2017年4月22日土曜日

なかなか不思議な親子関係

配偶者の仲の良い友達(インドネシア人に嫁いだ日本人女性)というのがバリにいて、その息子が去年から名古屋の大学に留学してきているのですが、この親子関係というのがなかなか不思議なものでして、何が不思議だというともう異様なぐらいベッタリしているんです。どれぐらいベッタリしているのかというと、母と子で手をつないで歩くぐらい日常、というぐらい。私などこの時点でゲロ吐きたくなるんですけど、まあ別にそれは良いですとしましょう。

昨晩、その息子がウチに遊びに来たのですけど、夜遅くなると母親がバリから「最終のバスと地下鉄が何時だから、神沢駅(ウチの最寄りの地下鉄駅)を何時に出ないと」とか何とか、延々とキンコンキンコンとウチの配偶者にメッセージが入ってきて、大騒ぎなんです。最終バスを逃したら最寄りの駅から歩けば良いだろう?10分ぐらいのことだぞ。電車に乗り遅れたらウチに泊まれば良いのではないだろうか?それでも帰りたければ、歩いて帰れば良い。2時間ぐらい歩けば帰れるだろう。良い運動になるぞ?20歳近くになるような男なんだから、そんなの放っておいてやれよと、私なんかは思うのです。
その息子に「いちいち小うるせえんだよ、ババアは少し黙ってろ」とメッセージ送って黙らせてやれ(笑)と、半分冗談でけしかけてやったら
その息子、顔面蒼白で「お母さんにそんなこと絶対に言えない!」と、本気で言ってました。ウチの配偶者も「〇〇さん、そんなこと息子に言われたら、泡吹いて倒れてしまう」と本気で心配しています。「おいおい、君たち、、、」言葉を失う、というのはこういうことだ。

親子関係というのは、まあ他人が立ち入るものではないし、文化の違いもあるし、お父さんお母さんを大切にしましょうというのは、決して間違っている事ではありませんが、普通日本でもこういうものだろうか?私だけ違うのだろうか?自分の方がちょっと心配になってきました。
バリ島にいる母親から、名古屋の交通機関にあれ乗れこれ乗れと遠隔操作されている二十歳ぐらいの若い男よりも、
「ゴチャゴチャうるせえんだよ、もう口を動かすなこのババア!テメーの心配でもしていやがれ、ゴラァ!」
ぐらいにポンポンと威勢の良い啖呵が切れる男児の方が断然頼もしく、「若者らしく元気があって大変よろしい」と私は思ったりするんですよ。
母親の方も言われっぱなしでなくて
「テメーみたいな役立たずの小僧が偉そうなことを言うんじゃねえ。一端に金を稼いでから物を言え。オメーみてえな消費専門は社会の穀潰しって言うんだよ、食うことだけは一人前のバカヤローが!」
と言い返せば良い、俺が許す。その方が人間関係に緊張感があって良いだろう?
なのでこの若者を見ていると「こんなベッタリとダラダラしていて、お前ちょっと大丈夫か?」と思ってしまうのですねぇ。男は食うか食われるかの世界を孤高に生きるオオカミになるぐらいの気概を持てよ。20近くになってまだ乳離れ出来ねえってのはなぁ。
私は自分の息子が(いませんけど)こうだったら、ちょっと、いやかなりイヤだなぁ、まあそんな感じです。

2017年4月18日火曜日

マリーナの仕事 2

先日作ったレジャーボートのフロントカーテンを納品して、次はあるのかな?と思っていたら、2件入りました。別のマリーナからも依頼をいただき、昨日(4月17日)、一気に2艇分の採寸をしてきました。



マリーナというのは、曇っている天気がまったく似合わないということを実感したのでした。



1艇目。フロントのカーテンだけではなく、サイド、リアの4面のご依頼をいただきました。

先日納品したフロントカーテンは「サイズはピッタリですよ」気に入っていただけたようで、しかも「随分とお値打ちでした」という、あまり聞かない言葉もいただいたのでした。カーテン1枚縫うくらいでこれ以上請求したら罰が当たるだろうと思って恐る恐る請求書を送ったのですが、一般的にはもっと高い物のようです。



