2010年2月22日月曜日

オリンパスフォトパス感謝祭 28日

2月28日に、またオリンパスフォトパス感謝祭に呼んでいただきまして、アクセサリー販売業者として参加させていただきます。

今回、私が無理矢理日本カメラの編集者さんも呼んでしまいまして、同じブースで「日本カメラ+Aki-Asahi 勝手連合」になる目論見でしたが、オリンパスさんが気を利かせて日本カメラ専用ブース(丸テーブル一つ)を用意いたしまして、Aki-Asahiブースの隣が日本カメラブースとなります。日本カメラさんはマイクロフォーサーズワールドなどの書籍を販売する予定です。

ウチはまだ販売する製品を作っている途中ですが、E-P1/E-P2ケースおよびストラップ、E-P1/E-P2の革などを並べる予定です。

2010年2月21日日曜日

ヒマな70歳の年寄りにRhinoceros(三次元CAD/モデラー)を覚えさせる計画の続き

ウチにいるヒマな70歳の年寄りにRhinoceros(三次元CAD/モデラー)を覚えさせて、ウチで活用させる壮大なネタの続き。

ブログの記事を見ると2月8日から毎日ライノの自習を続けていますが、これが驚くべき事に、なかなか結構進んでいます。
Rhinoceros入門 という初心者向けの教材をやらせているのですが、この教本も半分以上消化しているようです。昨日は3章ぐらい進んでました。そりゃあ毎日6時間ぐらいPCに向かってコツコツとやっていれば、いい加減慣れてくるものだとは思いますが、まさに継続は力なりだと思います。

父親のPCにVNCというリモートデスクトップを仕込んでありますので、私側のPCから何をやっているか全部見えているのですが、まだまだのんびりながら結構操作も速くなっています。ライノの操作にも慣れてきてだんだん勢いが付いてきたようです。

まだ教材はライノ付属のものが600ページぐらいありますから、教材の心配はないのですが、これも1,2ヵ月で終わるかもしれません。そうなると案外早く片が付いて「壮大な計画」とも言えなくなってしまいますね。まあウチとしてはそれで結構なんですけど。

近いうちにウチのMDX-40(三次元切削機)の操作も教えて、実際に切削をさせれば、さらに面白みが出て、また一段と進歩が早くなるかもしれません。

とりあえずスクリーンショットです。


なぜかVNCはPrintScreenでスクリーンショットが取れないので、デジカメ画像です。


以上、Rhinoceros入門という教本で作った画像です。


さて話は変わって、当店では基本的に同じ製品を一気にまとめて作るわけですが、 そのときに結構役に立つのが乾燥台。ゴムのりを塗って乾かしたり、コバを仕上げて乾かしたりするときに平面に並べて乾燥するのはスペースが勿体ないという場合に、簡単なものですが大変重宝します。



 これがたまに落として壊れたり、いつの間にかなくなっていたりしてしまうので、たまに補充のために作ります。今日も一つ作りました。



 作ると言っても、4mm厚のMDFをレーザーでカットするだけですので、簡単なものです。カット時間10分ぐらい。




櫛みたいなパーツをベース板に差し込むだけで出来上がります。



雄雌部分の寸法はガチですので、接着する必要もないです。接着しなければ取り外しも簡単で、使わないときは引き出しにしまっておけば邪魔にならないです。



そして、本日日曜日はYoutubeで「まんが日本昔話」を見ながら、底部分の手縫いを18個やって、乾燥台を作って終わったのでした。

2010年2月20日土曜日

GF-1ケース完成

毎度毎度、カメのようにノロくてすみません。GF-1ケースが完成して、現在サンプル写真を撮っております。

まずは定番のフラットブラックにホワイトステッチ。


フラットブラックにグリーンステッチ。ステッチは大人しめな感じとなります。



ブラックが続きますが、フラットブラックとブラックステッチの組み合わせ。ステッチはあまり目立ちませんが、ちゃんと良心的なフルステッチングです。ステッチをサボるような恥ずかしい事はいたしません。



ちょっとここで一休みで、おまけ画像


製品サンプル写真がなぜ面倒なのか、多少はおわかりいただけると思います。あらゆる角度からグワーっと何十枚も撮って、写りがよいものを選んでサンプル写真にするわけです。撮るのも大変ですし、編集するのも一苦労です。



