2019年12月11日水曜日

提灯の型を作ってみる 続き

前回、これはうまく行ったと思ったのですが、重大なミスを発見。


平面に落とした図を見ると骨組みが通る線が、真ん中に集中して外側がまばらになってます。ダメです。
これは3Dでやるよりも二次元でやったほうが確実に違いないということで、考え直します。


骨組みが通る円弧を18個に分割。


その分割した点を1/6円弧に沿ってずらすことを5回繰り返します。


これなら均等に骨組みが螺旋状に通ることが一目瞭然です。
二次元のほうが早かったし、CADがなくても分度器ぐらいがあればできそうだ、というなんだか考えすぎて面倒な事をやってしまったという結果になりました。



ごめん。3次元で簡単に描く方法があった、、、






これだと丸い形状だけではなく、変形した形状でもきちんとした骨組みを描く事ができる、たぶん。




忘れると困るので、ビデオに残しておきました。
歳取るとよく忘れるんだよ。



2019年12月10日火曜日

八角クレイパイプの製作

以前作ったクレイパイプよりもカッコいいものを作りたい。ちょっとやってみるか。
せっかくクレイパイプを作るのですから、ブライヤーでは作れない形状を作ってみたいと思います。
まず煙が真っ直ぐ流れやすい八角形のチャンバー、となると外側の形状も八角形で、ホーン型。

角型のチャンバー形状の味は丸いものに比べて良い気がするのだが、そういう事はありうるだろうか?と海外のパイプスモーキングサイトで質問してみたら、葉巻だと葉の種類は同じでも四角形状の葉巻のほうが味がいい場合があるのでパイプでもあり得るだろう、という返事が帰ってきました。
 おそらく煙がチャンバー内部で乱気流を起こしにくく、口元まで真っ直ぐな流れを描くからではないかと思います。



描いてみるとこんな感じですね。
トップは八角形の角があるけど、吸口に向かってなだらかに丸くなっていく、そんな形状です。途中に簡単な装飾を付けて見た目が多少退屈しない、まあそういうものです。


チャンバーも弧を描いた形状にしますので、上の図のようにきちんと所定の位置にハマるようにガイドを付けてやります。


いきなり型をプリントしても大きすぎたとか小さすぎたとかありますので、先に一度出来上がりのパイプのモックアップをプリントしてみます。大きさ的にはいいんじゃないかな。


もう粘土を突っ込んで使っているので汚いのですが、これが粘土型。


素焼きをして出来上がり。


少々チャンバーの壁が厚いですが、八角形だと厚めに作らないとうまく行かないのです。丸だと薄くても平気です。理由はわかりません。


陶土というのは乾燥で縮んで、焼成で更に縮みます。長さなんか10mmぐらい縮んでおります。この陶土はデータだと14%ぐらい縮むとありますので、本当に一回り小ぶりになります。

それでもチャンバー内径19mm確保しているので、こぶりなパイプという感じでしょうか。

煙道に急激な角がなく、煙が途中で乱気流を起こさず割と真っ直ぐ口に届くこの形状の味はなかなか悪くないです。

2019年12月8日日曜日

提灯の型を作ってみる

 以前、どこだったか忘れましたが岐阜の方の観光地に言った折に、そこは提灯が有名みたいで、作っている姿を見学させていただきました。まあついでに安い提灯の一つも買ってくるのですけどね。
 その提灯工房の方がおっしゃるには、提灯の型がとにかく大切で、火事になっても他のことは後回しにしても、提灯の型だけは真っ先に持って逃げろというぐらいのものだそうです。
 それもそのはず、昔の職人さんが手作りされたものなのです。明治ぐらいの製作だと思います。
 提灯の型はGoogleで調べると出てきます。たとえばここ

https://www.pref.gifu.lg.jp/kyoiku/bunka/bunkazai/17768/yukei-minzoku/gifutyoutin.html

 これを手で切ったり削ったりして作るのは大変だろうなぁと思いました。確かになくしたりしたら困ったことになるでしょう。

 ただ私は、これは3D Cadで設計したら案外簡単にできるのではないだろうか?そしてレーザーカットしたら人間の手を介在させずにできてしまうのでは?と不届きなことを考えてしまったのです。

 というわけで、さあ設計してみよう。


 いきなり大きなものを設計しても失敗したときに馬鹿らしい思いをするので、とりあえず小さくやってみます。100mm径ぐらいのもので試作します。
 直径100mmの球を描き上下を適当にちょっとカットします。


骨組みは螺旋状に巻いていきますので、外側に適当に螺旋を描きます。Helixというコマンドですね。これを球面上に投影すればうまくいくはずなのですが、どういうわけか投影されません。


スッタモンダしながら、球面上に螺旋を投影しました。


 投影した螺旋にパイプコマンドをすればきれいな骨組みが描ける、と思いましたが、何故かこれがうまく行かないです。パイプの太さがグチャクチャのパイプにしかならない。
 またスッタモンダしながらきれいな骨組みを描いたのでした。


とりあえず骨組みを支える枠は6個でいいんじゃないかなということで、6本の枠を描く。


これが骨組みの通り道というかこの切り欠きに合わせて骨組みを巻いていくわけですね。


提灯の型らしくなりました。


これを2Dに落とし込む。数字は絶対に必要です。適当に合わせても骨組みがきれいに螺旋を描いてくれません。


それをレーザーカットして組み立てると、こうなった。これでいいのかなぁ。
骨組みの竹ひごみたいなのがないので、3Dプリンターのフィラメントを使ってみようか?
表面に貼る和紙もないから、英字新聞にしてみようか?

