2010年7月30日金曜日

また大阪行きなわけですが

オリンパス・Fotopus感謝祭大阪 に出品する荷物をまとめて、本日昼頃出発予定です。
ウチは名古屋の業者ですが、革の仕入れを大阪でやるので、大阪が行動範囲内に入っております。希に日帰りで神戸という無理もします。


ついでにMAIIIクリッカーも積んで納品してきます。
またついでに靫で革の仕入れもしたりする予定です。

2010年7月29日木曜日

樹脂板の差し入れ そしてオリンパス・Fotopus感謝祭大阪

樹脂板ですが、小さなものばかり切削している割には案外すぐに無くなってしまいます。
もうそろそろ再発注するかというところに、良いタイミングでとあるところから樹脂板の差し入れがありました。20cm x 30cmが11枚。しばらく困らないですね、というよりもしばらくタダみたいな値段で絞り型が作り続けられます。


お返しに、私からは絞り型のペントレー2つ。なんかちょっとウチが得してしまってすみません、という感じです。

しかしウチの場合、 もう皆さん良く知っていらっしゃると思いますが、一番の問題は人が足りない。
絞り型でカメラスタンドを作っていきたいのですが、簡単なカメラの寸法取りさえ出来ない状態です。カメラを水平に切った断面寸法さえキチッとしたものが二次元CADで取れてしまえば、カメラスタンドにする3次元の立体モデリングをするのはそれほど面倒な仕事じゃないです。
困ったことに二次元CADを一応きちんと使えるウチの年寄りはまだ入院しております。


さて話は変わって、オリンパス・Fotopus感謝祭大阪、明後日31日土曜日、オリンパスプラザ大阪であります。
今回また当店も呼んでいただきました。東京2回、大阪1回で3回目です。

オリンパスプラザ大阪は、実は一度も入ったことがないのですが、私はいつも中央大通:船場の方から土佐堀方面:四つ橋筋に曲がる方法がわからず、毎度毎度曲がりそびれてオリンパスプラザ大阪のビルの周りをグルッと一周回って、土佐堀に向かうという鈍くさい事をしていますので、場所はよく知っています。

明日は昼頃名古屋を出て、3時~4時頃大阪入りします。

2010年7月26日月曜日

これは神レベル

前回NEX5の革絞りディスプレイスタンドのモデリング画像をご覧いただいたのですが、あれが果たして絞れるかどうか?実際に絞り型を切削して絞ってみました。



左凹型、右凸型。樹脂の削りだしです。


多少設計変更しておりますが、ご覧の通り絞れております。


設計は上の画像。
PC上の仮想三次元空間で設計したオブジェクトが、現実世界でほぼ同じものが革で再現される、これは感動的であり、二桁の足し算引き算さえ億劫な人間にもそれが出来るというのは、もうほぼ奇蹟と言っても問題ないです。



NEX5のクネクネした底面をそのまま再現して絞り型が出来上がりました。
ここまで絞れれば、もうまさに神レベルの絞り。革絞り成型でこれほど複雑なものを見たことがありますか?私はないです。

ウチのような零細業者にとって、ライノとMDX40の組み合わせは神レベルと断言しても間違いありません。これだけ出来てたったの100万円弱。


ピターっとNEX5が据わります。



ハイテクノロジー万歳。
"手作り"を忌み嫌う店主が行き着いた一つの到達点だと思います。

2010年7月25日日曜日

物件探しと親父命拾い

とにかくウチは作業スペースが狭いんです。機械を増やさずに一人二人でボチボチやっているなら、ウチの工房スペースも気にならない程度なのですが、気が向けば新しい機械やらPCやら買ってくるし、刃型と治具も新しく商品を作ると首を傾げたくなるぐらい増えますので、現状ではもうこれ以上工房に何かを入れることは不可能になってしまいました。
しかも去年の10月には私と親父で建て増ししたのに、建て増したスペースは一瞬にして目一杯になってしまいました。

