2011年4月27日水曜日

そして半年が経ったのでした

4月が終わると、いつの間にか一年も1/3が過ぎたことになり、毎度の事ながら年月が過ぎるのは早いものだと実感いたします。

そして去年は、10月半ばに今の工房に引っ越してきて、もう早いもので半年が経ったのでした。
しかし半年経っても、未だに今の工房の雰囲気にちょっと慣れないというか、今ひとつしっくり来ない気がします。その前が自宅兼作業場で12年もやっていましたので、半年程度ではまだまだなのかもしれません。

そして工房の引っ越しと同時に卒煙して、こちらも同じく半年となりました。酒を飲んでいるときに(口腔喫煙で)3、4本は吸いましたけど、喫煙者に戻ったりもせず、ノンスモーカーとして普通に生活しております。
それでも嫌煙家になったわけではなく、屋外労働者さんたちが3時の休憩にみんなでタバコを吹かしながら談笑している姿を見たりすると「なんか楽しそうだな」とちょっぴり羨ましく思ったりもします。

でも多くのノンスモーカーのみなさんと同じく、副流煙が嫌いです。副流煙のニコチンを吸ってしまうと次の日は体の調子が悪くなるぐらいです。そんな思いをすると、やっぱりもう自分はノンスモーカーなんだと再確認したりします。

酒の方は4月8日に飲んで以来、こちらもまったく飲んでおりません。家の中でも外でも飲まない。
しかしタバコも酒もやらない、もちろんギャンブルもやらないとなると、見事にお金が減りませんね。
ショッピングも興味ありませんし、食べる方も「納豆が激烈ウマい」と言っているぐらいですから、言うまでも無し。この状態になると貯金をしているという感覚はありません。何と言っても、使わないんですから、お金が減らないわけです。一番大きな出費は、ホラでも冗談でもなく「納税」。納税することは決して無駄なことではないのですが、現状だと何だかとても無駄遣いさせられているような気がします。

一般的に、たくさん収入があって、たくさんお金を使うのが、金持ちとかリッチというイメージがあります。しかしよく考えたら「お金を使うところがないから、お金が必要ない」、これも一種のリッチではないでしょうか?そうなるとあまり働く必要がなくなります。稼ぎが少なければ税金も少しですみます。働かない分の対価として得た時間は、飽きもせずずっと瞑想をしていればいいのです。なんなら田舎にやせた土地でも安く買って、豆でも育てて、それを食って生活すればいいです。実践してその生活が成り立ったとしたら、十分リッチだろうな、そういうのも悪くねえな、そんな気がしてきました。

2011年4月26日火曜日

ゴールデンウィークの営業

今年のGWの予定は暦通りの営業となります。平日は発送作業をいたしますが、日曜祝日は発送をいたしませんので、発送がGW明けにずれ込む場合がございます。

ご不便をおかけして申し訳ございませんが、なにとぞご理解をいただけますようよろしくお願いいたします。



GWとは関係ないのですが、NEX5ケース底部分の立体パーツが忘れた頃に無くなりますので、30個ぐらい作り置きをしておきます。型絞りとゴムの充填・乾燥で3日がかりの仕事です。

2011年4月24日日曜日

FinePix X100 ケース試作 その4

本日4月24日、日曜日。気分が良いので仕事場に来てX100の試作を進めます。



デジカメケースはスクリーンやボタンという制約があり、0.5mm以内の正確さを求められますので、型紙とかでは話になりませんので、CADでの設計が当然の選択となります。


試作のカットで全然苦労をしなくても済んでしまうレーザーは本当に有り難いです。
いずれにせよ革包丁ではカット出来ない形状ですので、実際のところこれしか選択はありません。


結構大きなカメラですので、A3で作った革から側面部分のパーツ3個しか取れません。

試作は2つ進めまして、プロトタイプ012号です。


形状としてはほぼ完成だと思います。
午後から実際の製品で使う革を使って、裏革も貼った状態で試作を進めていく予定です。

2011年4月23日土曜日

MAIIIクリッカーで長尺物をカットできるかトライしてみる企画

スイングアームの油圧クリッカーを持っていても、なかなか頭を悩ますのが、長尺物のカットです。


スイングアームというのは上のようなタイプの物です。実際にどう動くかはYouTubeのリンクをごらんください。

スイングアームのクリッカーだと、長尺物は1発のクリックではカットしきれませんので、2回クリックする必要が出てきます。上のリンク先にある動画の通りです。
実は2度打ち厳禁と言われておりまして、長尺の刃型は刃型自体が反ってくるのです。反りすぎるとそのうちに刃型が使えなくなります。上の動画で二度打ちしているのは、それしか方法がないから仕方なくやっているだけです。これもそのうちに使えなくなります。