この前と同じですがフロントウィンドーの採寸です。
前回はカーテンの取り付けはメカニックさんがやってくださったのですが、こちらのマリーナはもう取り付けまで業者がやるのが当たり前ぐらいの雰囲気です。「ちょっとそんなのやったことがないのですが?」というのは通らなさそうです。私のような素人が壁にボコボコとネジ穴を開けるのも大変気が引けるので、マグネットで何とかしようかな?と考えています。



サイドのカーテンを採寸。船というのは微妙に左右対称ではないらしいので、一応両サイドの採寸をいたします。



リアのカーテンはレールをつけるしかなさそうです。

要するに、今回4面ですよ。取り付け費用もいただけるとなると、結構な、、、。この仕事がゴロゴロ入ってくるようなら、ウチの主業務の軸足移す事を本気で考えても良いなぁ、、、笑





昼からは別のマリーナに行って、2艇目の採寸をします。



この艇、何か新しいよね、、、新艇か?
こちらも4面のカーテン製作。このマリーナはメカニックさんがついているのですが、「取り付けまでやってくれるのなら、それでお願い」ぐらいの感じです。これも私のような素人が変なところに穴開けたりしたら、新艇にミソがつきそうでイヤですねぇ。この船はマリーナの所有しているものなので、そんなに気を遣わなくても良いぐらいの事をいっていただきましたけど、やっぱり新艇ですから気を遣いますよ。



備忘のために写真を取ってくるのですけど、RX100IVだと画角が狭いね。パノラマモードで無理矢理撮ってますけど、もうちょっと画角が広いカメラを持っていかないといけませんなぁ。

とりあえず今回8枚のカーテンを作ります。
色々な仕事が出来るようになると、食いっぱぐれがないです。カメラ業界は10年後にどうなっているのかわかったものじゃないので、全然別業界ですが、こういう仕事はなかなか良いのではないかなと思うのでした。



マグネットでカーテンを留めるとなると、船体の壁に鉄板を貼れば良いとか言われましたけど、それはちょっとかっこ悪いので、何か多少見栄えの良いものを作ってやることにします。



裏側にマグネットを入れて、とりあえず3mmのビスが打てる、こんな感じの物体でしょうか。これを3Dプリンターで作ってみます。





まあ、こんなものが3Dプリントですぐに出来上がるわけです。



裏にネオジムマグネットを仕込みます。これを船の方の壁に固定して



カーテン側にマグネットを仕込めば、まあきっと上手く行くのではないかと思います。


2017年4月1日土曜日

マリーナの仕事

ウチの隣にあるダスキンさんが、マリーナの仕事を請け負っていて、それをやらないか?というお誘いがあり、ちょっと手をつけてみることにしました。
以前も書いたことがあると思いますが、カメラ市場は完全な縮小傾向で、10年後は今よりもずっと侘しいものになっているという私の予想です。この予想が実際に10年後にどうなっているかどうか、そんな未来のことは誰もわかりませんが、実際問題として、そういうふうに考えて今後の人生計画を立てる方が間違いがないです。「いつまでもあると思うな親と金」ではなく、「いつまでもあると思うな仕事と金」というのが厳しい世の中を生き抜く金言で、なくなってから慌てたって遅いんです。大概、世の中の食えてない人を見るとそんな感じで、「あの時は随分と儲かって景気が良かった」なんて話を聞かされます。あの時ってのが大概バブルの頃なんですけどね。「なぜ余裕のあるうちに次の手を考えなかったのか?」と聞くと、あの景気がずっと続くと思っていた、ぐらいの答が一様に返ってきます。これまた相当にお目出度いというか、諸行無常という万物の真理をまったく理解していない、だからあなたはダメなのだと、まあそういうことですよ。

行く川のながれは絶えずして、しかももとの水にあらず。

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。

そういうことは中学校で習ったはずだぞ?英語でも同じで、Things Change だ。



マリーナの仕事と言っても、いきなり難しい事は出来ませんので、まず簡単なことからやらせていただくわけで、とりあえずカーテンを作ってくれよ、ということで、そういうことからはじめます。



マリーナというところにまったく縁がなかった私ですが、船ってこんなにたくさんあるのだと感心したのでした。これぐらいのサイズだと、1艇が新品で3~4000万ぐらいするんじゃないかな。そんなのが八百屋の野菜みたいにゴロゴロとそこら中に転がっています。



さらに驚いた事に、マリーナというものが愛知県内だけでも結構存在しているということです。Google Mapでザッと見ただけで、こんなにもあるのか!?



