Panasonic Lumix LF1ですが、これまたCanon S120のように、グリップが欲しい形状をしておりますので、せっかくですから、レザーグリップも作ってしまいます。
とりあえずS120と似たような形状ですので、S120用グリップを合わせてみます。
多少大きさが違いますが、グリップ部分の凸形状はそのまま使えそうですね。
ちょっと幅を狭めた方が良いかもしれませんが、試作ですのでスパッとこのまま流用してモデリングして絞り型を作ってしまいます。
データというのは往々にして流用できてしまうから、楽なものです。こんな簡単な形状のものでも、1からモデリングをするとなると時間もかかって結構面倒なのです。
そして切削。
切削時間は1時間半ぐらい。昼休み頃には終わっているでしょう。
ついでに、ストラップの肩パッドを作らないといかんなぁ、と思っていたので、これもモデリングしてしまいます。
ちょっと変わったものを作らないと面白くないので、こんな感じで捻ってみたわけです。
これが肩に当たる部分。吸盤みたいな部分にスポンジを仕込めば、肩に当たる部分が心地よくなり、滑り止めにもなる、そんなことを狙っています。
しかも、この中に小さな磁石を仕込めば、ピップエレキバン代わりになるかもしれない。つまり肩こりまで軽減されてしまう可能性まであります
(※注:効果には個人差があります)。
ショルダーパッドに磁気治療を組み合わせるというのは、非常に理にかなっていますね。肩にバッグを提げると、私は肩がこりますので、自分が欲しいというだけの話です。
とりあえずザッと凹凸をモデリングして、これが凹型。削る材料がないので、先ほど発注して、明後日頃届いてから切削予定。
さて次。
ちょくちょくお客様からこのカメラの革を作って欲しいというご依頼がありまして、今日届いたのはこれ。ポラロイド・スペクトラ。こんなの作って商品になるのだろうか、というよりも、こんなの未だに残っているのか?というカメラです。元々チープなボディで、革を貼り替えて価値が上がって欲しがる人が出てくるのだろうか、という大きな疑問があります。
日本では見向きもされなさそうなカメラですが、世界は私が想像するよりもずっと広いのです。これはオーストラリアの業者さんから送られてきました。刃型を作ったりしたら割が合わないでしょうけど、データを作ってレーザーでカットするだけなら、まあ今後わずかでも売れると考えると、何とか割は合うかもしれません。
午前中に切削したLF1の絞り型が完了。
革を挟んで絞ってみましょう。
結果、大失敗。
外周の凹凸の付け方を間違えています、、、。刃型を合わせるラインですので、この部分はへこんでいないといけません。気を抜いているとこのザマです。気分の方がちょっと凹みます。
試作ですので、わざわざ削り直すこともないので、そのまま絞って形状を見てみます。
まぁ、これで良いんじゃないかなぁ。