1発でカットしたければ、ビームプレスという倍ぐらい大きなクリッカーを使う必要があります。
お値段を調べたところ

1: 62万円:日本製中古。1200mm(長) x 300mm(幅)までカット可能。設置料金別途。

2: 0円。日本製中古。鞄屋などが廃業すると真っ先に処分に困るのが実はクリッカー。今時置き場所に困る巨大なビームプレスを欲しがる人はほとんど居ません。「タダでええから持ってってくれって言うとったでー」という情報あり。運搬設置は自分でユニック借りてきてやれば2万円ほど。

3つの選択肢がありますが、困るのが電気料金。5kwぐらいの三相動力電源を引く必要があり、基本料金だけで毎月5000円ぐらいかかります。朝から晩まで使う物ではないどころか1か月に数時間使う程度の物に毎月5000円の固定費を払うのは非常にバカらしいですね。しかも物が大きいから邪魔なんです。

そこでMAIIIハンドクリッカーを使って、何とか長尺物をカットできないか工夫してみる企画。
MAIIIハンドクリッカーとは何ぞや?という方は、こちらのリンクを見てから読み進めてね。

企画と言っても、思いつきでやっているので、余っている材料を組み合わせてとりあえずやってみようか、というところです。

まず使っていない裁断板(まな板ソックリの物)にMAIIIの高さに合わせた木材を貼り合わせます。


上に乗っかっている一斗缶やポリタンクはいわゆる「重し」です。接着剤が完全に乾くまでこうしておきます。


別の角度から見るとこんな感じです。

接着剤が乾いたらまた追ってレポートします。これで上手くいったら1500mmの超長尺物がカットできるようなタイプを頑張って作ってみたいと思います。

さて、午後3時。接着剤がそろそろだいぶ乾いたので、MAIIIクリッカーにセットアップしてみます。


「思いつきでやってみた」という程度にしては、なかなか上手くできていると思います。


角度を変えて見てみますとこんな感じです。「長尺に自信あります」という雰囲気が漂ってきているような気がします。


革と長尺刃型(700mm長)をセットして、裁断板(まな板)を端に寄せてクリックしていきます。


もちろん1回でカット出来ませんので、何度も裁断板をずらしながらクリックしてカットをしていきます。
二度打ち厳禁なのでは?と思った方、MAIIIは手動なので二度打ちによる弊害の影響が少ないです。


とりあえず、問題無くカット出来ているようです。
まずまずといったところですね。今度は製品にするストラップの革を実際にカットしてみたいと思います。また追ってレポートいたします。

2011年4月20日水曜日

FinePix X100 ケース試作 その3

今回、なかなか底パーツをカットする刃型が上手く決まらず、昨晩再度作り直して、結局こんなものだけで4つ作ってしまいました。


1mmも2mmも違うわけではなく、0.2mmとか0.3mm程度のわずかなことが気に入らないということなのです。底部画像をスキャンしたものをトレースして、レーザーでカットして底部にピッタリ合うデータから刃型を作っても、実は上手くいかないのです。

なぜ上手くいかないか?というと刃型というのは、ウチの場合、刃の片方が比較的真っ直ぐのもの
(Martin Millerのプロダクトリスト〔リンク〕のBEKというタイプ。普通はBEという刃先形状のタイプが多い)を使っているのですが、6mm厚ぐらいの硬い厚物をカットすると切り口が末広がり:つまりわずかに台形になるのです。これは刃型の作り方が悪いのではなく、そうなるものなのです。切り口が完全直角にカットしたければ、かなり特殊な刃型を使わないと出来ません。
末広がりの割合が、ものの形状によって変わってくるというか、要するに一定ではないので、実際に何個も作り直して、底部のパーツにきちんと合うように詰めていくしかないです。