フラットキャメルにホワイトステッチのサンプル写真



フラットキャメルにイエローステッチのサンプル写真





E-P1/E-P2ケースのブライドルレザーも撮りましたので、ついでにサンプル写真を載せておきます。

ブライドルレザー[ダークブラウン]に同系色のダークブラウンステッチ。


ブライドルレザー[ダークブラウン]にレッドステッチ。ステッチが非常に映えます。


ブライドルレザー[ダークブラウン]にグリーンステッチ。

2010年2月17日水曜日

刃型数点製作

刃型(曲げ刃)というのは寸法が適当で良いとなると、案外短時間で作ることが出来まして、私なんかでもちょっとしたものをカットする刃型が欲しいなと思ったら、重い腰さえ上げてしまえば10分ぐらいで作ってしまえます。



最近だと、思い立って数点上のようなものを作りました。
左から、GF-1用の心材(ステン)カット用の 刃型。
真ん中、リストストラップ用の部品をカットする刃型。
右、 GF-1用の心材(ステン)カット用の 刃型。

どれも10分ぐらいで出来ます。プロの刃型職人が作るものと比べると、非常に汚い刃型ですが、これでもきちんと用をなします。

まあ、どうやって作るのかという方のために、動画も用意してあります。




一回作ってしまえば半永久的。刃材の原価は、しっかり焼きが入った刃物と考えると、首を傾げたくなるぐらい安いです(その代わり80メーター巻きですが)。



そして、カメラケースの底板の荒切りを一気に3つカットできる刃型。カメラケースの出荷量が多いので一個一個刃型でカットしていたら非常に効率が悪いので、何個か一気にカットできるようにして欲しいというスタッフのリクエストで作りました。これは20分ぐらいかかったかな。

だいたい一回50個ぐらいカットしますので、50回カットする工程が、17回ぐらいで済んでしまいます。理屈で言えば1/3の時間でカットが終わります。
オレンジの部分は反発スポンジです。材料に刃型を載せて上からプレスすると、刃型の中にカットされた部分が嵌り込んでしまいますので、スポンジを仕込んで圧が抜けた途端にカットされた部材が刃型から吐き出すようにするわけです。言葉で説明すると結構面倒ですが、まあそういう便利なものです。



さて話題は変わって、年寄り(70歳)にRhinoceros4.0(三次元CAD/モデラー)を仕込むネタの経過報告。

そろそろ一週間ほど経ったと思いますが、まだ続いております。毎日6時間ぐらいPCに向かって教材をセコセコとやっております。

私の経験からすると、あと一週間ぐらい我慢して教材を続けていれば、ある瞬間に突然伸びる時が来ると思います。 突然湧いたように色々な事が理解できて、三次元の概念が感覚的にわかる時です。この時まで我慢して頑張れるか、飽きて投げ出すか。今後1,2週間が正念場のような気がします。それを経過すれば、教材もコマンドの解説の理解も一気に早くなりますので、Rhinoを使っていても楽しくなります。



入門者用の教材には、以前流行った先行者みたいな出来損ないロボットのモデルを描く章があって、笑ってしまいました。

まだこのレベルですが、そのうちに老人三次元モデラーとして、バリバリにライノを使い倒せるようになっているかもしれません。

2010年2月14日日曜日

D-LUX4用貼り革

店主は相も変わらず今日もお仕事でございます。
朝から4mmベニヤのレーザーカットをやりながら、E-P1/E-P2ケースの底+側面の手縫い。



業務用のラジコン飛行機の骨組みカットも今日が最後となりました。この骨組み+カーボンで作るそうです。私は与えられたデータをカットするだけですので、詳細はわかりませんが、政府系機関が発注した飛行機だそうです。

一段落したら、お客様からのご依頼いただいているD-LUX4の貼り革の採寸。



全体画像はこんな感じ。



お客様に返却後、当店でも販売させていただきます。



また妙なところに意地になってこだわってしまいました。
レンズキャップ部分の貼り革をせっかくだからLeicaロゴをピッタリくり抜いております。
わかりやすいように画用紙でもカットしてあります。自分で言うのも何ですが、これはもう多大な手間です。
スパッと一発でやる方法などありません。データを作って、カットして、合わない部分のデータを直して、と延々やります。しかも私の大嫌いなベジェ曲線でデータを作るのです。ベジェ曲線と聞いただけで背筋が寒くなります。

E-P1/E-P2ケースのご注文もまたたくさんいただいております。ありがとうございます。
とても生産が追いつきませんので、今週からスタッフみんなで残業して増産体制に入ります。