もうこれ以上は何をどうしようと、何ともならないと言うことで、思い切って物件探し。
ちょうどタイミング良く倉庫の空きがありました。家から車で10分ぐらいのところ、同じ区内です。しかも相場よりも安いんです。名古屋市内で坪3000円は割安です。倉庫が4軒固まっているところの一つが空いて募集している状態です。

北隣は建設機械のリース屋の広大な敷地で、 東隣は同じ倉庫、南隣も倉庫、西隣は駐車場。ちょっと離れたところに3階建てのマンションがある程度。現在建設中の国道302号環状線+高速道路平行線のすぐ脇ですので、こっちが出す騒音など全く問題になりません。しかも高速の脇道沿いですので、地理に明るくない人でも無い限りアクセスが悪い、という工房の立地としてはほぼ理想的と言える場所です。

ただ普通に言って、相場より安いというのは、何かあるんですよね。
隣にややこしい人が住んでいたり、やたら空き巣狙いされやすかったり、理由は様々だったりします。
そういうことは無いのですか?と不動産屋に聞いたんですけど、「はい、そういう面倒があるから安いんです」と言うことは、まず言いませんね。不景気だから安いんです、という理由を強調します。


もう、何でもいいや。グズグズしているとチャンスを逃しかねません。今日物件を見てきました。30坪のスレートの倉庫そうろうというものです。
良いね、実に良い。私は昔から小さな町工場を経営したかったんです。油にまみれた作業着を着て、作業帽をかぶって、汗まみれになって働く小さな町工場経営者。それに一歩近づきつつあります。

しかし本当にタダの箱ですので、内部に小屋を作って事務所スペースを作ったり、電気工事をしたり、その事務所スペースにエアコンを設置したり、等々結構面倒な仕事を最初にやらないといけません。普通そういうことは業者に頼むものですけど、ウチには閑な年寄りがいて、そういうことをやらせるのにちょうどいいと思っていたのですが、最近癌になって死にかけました。しかし状況は好転して、1ヵ月もすれば退院だそうです。また命拾いしたね。
退院してきたら、早速閑な年寄りに人生最後の仕事をしてもらうといたしましょう。

2010年7月24日土曜日

どんどん絞っていくぞー

カメラディスプレイスタンドのモデリングは、ほぼやり方がわかりましたので、いきなりですが難易度の高いカメラ用ディスプレイスタンドのモデリングに手を出してみたいと思います。

底が複雑な形状をしているNEX5です。これさえ出来れば、他のカメラはアクビしながらでもできると思います。

写真を撮るのを忘れましたけど、底の形状を二次元CADとレーザー加工機を駆使して正確に採寸していきます。



上の緑で囲った部分が、底部形状の断面データですね。


ライノでモデリングした完成予想図です。どうです?カメラの底が平らではないというだけでこの複雑さです。
ここから凹型、凸型をモデリングして切削します。

一発で上手くいったらお見事ですね、というよりも、これが果たして絞れるんでしょうか?
絞れたら私の方がビックリしてしまいそうな気がします。

華麗な革絞りペントレー

発注していた刃型が上がってきまして、ペントレーが完成しました。


皿は一枚革の絞り成型。
絞り型は自社で設計・切削。荒裁ち用の刃型2点も自社製作。
仕上げカット用の刃型だけ外注しました。


皿の内寸は約 60mm x 200mm。外壁の高さは約11mm。

サンプル写真はキャメル(栃木レザー)、ステッチはホワイト。


革絞りのゴージャス感と、ヌルッとしたカーブの質感がたまりません。
実に美しい革絞りです。


モスグリーンとライトブルーステッチの組み合わせ。


渋めの色合いと自然な皺感が醸し出す高級感は、リッチで落ち着いた中年男性に一番似合う革だと思います。

裏は滑りにくい黒のピッグスエードです。
革を絞っただけでなく、きちんと縫製を施すことによって、革製品としての存在感を高めております。



内側は形状保持としてゴムを詰めて固めてあり、使用による型崩れは無く、落としても割れたり変形したりせず、安心して末永くご使用いただけます。


2013年9月14日現在、販売をしております。革のラインアップは少々違います。
こちらの商品ページからご覧ください。http://aki-asahi.com/store/html/PenTray/PenTray.html