結局、この程度の割と単純な形状の刃型なら自分のところで作れるというのは、きちんとしたものが出来るまでやり直せるので、大きなアドバンテージになります。あくまできちんとしたものを作る確固とした決意があるという大前提があっての話ですが。

気に入らない刃型(上の画像のうちの左3つ)は、捨ててしまって良いかというと、実はこれがそうも行かない。試作を進めていくうちに没になる予定の刃型の方がやっぱり合うようだ、という可能性も捨てきれないのです。正直もうわけわからんですけど、やっぱり自分で刃型を作ってみると、刃型を外注しているだけではなかなかわからないこういう癖が自分の経験として理解できるわけです。

まあ、ぜひ下の2つのリンクをご覧ください。

リンク1
リンク2

たかが刃型の刃先形状のことですが、こんなに様々な形状が存在するわけです。一体こんな不思議な形状の刃を誰が使うのだろうか?と首をかしげてしまいそうなものまでありますが、需要があればその需要に見合う製品を提供するという、この人類の英知と努力。実に驚くべきものがありますね。

さて、話は試作とは関係ないのですが、NEX5にパノラマ撮影補助機能というのがついていて(ずっと知らなかった)、回転椅子に座って回りながら工房内を撮影してみました。


18畳もある割にはもう結構狭いというか、雑然とした様子が良くおわかりいただけると思います。


プロトタイプ010号です。つまり10個目の試作です。まだ床革を使ってカットをしている状態です。
床革の問題は、芯が無いことです。つまりフニャっとしておりますので、シャキッとさせるために芯を貼り合わせて使っております。


シャキっと美しいCADダイレクトのレーザーカットです。


縫製するまでの段階に至っていないので、組み立てただけなのですが、ほぼ形状は決まりということで良いのではないでしょうか。

2011年4月17日日曜日

FinePix X100 ケース試作 その2

本日は日曜日なのですが、雑誌に掲載してもらうための期日のリミットというものが出てきましたので、試作を続けてみたいと思います。


まず底部の刃型がちょっと合わなくて気に入らないので本日また作り直し。最終的にもう一度ぐらい作り直すような気がします。底部のこの刃型は、カメラケースを作るキモと言って構いません。


側面パーツのデータをCADで引いてザクッとレーザーカットします。


カットした状態です。


ザックリとしか合っていませんが、ここからデザインとデータを煮詰めていきます。
やることは、CADの線を引っ張り直して、カットして組み立てて、ということを延々と繰り返します。
要するに根気勝負です。

2011年4月16日土曜日

恒例の焼き肉

毎月恒例になりつつあるかも、という感じの焼き肉の昼食ですが、4月は本日16日。
近くのスーパーに食材を買いに行って、火起こしして、七輪で焼きます。


まずは火起こし。名称は忘れましたが、これが火起こし専用のブツです。新聞紙数枚で何の努力をしなくても炭火に火が起きてくれます。


炭火が起きたら、七輪に炭を移動します。


豚バラ肉、牛バラ肉、味付けホルモン、ソーセージだけは少し贅沢してシャウエッセン。肉は100グラム100円切っているような安物ばかりですが、炭火で焼くとこれがまた驚くほど美味くなるのが不思議です。正直、豚肉の方が美味しく焼ける気がします。


野菜がこれまた美味いんです。ピーマン、キャベツ、椎茸、新タマネギ、レタス。


七輪での焼き肉は、薄切り肉を焼くことが肝心です。

今日の食材はみんな満腹したところで、ちょうど全部食べきりました。
食材費は何と1800円。もう言うことなしです。


炭が全然減らないです。毎月やっても今年いっぱいはありそうな気がします。
何とも平和な春の一日でした。

さて話は変わって、去年も同じぐらいの時期に買ったと思うのですが、刃型を作るための刃・75メーター巻。考えてみれば、刃物が75メーターも巻いてあるというのも、日常生活ではあり得ないことですね。



ちょっと情けないヴァイキングの顔がマークのマーチンミラー社(オーストリー製)のものです。
普段は19mm高の刃を使うのですが、型絞りした立体成型した革をカットするために、今回30mm高のものです。

