2021年4月27日火曜日

日本カメラが休刊、、、

今朝、ニュースサイトを見ていたら 日本カメラ休刊の記事が載っていて、とうとう来るべきものが来てしまったと思ったのでした。

日本カメラには、以前記事を書かせていただいたり、ムックで取り上げていただいたり、色々とお世話になったりしました。

年齢もほぼ一緒だったのもあり仲のいい編集者さんがいて、色々と教えていただいたり、何かと便宜を図っていただいたり、個人的には非常に思い入れの深い雑誌社さんでした。

日本カメラの編集者さんたちがたまり場にしていた、人形町にある昭和レトロな「喫茶去(きっさこ)」)がという喫茶店があって、そこで対談とかをやるんです。その喫茶店の地続きに有名な親子丼の「玉ひで」という店があり、これがいつも大行列、最後尾40分待ちとかなんですが、裏から親子丼を持ってきてもらって田中長徳先生、赤瀬川原平先生、飯田鉄先生と親子丼を食べたという思い出もあります。飯田鉄先生は実に立派な人格者という感じで挙措動作言動すべて素晴らしい、当時若輩者だった私はこういう大人になりたいものだと思ったのでした(なれなかったけど)。

そのお世話になった編集者さんは、2年ほど前に別の雑誌社に転職されて日本カメラ社を離れたので、もしかしてもうそろそろなのかなぁなんて思ったのですが、老舗のカメラ雑誌社でも時代の流れには逆らえなかったのです。

スマートフォンが普及して、今まさにカメラというデバイス自体が消えつつありますが、未だにフィルムカメラの修理部品を供給している私のような業者はどうなるのだろうか?と自分でも思いますが、そんなこと知らねえよ、としか言いようがありません。

2021年3月12日金曜日

MAIIIクリッカー用裁断板の研磨

MAIIIで使うA4版ぐらいの裁断板ですが、使っているうちに表面が荒れてきます。

あまり知られていないのですが、当店ではA4版裁断板の再研磨も行っております。(http://aki-asahi.shop-pro.jp/?pid=134164268


今回研磨のご依頼をいただいたのは、これは見事に使い込まれた裁断板です。


ここまでお使いいただければもう立派。しかも全面をうまく使われているのも上手です。私などいつも真ん中だけガタガタになります。


プレーナーをかけます。


かなり深くまで荒れていたので結構削りましたので、3mmぐらい薄くなってしまいましたが、まだまだ全然使えます。薄くなったら5mmぐらいのベニア板を両面テープ両端と真ん中3箇所ぐらい接着して厚みをもたせてあげればまだまだ使えます。ベニアを継ぎ足していけば裁断板が10mmぐらいになるまで何度も研磨してご使用いただけます。

ご依頼は、レターパック520に研磨板と100円切手15枚を同封して当店まで送っていただければ、研磨して領収証と一緒にレターパック520で返送をさせていただきます切手の代わりに現金1500円をうっかり同梱されても私は全然拒否しません)。

商品ページはこちらですが、http://aki-asahi.shop-pro.jp/?pid=134164268

そのまま当店に直接送っていただいても構いません。

発送先住所はこちら

〒458-0002

名古屋市緑区桃山2丁目120番地

合同会社アンカー

TEL 052-893-8458






2021年2月10日水曜日

アイドル志望の男子

 私の半世紀ほどの人生で、自分の周りにアイドル志望の女子とか男子とか全く存在しなかったのですが、51になったところでとうとう一人現れました。なかなか痛々しくも香ばしい人間に違いないと思われるかもしれませんが、ただのワナビーではなくすでに、

Produce JAPAN Season2 (https://produce101.jp/)で、101人の候補生(練習生)としてランクインしています。視聴者からの人気投稿でこれから60人に絞られて、最終的に11人ぐらいに選抜されてアイドルグループとしてデビューする、みたいなものらしいです。