2010年2月13日土曜日

年寄りにライノ3Dを仕込む計画 経過その1

ウチの年金生活者(父親)に3次元CAD(Rhinoceros 4.0)を仕込む壮大な計画の経過報告。
ライノが3次元CADといえるかどうかは、まあそれは別として、70歳の年寄りに仕込んで、Roland MDX40立体切削機をブン回させて革の絞り型を作らせるというのが、ザッとした計画です。

ライノには、初めて触るユーザーのために、ヘルプにチュートリアルが入っております。興味のある方は評価版(無料)をダウンロードしてやってみてください。画面の説明から、オブジェクトの移動、コピー、回転、などなど基礎的な使い方がチュートリアルモデルとともに入っており、これが一通りわかれば入門編終了みたいな感じです。

父親は、一日おきに会社に行くのですが、家にいる日は一日8時間ぐらいPCの前に座って、このチュートリアルをやっておりました。ついでに私のノートPCを会社に持って行って、会社でもチュートリアルをいじっていたようです。会社もヒマらしいですから、そこでもほぼ1日中。
年寄りの割には随分と根気があるじゃないか、と思います。だいたい年寄りというのは根気がなくて、集中力がなく、飽きっぽくて、新しい事柄をひたすら拒否して、すぐ体のあちこちが痛いと言って病院に逃げたがる、というのが私の勝手なイメージですが、70歳からの3次元チャレンジを今のところ頑張っているようです。

元々設計が出来て(何の設計か知りませんが)二次元CADは使えて、私が見ていると勘所は悪くないな、という感じですが、「やはりここで躓くか」というところがあります。

年寄りはマウスクリックが尋常でないぐらいヘタだ

 ということです。何でマウスクリックごときが出来ないのか、私には不思議で仕方がないのですが、だいたい年寄りはクリックが上手くできないです。左クリック、右クリック、左ボタン長押し、右ボタン長押し程度でほぼ脳内混乱状態ではないでしょうか。マウスホイールを使うことは今のところレベルが高すぎて出来ないようです。5ボタンマウスなんて使わせたら、泡を吹いて憤死しかねない状態です。

そして次のステップとして、ライノ付属の解説書に沿って学習してもらう事にいたしました。
解説書はPDFで提供されており、全部で600ページほどの膨大なページ数です。たぶんすべてのコマンドが解説されていて、それに伴う練習問題がついているという大変親切な解説書ですが、ただのコマンド解説書ですから、大して面白い内容のものではありません。600ページとなると私でさえ気が遠くなります。私はやったのかというと、これがやってないんですね。必要になったコマンドの解説を読むという辞書代わりに使って覚えました。
600ページすべて渡すと、やる気喪失してしまうかもしれませんので、とりあえずその解説書を100ページほどプリントアウトして渡しておきました。暇を持て余している通勤電車の中ででも読むと思います。

おそらく解説書を延々とやっていても飽きると思いますので、評判の良い入門書をAmazonで購入しました。



内容は結構面白いです。しかしもう私でもこれぐらいの入門書はページをめくるだけで実際にライノを開いてやらないでも内容がわかってしまいます。私も案外ライノが使えるようになったのだなと思いました。

ダラダラとオチのない話ですが、経過報告ということで。

2010年2月12日金曜日

収納棚作り

MAIIIクリッカーの発送(梱包)のために、45mm角の木材を使うのですが、ホームセンターで1800mmほどの荒材が6束ぐらいで1000円と、これも驚くべき値段なのですが、梱包に使う量は少量ですので困ったことに木材が余ってしまいます。
保管しておいても邪魔ですので、昨年DIY増築した工房に棚を増設することにいたしました。



とりあえずコンパネを作るサイズに合わせてカットします。素人がDIYでやっているので簡単なものです。コンパネだけではとても荷物は載せられませんので、余った荒材で補強します。



仮組みしているときに、角材が落下して横顔に直撃しました。かなり痛かったです。



こんな感じで結構なもんです。900mm幅のプチプチが3つは行けそうです。プチプチはホント邪魔です。



天井収納は案外便利です。梱包用のダンボール類がどっさり入ります。狭苦しい感じになってしまうのが、少々難点ですが。



ついででもないのですが、パソコンのCPU換装。Athlon 4850e から Phenom x2 550BE。ソケットが同じですので、ただCPUを載せ替えるだけ(要Biosアップデート)。Windowsの再インストールとかそういう必要は全くありません。何事もなくXPが立ち上がります。K10StatというCPUの周波数と電圧を負荷に応じて変えてくれるフリーウェアで下は1000Mhz、上は3400Mhzに設定。