30mm高の刃型は滅多に使うものでもないので、75メーターあっても一生使い終わらないかもしれません。自分で刃型を作ってみようとかおかしなことを考えずに、刃型屋さんに作ってもらった方が結果的には安上がりだと思います。

2011年4月10日日曜日

精神の不均衡とつきあう

最近、心療内科に通っていて、一気に良くなったように見えたのですが、精神の不均衡:つまり鬱というのはそんな簡単に治ったりしてくれるほど甘くないです。

先週の金曜日に地元にいる同級生8人ぐらいと楽しく飲んだのですが、アルコールと薬は併用するなと書いてあるので、都合その晩と次の朝は薬を切りました。その途端、土曜日は二日酔いと相まって精神レベルは「ズドーン」と一気に下がってしまい、慌てて家に帰って薬を飲んで何とか一日乗り切ったという、もう危ないところでした。

割と軽い薬なのですが、やっぱり薬で抑えているだけで、薬を切ったりしたら即危険水準に落ち込んでしまうわけでです。仕方がないのですが、もうこれは当分止められませんね。

自営業でも一人でやっているだけだったら、まあ蓄えでしばらく南の島にでも行って、毎日エメラルドグリーンの海でも見ながらゆっくり療養するかとか割と豪華な選択もあるのですが、スタッフを抱えている以上、彼らの生活に責任がありますので、「俺は明日から南の島に飛ぶから、お前ら明日から仕事無しな!」というわけには行かず、薬を飲んだり、日曜日は休んでみたり、騙し騙し上手いこと鬱とつきあって事業を続けて行かなくてはなりません。

なかなか現代社会は物事を単純に解決は出来ないものです。本日日曜日、仕事をしたらマズいと思いましたので、とりあえず休みまして、酒を飲んだりしたらこれまた危険な状態になりかねませんので、当然断酒。瞑想をしたり読書をしたり、一日を割とゆったり休息して、また明日から一週間を騙し騙し乗り切っていきます。

2011年4月9日土曜日

究極の趣味 その2

では前回の投稿に引き続き、瞑想を始めてみたという話題の続きです。

大概の人というよりもまず私も「瞑想」というのは「静かなところで座禅を組んで何かを考えること」ぐらいのイメージを持っていましたが、「静かなところ」と「座禅を組んで」は合っていますが、「何かを考えること」というのは実は瞑想ではないのです。

瞑想≒何も考えない

脳内からというか心の中から、一切の考え・思考を排除する行為と言った方が近いと思います。ただし眠ってはいけません。

すごい簡単そうだと思われた方、一度目を閉じて何も考えないという行為をしてみてください。人間というのは眠っているとき以外は必ず何か考えているものだ(心に何か思考が浮かんでいる)、ということがわかると思います。真に何も考えないと言うことは不可能なのではないでしょうか。その「何も考えない」状態に(言い方は変ですが)無理矢理持って行くのが、これすなわち瞑想。

だから簡単ではないんです。でも瞑想という一般的にはあまり聞かないような分野でも、世界に60億人も人間がいて、人類の歴史が4000年もあると、瞑想人は大勢存在するのです。お釈迦様も瞑想して悟りを開きました。
そして現在、非常にわかりやすい入門書まであります。その入門書がamazonでクリック一つで買えたりする便利な時代に私たちは住んでおります。しかも620円だ。もうビックリだ。

始めよう。瞑想―15分でできるココロとアタマのストレッチ (光文社知恵の森文庫) [文庫]

痛い本じゃないです。天国や自分の前世とのチャネリングとか、そういう話は一切出てきませんし、宗教色もありませんし、スピリチュアル系の胡散臭さもありません。

懇切丁寧に瞑想方法とその理論を説明してありますので、きちんと練習すれば瞑想の「無」状態に入れます。私は3回「無」状態に入れました。でもまだ3回です。毎回「無」に入れるようになるには、まだまだ3,4ヶ月かかるんじゃないでしょうか。