そのアイドル志望の男子は

仲村 冬馬 君(https://produce101.jp/profile/064_nakamuratoma

インドネシア&日本人のハーフで、母親が日本人でウチのかみさんの友達、ウチのかみさんと娘がバリ島にいた頃から仲がいいのです。

ちなみに私もこの男の子については以前このブログで記事を書いたことがあります。

(記事リンク:https://aki-asahi.blogspot.com/2017/04/blog-post_22.html

冬馬が強烈なマザコンなのはとりあえず良しとして、人柄はとてもソフトで良いです。あのソフトさで芸能界という魑魅魍魎と言われる世界でやっていかれるのかちょっと心配なぐらいです。

現在インドネシアでも一部ミーハーな現地女子たちの間で結構な騒ぎになっているそうです。そりゃあインドネシア人が日本でアイドルになったらこれは確かに面白い話になるでしょう。

冬馬はきっと最終選抜に残ると私は見た。

私がプロデューサーだったらインドネシアでも話題沸騰な冬馬は絶対に落とさない。Produce 101はグローバルに活躍できるグループを目指すみたいなことを書いてあるので外人枠は当然考慮しているだろうし、インドネシアで結構なファン数を獲得できるのが確実なのに、わざわざ落としてビジネスチャンスを逃すような愚かな商売人は、普通には存在しないです。ファン投票ですか?そんなの裏で適当にイジったってわかりはしないです(笑)。101人の候補生の写真を見ても上位のイケメンだし、ファン投票でインチキしなくてもすでに候補生の中では人気が高いらしいですから、おそらく大丈夫でしょう。

人気商売というのはファンがどれだけついているかが非常に重要であるというより、ぶっちゃけると「必要なのはファンがついているかどうか、ただそれだけ」とも言えます。デビュー前からすでにインドネシアに大量のファンがついている冬馬は絶対的に有利な立ち位置にいるのは間違いないです。

あの仲村冬馬君がアイドルになるのかぁ、私の人生で初めて見る知り合いのアイドルが誕生間近なのであります。


2021年2月9日火曜日

溶接屋の田中さん

たまにですがMAIIIクリッカーのハンドルを曲げてしまわれて修理の依頼が入ります。



大概は明らかな注油不足、もしくは天板の位置が高すぎてハンドルに無理な力がかかっているのが理由です。ハンドルが下に下りきる寸前でパチンとものがカットできる位置に天板の高さを合わせていただければまずハンドルが曲がることはありません。

それは良しとして、この修理は曲がった部分をカットして、一回り太いパイプを被せて溶接をしてつなげるという修理となります。


ここで溶接という作業が必要になるのですが、これを自分でやるよりもプロに頼んだほうが全然安心なので、昔から付き合いがある溶接屋の田中さんに依頼します。

どれぐらい昔からかというと、私が20歳の頃に田中さんの近所にある建設会社にいたので、もうかれこれ30年も前からということになります。その他、私のかなり遠い親戚筋にこの一帯とか熱田の卸売市場を仕切っていた悪名高いやくざ者、暴れん坊三兄弟(暴力団というよりも侠客)がいて、田中さんもお世話になったという関係もあり(昔のやくざ者は地元民に対して面倒見が良かった)、結構親近感がある存在ではあります。

ご覧いただければおわかりだと思いますが、個人事業主が一人で切り盛りしている雑然とした下町の町工場(「こうじょう」ではなく「こうば」)で、こういう工場は大概の場合、親父さんは職人気質で生真面目で人柄が良く、無欲で金儲けに縁がない(決して貧困層ではない)、そういう感じのところで、その典型であるのがこの田中さんなのです。

こういう下町の町工場の何が良いかというと、依頼者が個人法人問わず面倒な手続き無しで、小さな仕事ならその場でやってくれて、5分ぐらい世間話をして、工賃は現金を置いてくれば領収証をくれて完了するということです。大きな工場だと、ちょっとその場で2箇所だけ溶接してほしい、などという仕事を頼めるものではありません。小さな町工場というのは非常に貴重な存在です。