2010年7月22日木曜日

世界の檜舞台

海外サイトなのですが、

Online Store from Olympus Imaging Singapore Pte Ltd
シンガポールオリンパスの直販サイトのようです。

あれ?ウチの商品にクリソツのケースやら貼り革やら、、、。
クリソツというよりも、ウチのケースと貼り革そのもののような気がします。

この俺が作った商品が、世界のどこかでオリンパスの箱に入れられて販売される。こんな栄誉が自分の人生で起こることもあるのです。まあ決して純正品になったというわけじゃあ無いんですけどね。

極東の片隅の、掃き溜めみたいな狭くて小さな工房で細々と作られたE-P1/E-P2革ケースとか貼り革が、どういうふうに転がったのか、堂々世界の檜舞台に飛び出したのでした。

革絞りの限界はどこに?

最近、デジカメのディスプレイスタンドの試作を続けて、革の型絞りばかりやっておりますが、あれぐらいの絞りは、革にもよりますが、余裕だと言うことがわかりまして、今日は(筆記具の)ペントレーを切削してみました。


凹凸絞り型のペアは上のような感じですが、凹凸がよくわからないと思いますので、凸型の設計画像は下のようになります。


枠の高さは12mmで、しかも折り返して絞ります。
かなり無理があるような感じがしますが、早速絞ってみましょう。



凸型を外して、凹型に革が張り付いている状態です。良く絞れております。



木型から外した画像です。



ここまで絞れれば、もう笑ってしまいたくなります。何と12mm高の枠を折り返して絞っております。
これでも何とか絞れているということは、一体どこに限界があるのでしょうか。



あまり大きなペントレーを作っても需要は無いだろうと踏んで、ペン3本ぐらい並べられる大きさにしました。

この後は、中の空間に詰め物をして、底をつけて外枠を縫製して裁断。
ここまできつく絞ったペントレーは見たことがありません。
しかし問題は裁断をする刃型で、私が曲げる19mmの刃型では高さが足りず、23.4mmのトムソン刃でもおそらく補強桟が当たって無理。30mmの刃で刃型を作るしかないと思います。30mmとなると刃型の値段が高いんです。

さて、昨日のE-P1/E-P2ディスプレイスタンドの完成形。


だいぶディスプレイスタンドっぽくなったと思います。

2010年7月21日水曜日

E-P1/E-P2ディスプレイスタンド(改)

前回試作したものよりも、1mm背を高くして、回りの傾斜をきつくして、カメラの据わる位置を少し後ろにずらして設計し直した木型を切削しました。


左:凸型、右:凹型。木型と言っても樹脂板を削りだしたものです。


只今、内部の詰め物の乾燥待ちです。
この状態だと、何かあまり欲しくない物体だな、という感じがしますけど、縫製してカットすれば格好良くなるんですから不思議なものです。

昨日の投稿で書きましたが、長方形にカットした革を絞ると、場所によってかなり引っ張られてしまうのですが、本日のものは引っ張られることを前提にした形状でカットしておりますので、絞った後で革がほぼ長方形に納まっております。

つまり下のような形の荒切り刃型を作りました。


完成品は明日ということで。

本日、前回オーダーストップ前にいただいたご注文分すべて発送が終わりました。
今月末31日に大阪のオリンパスプラザで行われるフォトパス感謝祭に、また当店も呼んでいただきまして、そのときに並べる商品作りに今週いっぱいかかる予定ですので、次回オーダー再開は7月26日月曜日夜頃の予定となります。

