2016年8月31日水曜日

ぷっくりスターが描けた(Rhinoceros Single Surface Modelingネタ)

ライノ(Rhinoceros 3D)を使わないを使わない方には、何の事やら?という話ですが、
ライノの達人であるライノマンさんが出しているお題で、ぷっくりスターというのがあります。

http://rhinoman.exblog.jp/25179707/

シングルサーフェスで描くんです。すごい難しいです(やり方さえわかれば5分のモデリング)。そりゃあポリサーフェスで描けば簡単ですけど、シングルで描くというのがミソなのです。当然ですが、答は書いてありません。
このお題が出た時点では描けた人はいなかったようですけど、もう今は結構いらっしゃると思います。私がWebサーチしたら3件ぐらい描けているのを見つけました。

相当時間がかかりましたが、本日、ふと描けました。



アイソカーブが同じだから、たぶん、これで間違ってない。






角は10カ所のみ。





先端はとんがってます。



裏板サーフェス張って体積も出ました。

一度描いたら、何をどうやったか忘れてしまって、数回やり直したらやっと出来ました。また忘れると思いますので、キャプチャビデオを撮っておきましたよ 笑

答が書いてないって、意地悪だなぁ、なんて思いましたけど、しかーし!答が書いてないというのが、実は重要なのです。様々なコマンドを散々弄り倒して、やっとここまで到達する、この過程が何よりも貴重な経験です。この星が描けたところで、この星自体は何か役に立つものでもないですし、すんなり答を教えてもらったら、「ふーん、なるほど」で終わってしまうわけで、そんなの恐らく身につきません。描けるようになるまでの試行錯誤こそがこのお題の目的だと言うことに、描けた時点で理解出来ました。
試行錯誤中は、普段使った事がないようなコマンドをあれこれ散々弄りますので、その使わないようなコマンドに対して理解が実に深まります。SmoothとかUVN移動、Fix、Rebuild Surface UV, Change surface degreeなど、正直、今まで使った事なんてありませんでしたが、これを描く試行錯誤の過程で、シングルサーフェスモデリングで使いそうなこれらのコマンドを散々弄りました(この星を描くのに必要でないコマンドが多いけど)。
そんなわけで、描き方よりもお題の趣旨がよくわかりましたので、あっしに描き方を聞かれても答えられません、というかさ、本当に本当にこれで描き方が合っているのかわからないですしね。


Rhino6 WIPではどうなんだろう、と思ってやってみたんですよ。
〇〇コマンドがRhino 5とは変わっていて(進化している?)、一工程減りました。

いやぁ、本当にありがとうございました。お題を出された達人ライノマンさんに深く感謝いたします。
私も少しはRhinoでシングルサーフェスモデリングの腕が少し上がった、、、かな?



2016年9月3日追記



もしかしてもっと効率が良い方法があるんじゃないか?と思って色々やってみたら、球体から作る方法あるようですね。こっちの方が速いかも。





2016年9月5日追記

更にこの形状を深めたいと思います。



表裏共にぷっくりした星。



しかし角が尖ってません、うーん。



これなら角尖ってるか?



今回は大丈夫。



マージなしでまるっきりシングルサーフェス。



裏も貼ってあります。マージなし。体積も出ました。

続きはこちら

2016年8月30日火曜日

Contax G2用裏蓋モルトの採寸



Contax G2がどこかに転がっていたはずなんだがなぁ?と思いながら、あちこち探してみたら実家に転がっていました。

Hologon 15mm F8はさすがに持っていませんでしたけど、
Biogon 28mm
Planar 35mm
Planar45mm
Sonnar 90mm

というレンズ群を一応揃えて、実際にバリバリ使っていた(これ重要)というね、もう10年以上前の話です。プラナーは巷の評価は非常に高かったですけど、
「これどう見ても写りが硬いよね?」
「とてもよく写る(だけの)カラー用レンズだよね?」
とか、適当な事を言って悦に入っていた、そういう「絵に描いたような痛々しい馬鹿者そのもの」とういのが私の若い頃でした。