しかしだんだんとこういう町工場は少なくなってきているのが現状で、歳取って廃業する溶接屋さんが多いので、田中さんのところにも遠くから一見のお客さんが何らかの方法で調べて、持ち込んでくるそうです。

田中さんは20歳で溶接屋を始めて今70歳。もう半世紀も溶接一筋で食っているそうです。個人事業主は定年がないので、辛くもありますが、反面体が続く限りいつまでも働けて生涯現役でい続けられるという利点もあります。鉄、アルミ、ステン、鋳物とほぼ普通にある金属なら何でもアーク、ガス、ロウ付けで溶接します。

今の時代はなかなか貴重な職人さんですが、体が動くうちは続けると仰ってますので、何かちょっとした溶接してくれるところはないかな、とかはたまたそれなりにまとまった仕事であるとか、そういうものがあったら田中さんに頼んでみるのも良いかもしれません。

「田中溶接工業所 名古屋市瑞穂区大喜新町」というワードで検索すると出てきます。Webサイトとかメールアドレスとかそういう気の利いたものはありません。連絡はTELのみです。

ただ田中さんも仕事の都合がありますし、いきなり訪ねて何でもやってくれる便利屋ではないので、電話して概要を伝えてからお願いします。また歳が歳なので、あまり無茶な要求はしないでほしいところではあります。



2021年2月4日木曜日

4040 4008 4044の原版(エンボスローラー)

 4040や4008の生産が終わり、製造元がシボローラーというかエンボスローラー(いわゆる原版)を処分するというので、処分するぐらいなら売ってくださいとお願いして、4040 4008 4044の3本を入手しました。

4044というのは、なかなか価値のあるもので、ライカM6とかPentax LXの純正エンボスです。Pentax LXはシボの並びを横(もしくは縦)方向にカット、M6はシボを斜め方向にカットします。

ちなみにあまり関係のない話なのですが、ライカ社はシボ革の縮み防止のために4044の革をオーブンに入れて80度だったか忘れましたが結構な高温で、8時間ぐらい焼いていたそうです。これはライカの工場を見学した某カメラ雑誌の記者さんライカ社の人からそう説明されたという話ですので間違いないです。しかし、かなりお門違いの事をやっている気がします。だってライカM6でライカ社が使っている両面テープが溶剤系のもので、革の材料がPVCなので何をやろうが縮むと思います。最初から無溶剤系のものを使えばそういう余計な手間を掛けなくても普通縮まないです。


80kgぐらいのものだろうと甘く見ていたら、2m長ぐらいで1本200kgぐらいあるものです。
当然ユニック車をチャーターして運んで、無理やり押し込みました。

これが4008の原版。

これさえ持っていればすぐに再生産ができるとか、そういう甘い話ではないです。生産プロセスを聞いたら5箇所ぐらいの工場で工程を分業して作るので、そうそう簡単に再生産はできるものではありません。ただこういうものは処分してしまったらおしまいで、同じものは作れない、もしくは作れたとしても1本数百万円かかるようなものです。

シボ革の再生産もかなり難しいですが、お金さえ集めればできない話ではない、まあそういう可能性だけはここに残した、そういう事になりました。


2021年1月29日金曜日

ジムに通って1年

 去年の2月半ば頃からトレーニングジムに通い始め、そろそろ1年になります。

トレーニングなんて全く面白くも楽しくも何ともないし、正直辛いばっかりで、結果が目に見えて出てこないし、巷で言われるほどの達成感は現実には殆どないという、言ってみれば最悪に馬鹿馬鹿しいことを、よくもまあ1年も続けられたと自分で感心してしまいます。

運動なんかやったことがない人がトレーニングの習慣をつけるということは、兎にも角にもひたすら我慢。今が辛抱のしどころだと自分に言い聞かせて、自分を騙しながら続ける、それだけです。これが2年3年と続いて習慣さえついてしまえば、特に我慢しなくてもダラダラ~と惰性で続けられます。トレーニングというのは継続することがいちばん大事なことであって、そしてそれが一番難しい事でもある。