体感速度は非常に上がりました。何を処理してもあまりイラつきません。CPUのお値段は9000円弱。これでこのPCもあと1年半は使えます。その頃にはSocket AM3のクアッドコアが捨て値になっているでしょうから、またその頃交換すれば、また1年半ぐらい気分良く使えると思います。Socket AM3はコスパが良いですなぁ。

2010年2月11日木曜日

作れども作れども Olympusフォトパス感謝祭

GF-1ケースですが、順調とは言えません。サンプル写真を撮るためのケース製作が遅れております。
商売は28はヒマと言われるように、普通2月と8月は売り上げが落ちてヒマになるものなのですが、ウチは有り難いことに全然ヒマじゃないです。
作れども作れども新たなご注文がドサッと入ってきます。昨日もネックストラップ30本いただきました。30本って気軽に書きますけど、ミシン縫いは相当な量になります。
仕入れも大阪まで行っていられないので、必要分をFAXで注文。革は実際に見て買わないと結構失敗しますが、状況が状況なだけに仕方がありません。

とりあえずダークタンはサンプル写真が撮れました。



自分で言うのも何ですが、結構良い感じだと思います。




色々な角度での画像です。画像クリックで大きな画像をご覧いただけます。

ライトタンは製作失敗しましたので、また作ります。販売前の段階でたくさん失敗しておくのがミソです。(負け惜しみ言ってますけど)

さて、別の話題ですが、
2月28日のオリンパスフォトパス感謝祭にサードパーティのアクセサリー販売業者として参加いたします。先回に引き続きまた呼んでいただきました。ウチのような個人商店がOlympusから直に電話がかかってきて呼んでいただけるのは、ある意味感慨深いものがあります。

もうウチは勝手にOlympusの企業舎弟ぐらいに思っていますんで、Olympusのためなら知床だろうが大東島だろうが、行けといわれれば「Yes Sir !」の一つ返事で、でどこでも行きます(フォトパス感謝祭は東京ですが)。

2010年2月10日水曜日

Lucris MAIIIハンドクリッカープレス ついに東京進出

当店が輸入代理店をやっているLucris MAIIIハンドクリッカープレス。東京でもご購入いただけるようになりました。



協進エルさんで取り扱っていただいております。

東京都台東区鳥越2-10-8
TEL 03-3866-3221(代表) 
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最寄りの駅は地下鉄蔵前駅、JR浅草橋

店舗にはデモ機が置いてありますので、一度ご確認の上、ぜひ実機を実際に試してみてください。


神戸方面では田中ミシン機工さんで取り扱っていただいております。

神戸市長田区松野通4-6-2
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最寄りの駅はJR新長田

こちらも店頭で実機でお試しいただけます。

大阪方面青春ミシン

大阪府東大阪市近江堂3-13-8
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最寄りの駅は近鉄長瀬ですが、初めての方はまず確実にたどり着けないと思いますので、リンク先にある池田さんにTELして迎えに来てもらった方が確実だと思います。ナビ使っても違う場所につれていかれると思います。

店舗というかは微妙ですが、東大阪の名物男である池田さんから直々に使用方法を解説してもらえます。

あまり関係のない話なのですが、Lucris MAIIIは元々ブルーメタリック色のボディで、何とも微妙な色なので、私が輸入する分はJapan Modelとしてわざわざブラックに塗ってもらっていました。しかし今はすべてのMAIIIが2010年モデルとしてブラックになりました。


私が初めて輸入したMAIII。今は手に入らない微妙なブルーメタリックボディです。
1年経った今でも当店の工房で毎日ひっきりなしに使われて大活躍しており、故障・不具合は一度もありません。使っているうちにアタリが付いて、各部の動きがとてもスムーズになっており、とても気分がよい使用感です。

2010年2月7日日曜日

また新しいPC

昨日のネタ:ウチの年金生活者(父親70歳)を三次元CADオペにさせる計画、の続き。

とりあえず、朝から10個ぐらいE-P1/E-P2ケースの手縫いをやりながら、私のCAD用PCで親父にRhinocerosのチュートリアルをやらせてみました。二次元のJW CADとはインターフェイスも操作も全く違いますし、説明書は日常生活では聞いたこともないようなカタカナばっかり書いてありますので、説明を読んでもさっぱりトンチンカンなようですが(だいたい私が読んでも未だに良く意味がわからない説明書です)、意味がわかってもわからなくても、1ヶ月我慢してチュートリアルと教材をやってみれば、そのうちわかってくるからやってみろと、無理矢理覚えさせることにします。