2010年7月20日火曜日

縫製そして縫製、切削そして切削

先回オーダーストップをかけるタイミングが少し遅く、ご注文をこなすのが少々遅くなってしまいましたが、ようやく目処が付いてきました。


目処が付いたと言っても、おそらくまだ30個は残っているような気がします。


スタッフは一日がかりで縫製、縫製、そしてまた縫製。
私の方は側面と底の手縫い。これも一日がかり。おそらく明日も。

一方で、絞り型の切削。これも一日中MDX-40を回しっぱなしです。これもこの一週間、切削、切削また切削の連続。作るものが決まっている以上、今後もMDX40が壊れるまで絞り型の切削が続くかもしれません。

本日上がったのは、E-PL1のディスプレイスタンド用絞り型です。
早速モスグリーンで試作しました。



先回作ったE-P1/E-P2用のものよりカメラが据わる位置をちょいと後ろにずらして、1mm深くして、外枠の傾斜をきつくしました。こちらの方がよりディスプレイスタンドっぽくなっていると思います。

というわけで、E-P1/E-P2スタンドの絞り型も設計を変更して再度切削中。
なかなか初めてやることというのは、一発で上手くいかないものです。

出来上がった形状を見ると短辺の傾斜をもう少しきつくした方が、もっと外観が締まるかもしれません。これだけはPCのスクリーン上でレンダリングして、いくら眺め回してもわからないですねえ。実際に試作品を作って眺め回して初めてわかる、難しいものです。




絞り途中の様子です。凸型を外した状態。


凸型を押した面(床面)は、流石に線がシャキッとしています。


凹型から取り外した状態。
約30分でほぼ絞り切れております。あとは乾燥です。
型絞りをした後の革の形状が、とても面白いですね。元は長方形に切り出した革が絞られることによって、引っ張られて上のような形状になるわけです。どの部分が強く引っ張られているのか上の画像でよくわかると思います。
場所によっては引っ張られすぎてギリギリのところがありますので、絞り型にセットする前に切り出す形状を設定し直して、刃型も作り替えた方が良いような感じです。

この絞り型のディスプレイスタンドですが、 製作の手間はかからないのですが、乾燥時間が問題で、絞った後の乾燥と、中の詰め物の乾燥に時間がかかり、いくら頑張っても丸1日は乾燥に時間をとられてしまいます。なかなか頭の痛いところです。

2010年7月18日日曜日

ヒマな70歳の年寄りにRhinocerosを覚えさせるどころじゃなくて、癌になった

もう、私もすっかり忘れていましたけど、ヒマな70歳の年寄りはどうなったかというと、最近2度目の癌になり昨日手術をして入院しています。
親父も5年ぐらい前に胃癌をやって、胃を摘出していますので、ウチの家族もすっかり癌慣れして、いちいちビックリしたりしないのですが、今度は大腸癌。一応摘出手術は上手くいったようですが、術後の容態はよろしくありません。術後3日がヤマだそうです。

しかしながら、こればかりは運だから仕方がありません。いずれにせよあと20年も30年も生きるわけでもなく、今回の癌を何とかしても、10年以内には寿命という現実も心得ておかないといけません。

親父が生死を彷徨っていますけど、私の方は仕事がありますので、昨日も今日も仕事をしております。ウチもまともに仕事を回そうと思ったら、後2人はスタッフが必要です。現状3人で無理矢理回しているというか、回らないからオーダーストップの連続です。

人を増やせばいいじゃないか?と言われるのですが、人を増やすってのは簡単かもしれませんが、それじゃあ仕事が減ったときにどうするのですか?という話になるわけです。
「暇になったから辞めてくれ」とは簡単に言えるものじゃないですよ。人間誰しも生活ってものがあるのですから。
暇にならないように仕事を回していくのが経営者の仕事なんですけど、ウチは流行り物をやっているという自覚は充分ありますので、売れなくなったらそれはもう一気に沈みます。

それだけ売れて結構な事じゃないですか、と言われる事も多いのですが、実は悩みは深いわけです。

それはよしとして、朝からE-P1/E-P2ケースとE-PL1ケースの縫製をして、昼からMA3クリッカーの発送作業、それが終わったらE-PL1ディスプレイスタンドのモデリングと、何だかんだで忙しく一日が終わるね。