私もまったく知りませんけど、フロントガラスの内側にカーテンをつけたいもののようです。どうしてフロントガラスの内側にカーテンをつけたいのか?なんて、そんなこと俺が知るわけないし、どうでも良いです。やれと言われたら「イエッサー!(Yes Sir)」。「飛べ!」と言われたら「どれぐらいの高さですか?」(When I say JUMP!, You ask How High?)と答える、要するに金を支払っていただけるんですから余計なこと考えず、つべこべ言わずにやります。それが仕事ってものだろう?



フロントガラスのデータが用意されているわけではないので、あまりスマートな方法ではないけどこんな感じで実寸を測ります。
これぐらいのカーテンを作るぐらいなら大した仕事ではないです。

そのうちに徐々にレベルアップして、オーニング(船体を覆うテント地のカバー)をやって欲しいのだそうです。
というのは、マリーナのこういう仕事は業者が圧倒的に少ないらしいのです。仕事はたくさんあるけど、業者は少ない。実に狙い目の業種です。
ただ、業者が少ないのにはちゃんとそれなりの理由があって、マリーナの専業では食って行きにくいのです。何と言ってもシーズンものだから、夏は集中するけど冬は仕事がないとか、まあそういうことです。そこのマリーナに出入りしている業者さんも、ほとんど副業でマリーナの仕事をやっている、そういうもんだそうです。ウチは夏が割と暇だからちょうど良いんですけどね。

ダスキンさんが言うには、俺(ダスキンの親父さん)はもう70歳だからいくらも続けられないんで、カーテンとオーニングだけではなく、船内のシート(椅子とかソファみたいなもの)の作り替えも、出来そうならそのうち頼む、って話ですけど、オイオイいきなり話が大きくなっているな(笑)。

まあ何にしろ、船を持つなんて大変な金がかかることをされている富裕層相手の商売ですので、ギャラはなかなか悪くないという話です。まあ色々な世界があるものだと、50歳手前になって知らないことも多いものだと実感するのでした。

2017年3月16日木曜日

シャッターリボン 再入荷

シャッターリボンは特注しているというネタを以前投稿いたしましたが(リンク http://aki-asahi.blogspot.jp/2017/02/blog-post_13.html)、やっと出来上がってきました。



材料を手配して、それを黒に染めて糸を作って編んでいくという工程のようで、5000メーターを狙って材料を手配するというなかなか難しい事をされているようです。なので5000メーターを頼んだら5000メーターがキッチリ出来てくるというわけではなく、それより短い場合もあるし、超過することもあります。少ない場合でも、前払いした金額は戻ってこないので、1000メーターぐらい超過はかまいませんし、超過した分は追加で払います、とそういう契約で作ってもらっております。今回は500メーター超過ですので、5500メーターのシャッターリボンが出来上がりました。



これで約1000メーター。なかなかの量ですよ。一体何台の横走りフォーカルプレンシャッターを修理出来るのでしょうか。ライカのシャッターリボンと同じ織りで作ってあります。

再販いたしました。販売ページはこちらです。
http://aki-asahi.shop-pro.jp/?pid=76111781







2017年3月15日水曜日

Konica Hexar RF用モルトスポンジの採寸

大変なご注文ラッシュが続きましたが、やっと今日は一段落をしましたので、ずっと借りっぱなしになっているHexar RFの遮光スポンジの採寸を行って参ります。



懐かしいカメラですね。発売された当時、ライカレンズが使えるカメラとして大変な評判だったです。現在でも結構な人気があると言うことです。



遮光スポンジの形状は、直線と円弧ですべて描けてしまうもので、特に難しいことはありません。



ザッと10分でデータ描きましたので、これをカットして、現物に合わせてデータを修正していきます。



現物に合わせてみます。



ちょっと合ってない部分を直します。


この部分からよく光漏れを起こします。なかなか厚いモルトスポンジが一般的に手に入らないので、うちのような業者が重宝されると、そういうことです。



まあ、ここまでピッタリなら良いでしょう。
この部分も、直線状のモルトを曲げて貼りつけるよりも、こういうZ字型の形状にカットして貼りつけた方が、何と言っても気分が良く、満足感が高いです。