三次元CADの4画面ですが、親父はTop Front Right がつまり三面図で、Perspectiveが立体図だという理解をしたようで、慣れているJW CADでTOPを描いてそれを取り込んで、Rhinoで何とかしてPerspectiveを作れば良いんだな、という手前勝手な解釈をしたようですが、あながち間違った解釈でもなく、建物を描くだけのつもりならそのやり方で良いかもしれません。そのうち行き詰まりますが、今は黙っておくことにします。

これなら必要なのはやる気と根気だけだろうと踏んで、私は昼から名古屋の大須にパソコンを見に行きました。

ツクモ、ドスパラと見ましたが、老人向けの適当なPCがありません。わざわざ車で出向いたのですから即納でないと意味がないので、意地でも即納PCを探します。
TwoTopに行ったら、これはピッタリだというのがありました。

Core i-3 540 / メモリ2GB / Windows7 32bitインストール済み / DVDコンボドライブ / HDD 500GB 

お値段何と49999円。驚くべき値段です。同じパーツを買ってきて組み上げても、とてもこの値段では出来ないと思います。CPUとマザーボードだけで25000円ぐらいになります。

メモリは4600円で2G追加して、合計4G。32ビットなので認識は2.8Gだけで、差分の1.2Gは一体誰がガメているんだ?という非常に勿体ない話ですが、まあ仕方がありません。モニタはBENQの22インチワイドが、これまた15000円という価格。最近パソコンってすごく安いんだな、と実感します。10年以上前ですが、Dell のPentiumII 333Mhzと19インチモニタで30万円近く払った記憶があります。それが10年後の今では何と



約7万円(税込み)、、、。
PCショップもPC部品メーカーも採算は合っているのでしょうか?時々不思議になります。もちろんハイスペックのマシンは高いですが、カローラ(大衆車)クラスで良いのでしたら、このお値段。


i-3はグラフィックが弱いとか言われておりますけど、Rhinoで絞り木型を削る程度の三次元データをいじるぐらいでしたら、全く何のストレスなく使えます。

ちなみにスタッフ1号のPCがCore 2 duo 7500 + 2Gメモリ、私がメインで使っているPC(Athlon Dual Core 4850e + 4Gメモリ)。私のメインPCが一番遅いです(サーバーを除く)。オレのが一番おせーのかと気づくと、意味もなくちょっと腹が立ちますので、少しクロックアップして2.75Ghzまでオーバークロックしてやりました。ザマー見ろという感じですが、せっかくの省電力CPUが台無しになってしまっていると言う方が妥当かもしれません。



そして写真ではわかりにくいですが、老人用に座椅子仕様。
1ヶ月後に飽きられてうち捨てられているか、バリバリ活用されているか、また追ってレポートいたします。

2010年2月6日土曜日

シルバー人材活用大作戦

今年に入って、ケースがまたこれがよく売れておりまして、作っても作っても足りない状態です。ダークタンに至っては30個を1ロットで並べて作っております。30個も延々とミシン掛けしていると、気が遠くなってきます。

今週はGF-1の製品に取りかかるつもりだったのですが、とてもそんな状態ではなく、E-P1/E-P2ケースの製作に必死でした。たぶん来週もそんなに状況は変わらないと思います。

とにかく現状当店は労働力が足りていない、このヒトコトにつきます。

店主の私はケースとストラップのミシン掛けと手縫いを朝から晩まで延々とやって手一杯。

スタッフ1号(女)は貼り革のカットでレーザー加工機をブン回して、クリッカーと刃型でカットしまくって、袋詰めして梱包で手一杯。

スタッフ2号(男)は、ケースの縫製前下準備:裁断、表裏革の貼り合わせ、縁返し、側面と底面の仮組。また縫製が終わったケースやストラップの仕上げと磨きで、こちらも手一杯。

スタッフ3号(女)は、仕事をするということにあまり向いていないような気がしますが、本人は決してサボっているわけではないようです。宛名書きしたり、梱包の手伝いをしたり、コバ仕上げをのんびりやっていたりします。仕事場の殺気だった空気が全く読めていませんが、まあ、いないよりは多少マシかなという感じです。

こんな感じで、3人プラスαで、現状いっぱいいっぱい。この状態で何か他のことをやろうとか、完全に無理だと思います。今年からガンガン動かす予定だったRoland MDX-40 三次元切削機も、ちっとも稼働しておりません。非常に勿体ないです。木型の依頼は来るのですが、私が3D CADを引いている時間がこれっぽっちもない。