それでもバリバリ使ったと言うからには、フィルムを1000本以上このカメラに通したことは間違いないです。もちろんただ撮れば良いというものではないですけど、力尽くでもがむしゃらに何かをやってみるというのも人生において重要な事なのかも知れません。それで写真が上手くなったか、というと微妙ですけどね。まぁ、それは才能とかセンスという要因も大きいような気がします。

デジカメが普及していない時代、15年以上前ぐらいでしょうか、その頃は写真を撮るという趣味は、まだまだ割と金がかかるものだったのです。だから写真をやっているなんて年齢的に中年以上が多く、若い奴がこれぐらいのカメラを持っていると、おもむろに近づいてきて「このものを知らない若造に色々教えてやろう」という、まあお節介なというか、うっかりそんなオッサンの話なんか聞いてやると最後には機材自慢になって、もう耳をふさぎたくなるような聞くに堪えない話を延々と聞かされたものでした。そんなのがウジャウジャいた、これは紛れもない事実です。

今、そんなオッサンいるんだろうか?居るところには居るのかも知れないですけど、すっかり聞かないですね。現在の私の回りにはいません(つきあいが狭いですから)。そう考えると、良い時代になったものだ。というか、若造だったこっちがすっかりオッサンになってしまいましたけどね。でも、若者を捕まえてカメラの話を延々とすることもなく(だって興味ないし)、酒飲みながら部下に延々と説教を垂れるオッサンにもならず(だってもう酒飲まないし、周りに若者いないし)、毒にも薬にもならない中年になったのでした、、、って、なんか身も蓋もないな。

こんな感じで、Contax G2は長い間、自分と時間を共にした思い出深いカメラなのです。その割には、すっかりどこかに放置していて、やっと探してきたというね、私の人間性がよくわかるエピソードです。



さてと、G1のデータが合うかな、というところから始めます。



多少使える部分がありますが、基本的に違うね。
今日はG2のモルトを採寸していくことにいたします。



最近、立て続けにスマートフォンが壊れてしまいました。スマートフォンも2年経つとタイマーでもついているんじゃないかと言うぐらい見事に壊れます。
2年しか使えないものに高い金を出すのは馬鹿らしいし、こだわりもないし、かといってないという生活も不便なんだよね、ということで、安いZenfon Goを買ってきました。2万円で2年なら、まあ何とか我慢が出来る範囲です。仕事場も自宅もWifiあって、ほとんどその二カ所しかいないので、MVMOで充分。電話なんかかかってくることはあっても、自分からほとんどかけません。音声通話料金はゼロ円なんてザラです。



スマートフォンも、あっという間に進化して、並スペックのものは価格は下がって、また2年もすればこの程度なら1万円切るかとかいう時代になり、そのうちに10年もすればコンビニの店頭でブリスターパックに入ってゴロゴロ吊されて展示され、980円とか電卓並みの値段になるに違いありません。
今時、電卓なんか必要だから買うだけで、わざわざ欲しいというものではありませんが、「電卓を持っている、スゲー」なんて時代が昔はあったんです。きっとスマホもそうなるんだろうな。普及しきってしまうと、ほとんど誰も興味を示さなくなるというね。時代は移り変わるけど、なんかやっていることは繰り返している気もしますね。

しかし、世の中には電卓愛に満ちた方もいらっしゃいます。

電卓マニア必読!胸熱な電卓をひたすら紹介する記事 〜電卓愛が止まらない〜

「電卓なんか」とか言ってスマンかった。



何だかんだ色々なことをついでにやりながら、夕方になってやっと採寸終わりました。



私のG2はボディ側にモルトは貼ってありませんでした。G1は貼ってありました。
よくわかりませんが、一応ボディ側のモルトも貼っておきました。



フタ側は元々貼ってありましたので、そのまま新しいモルトに貼り替え。

さてとこれで写真を撮って、販売したいと思います。

2016年8月26日金曜日

Contax G1用裏蓋モルトの採寸と販売



そういえば Contax G1, G2というカメラもウチに転がっていたので、これもそろそろどれもモルトがダメになっているでしょうから、作ってみるかということで、採寸。