E-PL1ケースの凹型。切削しようと思っていたのですが、注文している樹脂板が届きませんので、今日は切削お休み。

ディスプレイスタンドは、E-PL1、GF-1、NEX3、NEX5、LX3、DP2などの私が所有しているデジから始まって、フィルムの方はライカMからライカL、OM、PENシリーズまで所有しているカメラをすべて網羅していく勢いでやって行く予定です。革絞りマスターを目指せ、というより、おそらく50種類も作ったら自然と「革絞りならAki-Asahi」という評価になってくると思います。そういう都合の良い目論見ですね。私は戦略と言っていますが。

これで儲かったらマシニングセンターを導入かな(笑)。そういう大きな目標でやって行きましょう。夢は大きな方が、楽しみがあって良いですから。



これが法人化して一番欲しかったもの。法人クレジットカード。
設立したばかりの法人は、実績がないのでクレカの発行はなかなか難しいという話を聞いたのですが、特に問題なくすんなりでした。
現金を持ち歩かない方ですし、クレカを使えるところは何でもクレカで支払いをする方ですので、法人用は有り難いです。年会費の高いゴールドカードなんて要りませんけど。

2010年7月16日金曜日

E-P1/E-P2ディスプレイスタンド試作 その4

型絞り成型ですと、使える革がある程度決まってしまいまして、ヌメ系の革が絞りやすいので、それが主体となってしまいます。薬剤を使えばクロム鞣しの革でも絞れるのですが、とりあえず薬剤の手持ちが少ししかないので、今後また一斗缶で仕入れてきます。

お客様から栃木レザーのキャメルで出来ないか?というご質問がありまして、ヌメ系の革ですので問題なくできるとは思いますが、一応やってみました。


おそらく湿らせた革の乾燥具合と、圧のかかり方具合とか、引っ張られる箇所、縮められる箇所などの違いで見事なムラ感が出ています。


全体的にはオリジナルの色よりも濃いめになります。薬剤を使うともっと濃くなると思います。


レンズのえぐり部分も微妙に良い感じのムラ感です。


何とも言われぬ美しさですねえ。


手前味噌で誠に恐縮ですが、予想以上に格好良すぎて、ちょっと死にそう。
まあ死ぬことはありませんが、鼻血ぐらいは出そうです。
今晩はこの栃木レザーのディスプレイスタンドを眺めながらウィスキーを飲もう。

絞り成型のペントレー試作

昨日、チョイチョイとモデリングしたペントレーの絞り型の凸型の方を切削してみました。


凸型は革の銀面に張り付くわけではないので、結構粗く削っています。
この時点で樹脂が無くなりましたので、凹型の切削は出来ませんでした。樹脂の発注をして、明日届くか来週か、というところです。


凸型が完成形とほぼ同じ形状となりますので、参考までにペンを置いてみました。
ボールペンとペイントマーカーでは安っぽさ全開という風情ですが、万年筆など持っていないので仕方がありません。


上の画像が凹型のモデリング。凸型に革を乗せて、凹型をかぶせてプレス機で圧力をかけて絞り出します。

ここでちょっと問題というか、心配事が。
今回絞りがかなりきついので一発で絞りきれないのではないか?
そういう疑問があります。無理矢理絞ると革が破れかねません。

そこで、絞りきれない場合、2段階に分けて絞る必要が出てくるかもしれません。


少ない頭で考えた解決策は、上のような皿部分を押す押し型でまず1回絞りだして、その後、本来の凹型で再度絞る。少々面倒ですが、たぶん2段階絞りになるような気がします。

なんかいきなり難しいものになってしまいそうですが、こういう試行錯誤を繰り返すのも修行の一つだと思います。

現在、絞り型を使った製品を20セット作るという修行過程の3つ目。2つ目だと思っていましたが、よく考えたらNEX5ケースの底部用に絞り型を1セット作っておりますので、これが出来上がれば3つめです。