モルトスポンジの採寸が一段落したところで、貼り革の採寸もやっていきます。
ご多分に漏れず、最近のカメラに良くあるラバーグリップですので、べたついて困っていらっしゃる方も多いことでしょう。



ラバータイプの良いところは、両面テープで貼りつけてあるだけなので、難なく綺麗に剥がせるところです。



ただラバータイプは成形が自由ですので、こういう立体になっていたりして頭を抱えたくなる、事も多いです。

以前なら諦めてしまうところですが、今は3Dプリンターというものがあります。この部分にちょうど埋まるようなものを作ってその上から革を貼ってやる、そういう方向で進めていきます。



見づらい画像ですが、相手側は三角柱みたいな立体です。
恐らくラバーグリップが動いてしまわないように、止めの役割でこういう形状にしてあるのだと思います。





2017年3月10日金曜日

一年で一番忙しい時期

昔から商売は2、8が悪い、要するに2月8月の売り上げが悪いと言われます。私が20年以上前にスナックでバイトをしたときも、確かに2月8月はピタッと暇でした。恐らく2月の消費が冷えるのは、正月でお金を使ってしまったから2月は財布の紐を締めるとか、2月は寒い時期なので外出しないとか、8月はレジャーで使ってしまうので、他に金が回らないとか、そんな感じなのだと思います。

当店の場合は、それとはちょっと違って、2月3月は一年で一番忙しい時期となります。手間のかかる仕事は「すみません、すみません」と断っているような状態です。これはなぜなのだろう?と思いますが、恐らく寒い時期に外で金を使わないので、家で通販でもポチるか、という理由なのではないのかな?という気がします。確証はありません。私がそう思っているだけです。

そして、ゴールデンウィークあたりから暇になって、8月なんかまるっきり暇、それが続いて11月頃から盛り返してくるという、そんな感じです。

やっぱり通販というのは、お客様が家の中に長時間いる時期が流行る、そういうものではないのかな、という気がします。

忙しいのはなかなか辛いですが、暇よりも100倍マシですけどね。

2017年2月24日金曜日

私も詐欺に引っかかる可能性がある

世の中、色々とオレオレ詐欺やら様々なトリックを使った詐欺が横行しておりますが、これだけ騒がれているのに、なぜ未だに引っかかるおめでたい奴がいるのか?と不思議に思ったことはありませんでしょうか?

私の同級生が刑事をやっておりますが、その刑事が
「お前らでも普通に引っかかるぞ?」と、一度注意してきました。とにかく詐欺をやる方の技巧は日々切磋琢磨して進化しておりますので、誰でも普通に騙される可能性があるのだそうです。

「俺だけはそんなものに引っかかるほどのアホではない」とか妙な自信を持っちゃっているのが一番危ないです。

実は今日、友達からこんなLineメッセージが来ました。









おいおい、80000円って、何かの間違いではないか?
しかも金を寸借したいみたいなことを言っている割には随分と態度がでかいねぇ。おかしいのではないか?と友達にTELしてみたら、「Lineアカウントを乗っ取られた!」、という事でした。
引っかける方が、8万円とか欲の深いこと言っていたので助かりましたけど、これが3000円とかそれぐらいでしたら、「ちょっと待ってろ!」とコンビニに走ってしまっていた可能性が大です。

要するに
8万円とかいきなり大きく出ずに、5000円以下ぐらいの少額
人にものを頼む時の態度で、寸借をお願いする
この2点をクリアしていたら、私もたぶん騙されていたということです。恐ろしいことですね。あなたも「私だけは大丈夫」とか思っていると、思わぬところで引っかかるかも知れませんよ。お互い気をつけましょう。