しかしながら、「無」の状態の素晴らしさは、言葉にしたら「至高の静寂」が近いかもしれないな、という感じです。

必要なものは、620円の入門書・座布団と1畳ぐらいのスペース。耳栓とアイマスクもあった方がよろしいかと思います。その他の追加経費は強いて言えば冷暖房費ぐらいしか発生しません。覚えてしまえば独房に入れられても楽しめるでしょうし、慣れてくればアグラを組む必要もないので、通勤時間の電車で移動中でも可能。さすがに車の運転中に目を閉じて瞑想をしたら大変なことになりますので、これは無理ですけど、マントラ(聖句)を唱えるのも声を出すわけじゃありませんので、時間さえあればどこでも出来ます。

こうなると瞑想はまさに究極の趣味と言い切ってしまっても差し支えないと思います。

私は瞑想で「何も考えないことの大切さ」というのを知る良い機会になりました。普通、「考えていない状態(頭が休んでいる状態)」は睡眠中ですが、睡眠中は無意識ですのでコントロールが出来ません。まあ要するに「考えている状態(頭が働いている状態)」「考えていない状態(頭が休んでいる状態)=瞑想」を意識下で自在にコントロールできるようにするための軽い修行の一種、まあ趣味と言ってしまいましょう。

現代社会は情報化社会と言われているぐらいですから、入ってくる情報が半端な量じゃありません。この入ってくる情報を処理するために、人によってはほぼ常時頭をフル回転させているわけです。いつもブン回していると、そのうちに故障しますので、故障する前に意識してスイッチを切って少し休ませる、まあそんな感じでしょうかねぇ。いずれにせよコントロールすることは大切なことです。原発もコントロール出来なくなってしまったので、あのヤバさです。

このブログを読んで瞑想が気になった方、大して初期投資が必要なわけでもありません。2000円もあれば入門書と耳栓・アイマスクまで揃ってしまいます。上に紹介した入門書をご一読あれ。

2011年4月7日木曜日

究極の趣味 その1

ブログの更新が少ない時期というのは、大概において店主の精神状態があまり良くない時期で、だいたい季節性の鬱というのがあって、冬の寒い間は大概において精神状態がよくありません。春になって桜が咲く頃になってくると段々良くなってくる。やはり人間ですから、一年中ハイテンションでいられるわけでもないんです。

しかしながら今年の冬は今までにないほど非常に悪く、このままだと入院の可能性が出てくるかもしれないという少々深刻な状態だったので、知り合いの精神科医から紹介してもらった近くの心療内科:つまり精神科に先月から通い始めました。
こういうところの通院歴があると、勤め人の場合は社会的に不利な扱いを受ける可能性があるという難しい問題がありますが、その点私は自営業ですのでまったく問題ありません。

そして、これは私の素人判断そのものなのですが、脳の健全な活動にはアミノ酸が必要で、恐らくそれが足りていないのではないか?いや、そうに違いない。アミノ酸は豆に含まれるので、そういえばあまり豆を食った覚えがないな、ということで、豆とか豆の加工品と言えば、思いつくものは味噌汁・醤油・豆腐・納豆・豆乳あたりで、味噌汁と醤油は塩分を含んでいるのでたくさん摂取するのはよろしくありません。ただでさえ血圧が高いのです。

また豆腐っていったって醤油かけて食べたら塩分余計に摂取してしまいます。まさか日本人がジャムつけて食べるということは生理的に受け付けないです。
となると残るは納豆と豆乳。これしかない。そこでだ、納豆も1日1パック程度食べたところでアミノ酸をガンガン摂取するという状態からはほど遠そうですし、そんな程度で鬱が治るわけないと思いますので、この際思い切って
「昼3パック、夜3パック、一日合計6パック」
恐らく相撲取りでもここまで納豆は食えないだろう量を毎日食べる事にしました。しかし何といいましょう、自分で言うのも何ですが、納豆を1日に6パック食べるとは実に男らしい行動ですね。それでいて3パック49円ですから、一日6パック食べても98円です。これで生産者の利益は出ているのでしょうか?ガンガン食いまくっている身としては少々心配になってきました。
そして豆乳は1日1リットル。これも男らしく一気飲み。しかし最近の豆乳は実に美味しいですなあ。あれは昔はクソ不味かったんです。

よーし、やったるでー!という、とても鬱とは思えない意気込みで、3週間ぐらい「理屈はどうでも良いからアミノ酸を摂って摂って摂りまくれ計画」やってみましたところ、精神科で処方される薬の効果と相まって、今度は少しテンションが上がりすぎたんじゃないだろうか?と、そんな感じになりました。