ボディと裏蓋の両方にモルトが貼ってあるのですね。あとフィルムリマインダーののぞき窓部分、この部分からよく光が漏れるんです。私はこの窓を黒のビニールテープでふさいで使っていましたけどね。この部分は3mm厚の方が確実でしょう。



採寸終わりました。実際にモルトを貼った状態です。



裏蓋が溝に2mm、窓回りに3mmという3種類の厚みが必要なので、少々面倒になりました。






3種類の厚みでカットしております。



対応図。


貼りつけ方法は上のビデオをご覧ください。



この部分が多少難しいですが、テープ面に水をよく塗って、接着力を一時的に落とし、バネの下に滑らすように位置を決めてください。

販売ページはこちらhttp://aki-asahi.shop-pro.jp/?pid=106531324
900円税送料込み。

G2には合いません。G2がどこかにあったはずなので、また探してきて採寸をいたします。


2016年8月24日水曜日

Canon AE-1 用モルト貼り替えキット



AE-1用の裏蓋モルト(スポンジ)+ミラークッションの貼り替えキットです。



こんな感じでレーザーカットしたものです。



対応はこんな感じです。溝の形状に合わせてカットしてありますので、据わりがとても良いです。



ミラークッション用のスポンジも入っております。

1セットで3台分入っております。800円税送料込み。

販売ページ(http://aki-asahi.shop-pro.jp/?pid=106383476)。






何だか毎日ボコボコ朝顔が咲きます。



こんな小さなプランターに2株植えて、それでもここまでワサワサ。





まだまだ脇芽も次から次へと生えてきてます。
でも根っこから遠くなれば、葉っぱは小さいです。


2016年8月20日土曜日

Pentax ME / ME super 用モルト貼り替えキット 貼り革キット

色々作るんですけど、販売ページに載せるのが面倒で後回しになってしまっているものが多く、一体どれだけそういう未出品状態のものがあるのか、考えると頭が痛くなってきます。

今日はまずこれ。




Pentax ME / ME super 用モルト貼り替えキット
3台分入っております。800円税送料込み。

販売ページはこちら http://aki-asahi.shop-pro.jp/?pid=106223142

昼からは貼り革キットの方も編集して載せます。




Pentax ME Super用貼り革キット



販売ページはこちらです http://aki-asahi.shop-pro.jp/?pid=106230467
1600円税送料込み




Pentax ME用貼り革キット




販売ページはこちらです http://aki-asahi.shop-pro.jp/?pid=106230972
1600円税送料込み

ストロボシューカバーの試作

お客様からホットシューのカバーを黒檀で作って欲しいというリクエストがあり、簡単そうですのでやってみましょうか?ということで、まずモデリングをしてみます。



ノギスを当てて寸法を拾ってみると大体こんな感じでしょうか。



差し込む先の方の角を多少落とせば、大体こんな感じかな。
しかしこれじゃあ、形状として面白くも何ともない、と思いますので、トップ部分に丸みでもつけて見ましょうかねぇ。



1mmぐらい膨らませるとストロボシューカバーも丸みが感じられる暖かみのあるデザインになるかも知れませんが、正直作ってみないとわかりません。



線から面を貼っていきます。



見づらい画像ですが、線で骨組み作ります。



Curve Networkで、ヨッコラセと面を貼ると



こんな感じでね、スパッと面が張れてしまうという便利なもんです。



これぐらいのものを作るのぐらいなら大して問題にはなりませんが、ちょっと制御点が多いね。
そんなのどうでも良いと言われればそれまでですけど、制御点が無駄に多いのは気に入らないんだよ。



だいぶ制御点を減らしてやりました。



赤い元のブロックに膨らみ部分を乗せた状態です。



ちょっと格好良くなった?



角角を落としてやると更に良い感じに、、、なったような気がします。
しかしホットシューのカバーみたいな小さなものだと、どこまでこの丸みが実際に感じられるかは微妙なところです。

折を見て削ってみましょう。