2017年2月20日月曜日

木のぬくもりって

たまにここにウチの小汚い、雑然とした工房の写真が載っかってますけど、とにかく素人が適当にやっつけ仕事で、しかも安上がりに作ったものなので、内装なんか石膏ボードを張って白いペンキで塗っただけという無機質そのものなのです。ここに6年もいるので慣れてしまっていますけど、やはり、これってあまり気分が良くないよな?どう見ても、これはあまり居心地がよろしくない。仕事は気分良くやりたいものです。

ということで、隣のデッキ工事屋で破棄されている木パレットをいただいてきて、その木材を流用して壁を張ってやろうと思い立ちました。仕事場は17畳のスペースですが、これをすべて張り付けようと思うと相当な時間と手間がかかりますが、ちょっとずつ進めていけば、1年もすれば内装すべて板張りに出来るだろう、という、またまた気の長い計画を進めていくことにしたのでした。



パレットの木材は表面がガタガタですので、ディスクグラインダーに#60の回転やすりをくっつけて表面を磨いてやります。100円ショップで売ってます。





化粧材みたいに綺麗にはなりませんけど、一皮むけたような感じで、それなりに美しい表面になります。



その上にクレオトップという防腐防虫剤を塗ってエアタッカーで壁に固定していく、という、これまたなかなか気の長い作業。内装なので、クレオトップは必要ないですけど、染料を買ってきて色をつけるよりも、これが一番安いのです。3,4日は臭いますが、クレオトップは発がん性物質を含んでいないので、臭いが消えるまで我慢します。

まず、自分のデスク周りから張ってやります。







ちょっと張ってみただけですが、この木のぬくもりって何だろう?ウイスキーが飲みたくなる気分です。どうしてウィスキーなのだろうか?と思ったら、友達が「それは、ウィスキーの樽がイメージされるからだ」と言われました。うん、納得。

問題は、反射光が白壁に比べてかなり減るので、暗くなるということです。すべての壁と天井を板張りにするのは相当な時間がかかる気がしますが、そのうちここも山小屋風というかロッジ風になる、そんな事を考えています。

私の作業を見ながら、隣のデッキ工事屋社長が

「杉の小幅板なんか、新品を買ってきても高くないよ?」

と言いました。調べてみると、5坪分(約9畳)で10000円とかそういう値段です。確かに高くないですが、何を言う?廃材のパレットを流用するというところに満足感があるのですよ。材木買ってきて張ったところでさほど面白いものでもないわけです。皆さんわかりますよね、この気持ち?

2017年2月13日月曜日

シャッターリボン



35mmの横走りフォーカルプレン シャッター用のリボンというのを当店で売っておりますが、最近気づいたらもうなくなってました。

このリボンですが、どこで仕入れられますか?とか質問がたまにありますが(というか普通教えないと思いますよ。まあそれは良しとして)、

「どこで仕入れられるのかなんて、こっちが聞きてえよ」

こういうのは手に入りません。では、どうやって入手してくるのか?というと、ぶっちゃけ教えてしまいますと特注しているのです。ライカのシャッター幕に付いているリボンを持っていって、「似たようなものを作ってくれ」とお願いするのです。

一回5000m作りますが、作る方としては「たったの5000メーターですか?」という感じで、あからさまに嫌な顔をされます。こういうリボンというのは大体10万mとかそういう単位らしく、リボンを織る機械を一瞬回しただけで終わってしまうような、ほとんどボランティアでやってやるぐらいのもののようです。私もそういう事を良く理解しておりますので、頭下げて下げて下げまくって、何とか5000メーターぐらいでお願いします、と無理を言って作ってもらっております。こっちが仕事を頼んでやってる、なんて態度をしたものなら、絶対に作ってもらうことは無理でしょう。「そこまでお願いされるならやっても良いよ?」ぐらいのショボい量なのです。

前回作ったのが5年程前ですから、一年間に1000mぐらいしか売れないわけです。2mで売ってますので、500セットでしょうか。まあ案外売れていると言えば、売れているのですよね。ただ10万メーターも作ったら絶対に一生使い切れない量になってしまうので、やっぱり5000mで作ってもらうしかないです。