そして、精神科医から「何か趣味を見つけたらどうでしょう?」というアドバイスをもらい、そういえば趣味というものを持っていないのに気がついたのでした。趣味というものを無理矢理当てはめると、恐らく「とにかくお金を使わない」・「貯金をする」・「たくさん税金を払う」、この3つぐらいしかありません。こう言っては何ですが、実に嫌な人間ですね。要するにきわめて無趣味なわけです。

そんな私が二週間前にふと出会った究極の趣味。それは「瞑想」

シビアな現実主義者で金銭万能信者(儲からない自営業歴が長いと大概こうなる):つまり徹底的に無宗教で、精神世界とはこれっぽっちも縁もゆかりもないもうすぐ42歳のすれっからし男が、これは実に本気で面白いと久々感激したのが瞑想。
 
というわけで、今日のネタは少々長くなりましたので、瞑想の実際ネタはまた今度「究極の趣味 その2」で書くことにいたします。

2011年4月3日日曜日

FinePix X100 ケース試作 その1

ちょっとスタートが遅れてしまいましたので、日曜日で本当は休みたいんですが、早速手をつけていきましょう。


まず底部の画像をスキャンして輪郭をトレースをいたします。


CADでトレースをするとこんな感じになります。


レーザーで正確にカットします。
何度も何度もしつこく申しておりますが、底部のデータがいい加減だときちんとフィットするケースは出来ません。


実際にカメラに嵌めてみます。これでユルユルでなく、また無理なく入れば、それはきちんとしたデータです。これはやってみれば一目瞭然ですね。

カメラのケースを作るなら、何はともあれまずこの底部をきちんとデータ取りする。子供でもわかる理屈ですね。



輪郭の総延長はお見事300mmピッタリ。CADが計算したので間違いありません。

この型紙を元に刃型を曲げていきます。底部の刃型は外注する必要ありません。私が曲げます。


12:10、刃型を曲げ終わりました。
上の画像の下が底部分のパーツをカットする刃型、上が実際に刃型を使ってカットしたパーツです。底部分のパーツは硬い材料をサンドイッチしているので、厚み6mmで非常に硬いです。普通の刃型だと刃型にパーツが嵌り込んで外せません。

それは良いんですけど、原発は大丈夫なんでしょうか?日に日に深刻な状況になっているような気がするのですが、、


カメラの裏をスキャンしてラフに線を引いていきます。
20回ぐらいデータをいじってカットしてということを繰り返すので、最初の線はラフで良いです。

ここでカットしようとしましたが、レーザーの排気ダクトの嵌りが悪く、一度スーパーXで接着し直す必要があり、せっかくですので思い立った今やりました。

というわけでレーザーが使えないので、今日はここまで。

実はレーザー加工機は、2台持っているんですが、新しい方はまだセットアップしていないんです。

2011年4月2日土曜日

TVなど設置してみたり

昼間はスタッフが居て、割とワイワイしているのですが、スタッフが帰ったあとは
「しーーーーーん」
としていて、カタンカタンとミシンの音だけしているとか、手縫いをしているときなど、BGMが静かに流れているだけとか、つまり静かすぎて昼と夜のギャップが激しいんです。
それは当然と言えば当然なのですが、仕事に集中するなら静かな方が良いんですけど、地域としても割と寂しいところなので、この際賑わわしのためにTVを入れてみました。


試しに買ってみるという程度なので、あまり金をかけたくもないので、32型のサイズを買ってみました。録画機能がついていて6万弱。

実は私、TVを見る習慣がないので、32型って結構大きいんじゃね?と思って買ったのですが、ウチの18畳ほどの工房では、すごく小さいんですね。上の画像は私の席から見た状態ですが、ものすごく小さいです。シアターぐらいの贅沢をしたければ50インチは必要なのではないでしょうか?仕事場にそんなものは必要ないんですけどね。

まあそれでも賑わわしという点では十分で、実際にTVを見ながら仕事をしたりしないんです。音が出ていて、TV番組が流れているというだけで、賑わっているかな、という気分になります。これでOKとしましょう。