、そうなんです、先週に引き続き今日も日曜出勤しているんです。


とりあえずレーザー加工機を回しながら、私はストラップの縫製。


またまた今回も結構強烈なオーダー量です。
私は残業・休日出勤を美徳とか全然思っておりませんが、日曜日もやらないと納期に間に合いませんので、仕方がありません。

世間はのんびりと花見をしている頃でしょうか。羨ましいです。

2012年4月7日土曜日

刃型の処分


何年もあれやこれや刃型を使って革製品を作っていると、だんだんと刃型がたまってきます。
刃型というのはいわゆる道具ですし、普通に革をカットしている分には刃型が壊れることはまずありません。刃型屋さんに頼んだものはお金がかかっていますし、自分で曲げたものは思い入れがありますから、なかなか捨てられないものです。

しかし、作らなくなった製品の刃型をいつまでも持ってても邪魔なので、思い切って処分いたします。

今回、以前作っていたフィルムカメラのスナップケースの刃型をほとんど処分することにいたしました。いままでよく働いてくれました。ありがとう。

2012年4月5日木曜日

またしてもチベット密教法具

今日は、浜松の「写真機商コウジヤ」さんに昨日作ったストラップを納品して、ついでにレーザー加工機を受け取りに行きました。ちなみにウチはこれでレーザー加工機3台目ですよ。

そうやって一通り仕事をした後、名古屋に帰ってきて、花見がてら同じ区内にある徳林時というお寺の花祭りに行きました。


上の画像が徳林時なんですけど、瓦屋根の本堂以外は何となくヒマラヤ風ですよね?私はこういう旗を日本のお寺では見たことがない気がします。


そこではヒマラヤ風の雰囲気を裏切ることなく、本堂の裏ではネパール人がナンを焼いてカレーを売っています。私の創作話ではなく、本当のことです。

カレーの横では、ヒマラヤ風の小物が売っていて、シンギングボウルやら曼荼羅とかが並んでいるのです。
 

そこで見つけましたのが、このガンター(金剛鈴)。チベット密教法具です。


金剛鈴というぐらいですから、鈴なのですが、前回入手したシンギングボウルと同じく、スティックで鈴の周りを擦ると倍音が出るのです。



これは動画を撮りましたので、ご覧ください。
このガンターが醸し出す倍音が脳の中でモワーンという感じに響き、一気にトランス状態突入です。だから映像の中で瞑目してしまっているのです。

ああ、何と素晴らしい。シンギングボウルとガンターという2つのチベット密教法具が縁あって私の手に入りました。

瞑想用に30分ほど録音しました。もし瞑想で使ってみたいというかたは、mp3形式でサーバーにあげてありますので、ダウンロードしてご自由にお使いください。80メガバイトぐらいです。

シンギングボウル

ガンター

詳しい瞑想の方法については、またそのうちに書くことにいたしますが、とりあえず半跏趺坐して瞑目し、MP3プレーヤーなどで心地よい程度の音量で聞きながら、ゆっくり腹式呼吸で鼻呼吸(4秒吸って、8秒吐くぐらい)。意識を眉間に集中すると、それなりの瞑想になると思います。
ガンターの方は、前頭葉のあたりにかなり「気」(一種のパワーというのでしょうか)が集まると思いますので、それに意識を合わせて集中すれば、トランス状態に入りやすいと思います。