3mm幅で作ってもらってますけど、4mmのを作ってくださいとかリクエストがありますが、作っても捌き切れんって。全部責任持って買ってくれるなら作りますけど、でもどう考えても5000mも要らないですよね。だいたい、よく考えたら5000mって5kmですよ、なかなか歩くのも大変な距離です。

そして、まともにオーダーする最低ロットの10万メーターとなると、何と100kmだ。10kmの間違いではないかと何度も確認したけど、10万メートルは100km。高速道路を法定速度で走っても、、、おいおい、1時間もかかるぞ?ほとんど気が遠くなってくる世界です。世界中に残っている横走りフォーカルプレンシャッターを修理する勢いでないと捌ききるのは不可能でしょう。

なかなか仕入れというのは難しいものだと、まあそういうものです。

2017年2月3日金曜日

オーダー再開いたしました。

レーザー加工機がメインと予備の両方が逝ってしまい、やむなくオーダーを休止しておりましたが、
先ほど再開いたしました。

次の機械を買うまでのつなぎとして、安いものを買ってきて改造を施し、何とかオーダー再開できました。



A4サイズしかないので、大きなものがカット出来ないです。
そして絶対に必要なのがバキューム ハニカムテーブルで、革なんかだとバキュームで強烈に吸引して平面性を持たせてカットしないと上手くカットが出来ません。バキュームも100w、200w程度ではクソの役にも立ちませんので、私は1馬力(750w)の強烈なやつで吸引します。

そして大概付いているレンズは焦点距離が長すぎるので、これも短い焦点距離のものに変えてやって、やっと使用に耐える状態になります。

そこから、更にデータ出し。
それでも3日ぐらい休止しただけで何とか再開出来たので、損失最小限ですんでホッとしました。それでもまたメインで使うレーザーを買ってこないといけません。

2017年2月2日木曜日

あこがれのシーリングファン

西洋の映画なんかで天井にくっついてタラタラ回っているシーリングファンというものがあります。西洋の映画の中だけではなく、日本でもたまに見ますけどね。
ウチの工房にも欲しいなと思っておりましたが、それほど天井が高くないので、無理があるのかな、と諦めておりました。だが調べてみますと30cmぐらいで納まるものもあり、値段を調べてみましたところ、安いものは安い。

大光電機照明器具 AS-563 シーリングファン セット品 リモコン付
AS-563
7,556円×1=7,556円

=========================================================================
商品の合計金額 : 7,556円
送料:756円
合計金額 :8,312円

1万円を超えたらかなり考えてしまいますけど、この値段ならつけてみようかと、購入いたしました。


早速配線をして取り付けました。作業時間約30分。


リモコンが付いてきます。

video

弱でこれぐらいの回転。


シーリングファンの良いところは、タラタラ回るというところで、強中弱の回転が選択出来ますが、強にしたところで扇風機のような風は期待出来ません。何と言っても1メーターぐらいの径があって、消費電力はたったの18W。これは扇風機ではないのでそれで良いのです。部屋の空気をノンビリかき混ぜて(循環させ)、一箇所に冷気とか暖気を溜めないようにして、冷暖房効果を上げてやろうというものです。また逆回転も出来ます。
チンタラ回るとは言っても、それでも正回転(↓方向の風の流れ)だと下に多少風が吹いて冬場は微妙に寒いので、今は逆回転(↑方向の風の流れ)で回してやります。

正直、どれほどの効果があるのか?ちょっとよくわかりませんけど、天井でタラタラとアンニュイな感じで回っているシーリングファンを見ていると、ちょっとだけ癒やされる気もします。気分はちょっとだけラッフルズ?笑

レーザーはどうなったのか?というと、とりあえずすぐに手に入るつなぎの安い機械を買ってきて、だいぶ改造と設定が終わりました。明日にはオーダー再開出来ると思います。

2017年1月31日火曜日

レーザー加工機が2台壊れてオーダー休止

昨日、何と予備機のレーザーも逝かれて、何とかつなぎの機械を手配しておりますが、まあこれが無いことには何ともならないので、一旦オーダーを休止しております。

たぶん一週間はかからないと思いますが、しばらくオーダーストップ状態となりますことをご了承いただければ幸いです。ご不便をおかけして申し訳ございません。

2017年1月27日金曜日

従業員の離職と今後の展望

何でこんなに忙しいのかと思ったら、年末に一人の従業員が離職したからでした(笑)