20代30代ではなく、50過ぎた人間には巷で言われているトレーニングのメリットなんか1年目には全く感じられません。例えばこのサイト(https://melos.media/wellness/41175/)に書いてある筋トレのメリットの項目を見てみますと

1)見た目が変わる --- 少々筋肉をつけたところで服着ていたらまったくわかりません

2)筋力・筋持久力アップによる体力の向上 --- 自分で夢見て期待する程にはまずなりません。

3)柔軟性の向上 --- 多少マシになった程度で、相変わらず体は硬いです。

4)ストレスの解消 --- トレーニング自体が肉体的精神的にすごいストレスです

5)美容・アンチエイジングにもよい影響をもたらす --- そんなの継続して数年先の話です

間違いなくこういう効果はあるのだろうけど、全ては2,3年継続した先の話です。ホントにガッかりしますから最初の年は変な夢を見たり期待をしたりするのはやめたほうが良いです。それがまさしく途中で放り投げる一番の原因だと思います。最初の一年は何の報酬も見返りもなく、ひたすら辛いことを耐えしのぶだけの、面白くも何ともない丁稚奉公ぐらいに思っておけばきっと続けられるだろうという感じです。

ではなぜ続けるのか?それはきっと修行だからだ。修行というのはただひたすら続けるだけの行為であって、それに対して意義などを求めてはいけないし、意義を追求してもそのうちに「続ける事という事以外に何の意味も意義もなかった」ということを発見して結局徒労に終わる(そういう悟りを得るとも言える)。

それでも一年となった今になって、ジムで仲良くなった人達に「最近かなり体つきが変わってきた!」と指摘されたり、使っているダンベルが毎月1、2kgぐらいコンスタントに加重できてきたりして、やっと手応えは感じるようになりました。週6日通って、1日1時間ぐらいトレーニングし続けて、1年経っても何も手応えを感じないとなったら「これはもう素質がまったくないのだろう、続けてもただの時間の無駄になるだけ」とキッパリ辞めてしまっていることでしょう。


ちっともできなかった懸垂が10回ぐらいできるようになったのも進歩を感じられてちょっとだけ満足です。でも1年かかってやっと10回ですよ?亀の歩みのほうがまだ早いのではないか、それぐらい進歩はのろいです。

やっと普通の人がトレーニングを始めるスタートラインに立てた、そんな感じです。2年目も頑張っていきます。他人と比較せずにとにかく延々続ける事、これだけです。







2020年12月19日土曜日

今年はロクでもない年だった

 おそらく多くの皆様もコロナで大変だったと思いますが、私も散々な年でした。

 通販は良いところもあるようですが、うちは海外販売での稼ぎが大きいので、4月あたりで一度すべての国際郵便が受付停止になって、その後は徐々に回復してきたのですが、この12月末時点でアメリカ宛の国際郵便(物品)はまだ再開されていません。更に来年4月には国際郵便の大幅値上げがあり、コロナが仮に去ったとしてもかなりまずいなという状況です。

 周りの業者さん、私の場合は革産業が多いのですが、今年はほぼ全部ボロボロ。この状況があと2年も続いたら日本の革産業自体が壊滅してしまうのではないか、という悲惨な状態です。

 私の場合は借金なし、従業員なしで運転資金の余裕は多少あるというかなり身軽なものなので、まだ多少マシという程度ですが、従業員を抱えている企業経営者さんは大変な思いをされていることだろうと思います。大概の企業というのは借り入れをして事業運営をしていて、この状況下で追加融資をしてもらったとしても、結局それは返すのを前提として融資を受けているわけです。こう考えると彼ら企業経営者ののすごいところはその精神力で、私だったらこの状況下では精神的に耐えられず、おそらく発狂してしまっていると思います。正直言うと今でもかなり気分がふさぎ込んでしまっている状態ですよ。

 短く言うと、今年は俺も大概疲れたよ。

 果たして来年はどうなるのでしょうか?明るい未来があるといいですね。