それはまた今度ということで。とりあえずウチにある提灯と構造を比べて、ダメ出ししてみます。

それにしてもだ、3D CADでやれば割と簡単。2時間かかっていないと思います。がしかし、3D CADのない時代、筆と紙で一体どうやって設計したのでしょうねえ。大変なご苦労があったと思います。



家に帰って、実際の提灯と比べてみましたところ、大きさはまあこれで良いとして、骨組みの螺旋がもっとずーっと細かったです。設計手直しですね。

2019年12月5日木曜日

ベビーシューモールドの型を作ってみる 続き

前回の投稿 ベビーシューモールドの型を作ってみる の続きです。


木の粘土と陶土を型に詰めて乾燥させ、陶土の方は素焼きしてみました。


陶土の方は釉薬をかけて本焼きをするべきでしょうけど、面倒ですからニスで誤魔化しました。
適当にニスに塗りをしているのであまりきれいじゃないなぁ(笑)。


それでもまあ一応、形にはなったか。でも商品にはならないだろうな(笑)



サイズはこんな感じ。また今後こういうものが役に立つ日が来るかもしれません。



2019年12月2日月曜日

最強事務用ノリ「フエキ アトフィスグルー」が生産終了

 封筒での発送がほとんどというウチみたいなところですと、ノリの消費が驚くほど多いです。事務ノリの消費が多いぐらいは、詰替えノリを使えば単価が低くなるので、経費を圧迫するようなことはないです。
 しかし、しょっちゅうノリを使うとなると、非常に気になるのは使いやすさ。一般的な事務ノリのように、キャップを捻ってノリを使うというものは相当な精神的負担になります。1日に何十回もキャップを捻らされる、こういうちょっとした面倒な事を続けさせられるのが実のところ精神を病んでくる大きな理由だと思います。

 この1年キャップをひねらなくても蓋が開く「フエキ アトフィスグルー」というものを使っておりました。


ワンタッチでパチンとキャップが開いて、ノリが使用できます。


キャップを閉じるのに至っては、片手でできます。
しかも逆さにして置けるので、いつでもスタンバイ状態という大変なスグレモノです。これを使ったら他のノリのは戻れません。

しかしながら、これほど素晴らしい事務ノリが生産終了になってしまいました。理由はわかりません。フエキのりにTELして聞いてみたところ、後継の商品はないということです。非常に残念です。

1年ぐらい使っていますが、容器が壊れる様子はありませんので、結構丈夫なものだと思いますが、在庫のある店で10個ぐらい買いだめしておくしかありません。生産終了ですから市場に出回っている在庫が無くなれば、もう手に入らないのです。

というわけで、事務ノリの使用量が多く、ノリを使うたびに毎回キャップをひねるという動作が苦になるという方は「フエキ アトフィスグルー」を買い置きしておくことをおすすめいたします。

使用量が少ない方は必要ありません。というのはしばらく使わずに放置しておくと、ノリがガビガビに固まるからです。

2019年12月1日日曜日

ベビーシューモールドの型を作ってみる

インターネットをブラウズしていたら、靴の木型(shoe last)のミニ型をハンドメイドで作っているのを見つけました。


実際に靴を作るためのものではなく、飾りとか小物として可愛らしいものです。特に実用的なものではありませんが、何とも面白いものを作るものだなと感心いたしました。

ここは一つ俺も作ってみようと思い立ちました。作ると言っても粘土を捏ねてハンドメイドをするのではなく、私が興味あるのは型を作ることです。この俺ともあろうものがチマチマとハンドメイドなんかやるかよ。性格的に無理だし、まず左右同じものが出来ません。

そこで毎度のごとく三次元モデラーRhinocerosの登場です。

さて、どうやって靴の型をモデリングしたら良いものか?やったことがないので想像がつきません。しかし、こういうものの作り方をYoutubeにあげている方が世の中にはいらっしゃいます。


今回参考にしたのは上のビデオ。英語ですが実にわかりやすい。
私のようなバカ者でも理解できるように物事を解説できるというのは、実に頭がいい人なのだと思います。尊敬します。


インターネットのどこぞから図面を拾ってきてトレースして、上のビデオで解説している通りにやってみます。


個々のコマンドは全部知っているけど、こういうシチュエーションではこうやって使うものなのか、と感心することばかりです。


初めてやったのに、なかなかのものがモデリングできました。


今回私が作りたいのは靴ではなく木型ですので、角を丸めてそれっぽくいたしました。


それなりに破綻していない曲面が描けていると思います。


2つ割り型を作りましたが、靴というのは真ん中で真っ直ぐ割ると、2つ割り型ではうまく行かないのです。


真ん中の点線みたいなちょっとグニャグニャした線ですが、踵の頂点、足首の中心線、つま先の頂点、足の甲の山頂を結んだ線をつないで、型を割る線といたします。


実際にはこういう感じで割ってやります。


それで出来上がったのがこんな感じです。


木の粘土を詰めてみました。


陶土(左)でも作ってみました。陶土の方は焼いてみます。何れにせよ、どちらも乾燥中ですので、出来上がったらまた載せます。
右足だけでは様にならないので、当然ですが左足の方も型を作らないといけません。