現状、当店は資金的に特に困っていることはなく(全くの無借金)、赤字もとりあえず出したことは無い(今年度もたぶん黒字決算で法人税納税業者)という、相当恵まれた環境にあるのですが、この事業が今後20年続くかどうか?と言われると、事業を運営しているこの私が自信を持って
「10年は何とかなったとしても確実に20年は無理でしょう」
と言わざるを得ません。全般的に言ってカメラ市場はかなりの縮小傾向です。今の状況を見て、10年後にこのカメラ市場が大きくなっているか小さくなっているか、どちらかに100万円賭けましょうか?となったら、私は迷うことなく小さくなっている方に100万円を張りますね。
こうなると事業拡大を考えるとかとんでもない話で、市場縮小に合わせて何とか自分が引退するぐらいまでは上手いこと生き残って利益を確保していこう、という相当な消極的経営です。消極的経営というのは、ぶっちゃけ言って夢がない事業で、身軽でもあるので、私の気が向かなければいつでもやめてしまいかねない、そういう感じのものです。

「事業を辞めてあなたは食って行かれるのか?」
とか心配していただくこともありますけど、そのお気持ちは有難いことですが、そんなことはまったく心配していただく必要はありません。20年もこういう感じで何の組織にも属さず、事業は決して大きくならなかったけど(そもそも未だになぜ会社とか事業規模というものをわざわざ大きくする必要があるのか、さっぱりその意図がわかりませんし)、小さな利益は手堅く確保してきて、無借金。無駄な見栄を張るのが嫌いで、清貧を理想としている、大体どんな人間かわかると思います。親しい人は「これで食いっぱぐれたら奇跡だ」と評される、まあそんな感じです。あなたはおそらく私よりも才覚のある人でしょうけど、私はあなたが考えるよりもずっと甘くない人間である可能性はかなり高いです。退路は必ずガッチリ確保して行動するような人間に、何の心配もする必要はありません。自分でこう言ってしまうのは気が引けますけど、大概腹黒い人間なわけです。

ただ気がかりなのは従業員の将来で、まだ私より10歳若いので、彼が引退するまでこの事業が存続していない可能性は、かなり高いです。基本親方一人で回している個人経営みたいな形態は、親方が辞めたら大体そこまでなのです。その時47歳で、さあ次の仕事を探しましょうと言っても、間違いなく上手く行かないです。そこで、高く売れるときに売る、そしてそれはまさに今。このあたりで真剣に彼の将来を考えよう、ということで、やっぱり今後それなりに存続しそうな企業に就職を探してみることにいたしました。

時はまさに求人倍率が高い絶好の時期です。それでも闇雲に探してもなかなか良いところに当たる可能性は低いです。そこで私は考えた、色々な地元企業を財務状況から経営状態など実によく知っている組織というものが、案外知られていないけど身近に存在します。それは何かと申しますと、

税務署と銀行です。
しかし税務署はそんなことを面倒見てくれませんので、選択肢としては銀行になりますね。

ウチのつきあいがある銀行様は信金です。完全地元密着型で、実にあちこちの地元企業をよく知っている。毎月かならず担当している企業に顔を出して、どうですか?なんて話しているのですから当たり前ですよね。景気よさそうな顔をして実は青色吐息だとか、苦しそうな顔をしながら裏では実は左うちわで大笑いだとか、表面では決して見えないところまでよく見えているのが、何を隠そう銀行なのです。
私もたまに銀行の営業マンさんに「こんな感じでウチは大丈夫でしょうか?」なんて聞くことがあるのですが、「全然大丈夫ですから、この際ドカンと大きな借り入れでもしてください」と冷たく言われます。