そこでだ、CAD引きが出来る人間を捜してくるとか、誰かヒマな奴に三次元CADを覚えさせれば、鳴り物入りで導入した三次元切削機も活用できるのではないかと、一筋の光明とも言えるグッドアイデアが私の鈍い頭にひらめいたのでした。

三次元CADが出来る人間を探してくるのはこれまた面倒ですから即却下。そうなるとヒマな奴にRhinocerosを覚えさせればという選択肢が残るわけです、というよりもそれしかない。そして、私の周りにヒマしているヤツとなると一人いた。

ウチの年金生活者(父親:70歳ぐらい)。

そうだ、これで行こう、、、。
スタッフ3号にやらせてみたら?と思われた方もいらっしゃるかと思いますが、 人間というのは能力とか才能とかいうものがあってだなぁ、、、(一応)経営者というのは、雇っている人間の能力がどれぐらいかということが、案外良く把握できているものなのです。

ウチの年金生活者は、週に4日はヒマしていて、鉢植えに水をやったり、読書したり、昼間からビールを飲んだり、ホームセンターで木材を買ってきて帆船を作ったり、いかにも私は暇人というオーラが漂っている(実際ヒマしてます)。それでも帆船模型はなかなかのもので、キットではなくホームセンターで材料を買ってきて切ったり削ったりなどの加工して、結構立派な帆船模型を作るのは、なかなか根気の要る仕事だと思います。ヒマじゃなければとても出来ないとも言えますが。


しかも暇な老人の割には二次元CADはかなり熟練している。

週に3日は会社に行って、設計図面を描いたりしているようです。ウチの工房のDIY増設時も設計図面は親父が引きました。実際に工事したのも私と親父ですけどね。

私と違って根気は良い方ですから、Rhinoが動くパソコンと教材を渡せば、コツコツと覚えると思います。だいたいからして、MDX40で革絞りの木型を作る程度の三次元図面が引ける程度で結構なのですから、二次元CADにないコマンドを覚えて(それが膨大なのですが)、流れさえつかんでしまえばたぶん大丈夫でしょう。
しかも初期投資は10万円ぐらいでそこそこ速いパソコンとモニタを買ってくればOK、という気軽さで、もしダメだったとして、それぐらいは来世への餞別ぐらいに思っておけばいいです。

とりあえず本人に「三次元CADは二次元と比べてコマンドがやたら多くて習得に時間がかかるけど、パソコンを買ってきて、教材は渡すから覚えてみないか?」 とお伺いを立てたところ

「難しそうだから出来るかどうかわからんけど、ヒマだからやってみるか」と。
多少偉いなと思うのが、やらないうちから出来ないと言わないところです。老人の割にはチャレンジ精神があるな。

安易に決めつけてはいけませんが、ダメな人間はだいたいやる前から出来ませんという答えが返ってくるものです。

もしかして出来るかもしれないぐらいに考えて、四の五の言わずに少しはチャレンジしてみれ、と思います。

ちなみに親父のPCはWindows98, セレロン333Mhz、メモリ64MBという、過去の遺物みたいな驚くべきマシンを使っています。2次元CAD(jw cad)ぐらい、それで充分実用的に動くから偉いものです。
そのPCで三次元CADが動かないか?というので、

そんな10年以上前のスペックで三次元CAD(Rhinoceros 4)が動くわけないだろ

そんなこんなで、シルバー人材を活用してみるか、という大きな賭けに出たのでした。

さて、またパソコン買わないかんのか、、、。サーバー合わせて7台あるところに、さらにもう1台。人間よりもPCの方が多いという不思議な職場になっています。もう何が何やら。

2010年2月1日月曜日

ミシンライト

今日の一工夫


ミシンの針先が暗いので、11wの冷蔵雇用電球という豆電球みたいなものと、それに合うソケットを買ってきて、針先を少し明るくしました。

ミシン掛けは針先に神経を集中するので、35wぐらいのハロゲンで煌々と照らしたいぐらいです。黒革にブラックステッチとなると、針先が明るくないと神経が参ってしまいそうになります。礼服を縫っている職人さんなんか大変だと思います。



こっちの写真の方が実際の感じに近いでしょうか。



配線はガムテープで留めているという杜撰さではありますが、、、。
今度はハロゲンランプを買ってきて、集中光を針先に当てるようなライトを作ってみたいと思います。