どこか良い就職口はないですか?なんて聞いてみたら、もう打てば響くように即回答あり。

何と言っても近い。自転車通勤が出来る近い職場希望というウチの従業員にいきなりピッタリだ。こんな近くにしっかりした企業様があったとは知らなかった。大企業に30年もくっついているのでかなり安定しているし、仕事内容も本人に合いそうだ。また銀行さんが「ここはそろそろ財務的にやばい」などというところは決して紹介しません。銀行の情報力というのは、実に驚くべきものがあります。
提示された条件も、この条件なら私が行きたいぐらいだ、という立派なもの。さすが立派な企業はウチなんかとは違います。「どうだ?ここならウチよりも安心だろう?」とウチの従業員に言ったら、まんざらでもなさそうです。探してはじめてから2回の面接して決まるまでのこの間、何とたったの2週間。打ってみたら見事に響いた大きな銅鑼、そんな気分です。


※他人様のビデオです。

とんとん拍子で決まって、昨年末円満退社となりました。

就職を探すなら、一度つきあいのある銀行さんに相談してみよ。就職情報誌よりも遙かに頼りになりますよと、そういう話でした。

10年先の暗い市場を今から見越して、早々と手を打つ。ちょっと早すぎないか?と思われるかもしれませんが、世の中を見てみると、決断が早すぎて失敗するよりも、決断が遅すぎて失敗するケースの方が遙かに多いというのが現実ではあります。

2017年1月26日木曜日

機械の故障は突然やってくる

当店で毎日ひっきりなしに使う機械として小型のレーザー加工機というものがあります。
昨日突然レーザーが発振しなくなりました。突然です。



これが無いと仕事がまったく前に進まないので、とりあえずレーザー管の交換をしたのですが、新品のレーザー発振管でもパワーが出ないです。トランスかどこかがおかしいのだろうと言うことで、この機械を使うのはとりあえず諦めます。私が初めてレーザー加工機を買った6,7年前は100万円では買えないものでしたが、今は安いものですから、もう壊れたら直すよりも捨てて新しいものを買った方が早いですし、ゴチャゴチャ時間をかけて直すよりも買った方が結果的に安上がりです。レーザー加工機が使い捨てになる時代が来るとは思いもしませんでした。何だかんだで、この6,7年の間に、5台買って4台が壊れたわけです。
もう一台のレーザー加工機はあるのですが、これに付いているレーザー発振管は80wという、ウチで革を切ったりモルトをカットしたりするには少々パワーが大きいもので、上手く切れないのです(壊れたものは40w)。レーザー発振管は大は小を兼ねるということはなく、パワーが大きいと、レーザーの光束が太くてカット幅が太くなってしまうと言う困った問題があります。ウチの使用目的だと大体30wから40wぐらいがちょうど良いパワーなのです。これが10wとか15wみたく小さすぎるとカットに時間がかかって仕事が進まないというものです。

今日は80wの発振管を取り外し、40wに付け替えるという、面倒くさい作業をする羽目になったのでした。

予備の機械が無いとマズいと言うことで、2台早速エアカーゴに乗せて送ってくれとセラーに連絡を取ったら、今、中華圏は春節で社会が動いていないというね、何とも歯車がかみ合わない、そんな感じです。
暇な時期なら良いですけど、こういう時に限って、ご注文は怒濤の勢いで入ってくる、という皮肉な状態です。



80wのレーザー管と40wのものでは管の太さが違うので、そのまま据え付けても合わないのです。
仕方がないので、嵩上げしてやります。



手近にある2x4材に穴を開けて嵩上げしてやるのですが、こうなると固定のネジの長さが2x4の厚み分足りないわけです。ネジがないのでホームセンターに走って買ってくる。



何とか固定するカラーをつけた。



ヤレヤレと思ったら、どうやら10mmぐらい据え付ける位置が高いようだ。

10mmぐらい薄い板を探してきて、また穴を開けてやり直し、という涙ぐましい努力をしながら一日が過ぎ去るわけです。

一日に3回もホームセンターに行きました。経理をやるときに領収書のチェックしますが、「どうして一日に何度もホームセンターでちょこちょこ小さなものを買っているのだろうか?一度で用事は済ませられなかったのだろうか?どうしてこう要領が悪いのだろうか」とか思ったりしますけど、このように何度も行かなければならない切羽詰まった状態だったというわけです。