2015年9月30日水曜日

Sony RX100III とRX100IVの採寸続き その1


同じシリーズで外観がソックリな2台を採寸していると、もしかして何とか摺り合わせれば共通の貼り革ができるのではないか、という欲が出てきて、一応あれこれやるのですが、やっぱり違うのです。レンズというかレンズマウントではなく、レンズユニット外径は同じなのですが、同じ径でカットしても、微妙に合わないのです。

どうやらボディが微妙にテーパーしている、と思って測ってみますと、、、そうでもない。
だったら理屈として、同じ径でカットすればRX100IIIもIVもレンズ回りは同じでも合うはずなのですが、これがどうしても合わないから不思議で仕方ないのです。
どういう理屈かはわかりませんが、現実として合わないので、各々のデータを現物に合わせて変えるしかないです。


こんな感じでデータを重ねてみると微妙に違うなぁ、と。

上部分のピースは、かなり共通っぽいですが、0.1mm~0.2mmほど合わない部分があるのが、これまた不思議なのです。ただこの部分ぐらいは、データを何とか摺り合わせれば共通で使えそうな感じです。

一個一個別々に採寸をしていれば、2つ違うデータで比較もしないのですが、外観そっくりなだけに、逆に変な苦労をしてしまっている、そんなことになってしまっています。

今日にはデータを完成させて、刃型の発注ができる予定です。やっていることは実に簡単そうに見えますが、なかなか面倒だと、そんな感じです。

2015年9月22日火曜日

Sony RX100III

RX100IIIをすっ飛ばしてしまっていたのですが、いつものお客様のご厚意で現物をお借りしてきました。


借りてくるって言っても、AMAZONから直で来る未開封品です。良いんでしょうか?と思いますけど、ありがたく開封させていただきます。


RX100 IVと外観はそれほど変わらないですね。


厚みは微妙に違うようです。


RX100IVから革を剥がして貼ってみますと、HDMIカバーの部分が違うので綺麗に貼れません。
別の刃型を用意するか、RX100IV貼り革形状を多少変更して、IIIと共用で使えるものを作るか、ということになります。


RX100IIではアクセサリーシューが邪魔で作らなかったのですが、トップの貼り革というのがなかなか人気あるのです。ただ狭い箇所が多いので貼れる革が限られます。

軍艦の部分はRX100IVもIIIもサイズと形状はまったく同じのようです。




2015年9月19日土曜日

Sony RX100 IV

さて、RX100 IIIはすっ飛ばしてしまいましたが、IVが出たので買ってきました。


 いつも購入していたお店が去年廃業されてしまったので、価格ドットコムで一番安いところという選択になります。


開封します。開くだけです。


外観は、RX100, RX100 IIを踏襲していて、ああRX100だな、という感じです。デザインに一貫性があるというか、問題が無ければ敢えてそれほど変える必要はない、そう思います。


電池。モデルチェンジするたびに電池の形状を変えないで欲しい、これは私の切実な願いなのです。RX100, RX100IIと同じです。実に素晴らしい、この件に関しては100点満点の大満足です。



ストロボ位置が中心あたりに変わりました。近距離では盛大に蹴られるだろうなぁと思いますが、、、何と指でサポートすればストロボが上を向きます。


非力な内蔵ストロボですが、つまりバウンスできます。これも実に立派。非力で光量が足りなかろうが、バウンスできるとできないのでは天と地の差があります。
内蔵ストロボも100点を差し上げたいです。


液晶ファインダーがついています。元ストロボの位置です。そのため、アクセサリーシューがなくなりました。アクセサリーシューは使う人には無くてはならない機能ですが、使わない人にとっては邪魔なだけというなかなか難しい存在です。私は、うーん、コンデジではアクセサリーシューは使ったことがないかな。


これもあると便利と言えば、もちろん大変便利ではありますが、強度がなぁっていつも思うのです。ウェストレベルで撮るとき、私も重宝して使っているんですけどね。


5分間ぐらい4Kで撮影できる仕様なのですが、SDXCカードというのが必要なのです。それ何?って感じですが、要するに64GBでClass10のカードじゃないと4K撮影させてくれないわけです。
一体何それ?って感じです。というのはGoPro Hero4は32GBで4K動画が1時間ぐらい撮れるのです。一体全体32GBではなぜダメなのか?一体64GBに何の意味があるのか?サポートに聞いたら解除方法もないらしいです。
色々なご事情があるのはわかりますが、GoProは32GBで全然普通に4Kが撮れるわけですし、私のXperia 2スマートフォンは32GBのSDカードで普通に4K動画が連続5分ぐらい撮れるんですから、もうその意図がさっぱりわかりません。
これに関しては誰が何を言おうと 0点のクソ仕様と言わせていただきたいです。


ちなみにソニーの創始者である盛田昭夫様の盛田家は常滑の方で酒とか味噌醤油を作っていたりします。盛田株式会社リンク。「ねのひ」という日本酒はここです。


名古屋からそんなに遠くないです。盛田味の館という展示場があり(地図)、十五代当主 盛田昭夫記念館もそこにあります。知多の方に遊びに行くと、何となく寄ってしまう場所です。


さらに今回素晴らしいのが、Zeissロゴ。RX100IIIからこうなったのかわかりませんけど、シールが貼ってあるだけのチープなものではなく、埋め込んであります。せっかくZeissロゴをつけるならシールはやめたほうが良いんじゃない?という意見が多かったのかどうかわかりませんけど、実際立派になりました。これも100点を差し上げたいです。
しかし、ふとRX100IIを見たら、、、すでに埋め込んでありました。一体私は何を見ているのだろうか?困ったもんです。


RX100IIの刃型で合わせてみます。
ちょっと違いますが、結構近いですね。データを多少弄ればすぐにできそうな感じです。


以前、革グリップも作ったんですけど、販売するのを忘れてたというか面倒になってやめたのがあったのですが、今回はこれも作って販売しようかな。


今日は配偶者がここまで採寸をやったのでした。

2015年9月18日金曜日

新しい戦力に教育を

配偶者にそろそろボチボチと仕事を手伝ってもらおうかと思うのですが、うちの仕事はやっていることはショボい割に、なかなか覚える事が多いのです。バリ島では旅行者用のシャトルバスを立案企画して、実際に走らせるプロジェクトリーダーとか割と大きな仕事をやってきた人間に、小さな仕事をやらせるのは少々気が引けますが、このあたりが個人商店と大企業の決して超えられない大きな壁というか、決して同じ土俵で物事を比較してはいけないという厳しい現実です。

それは良いとして、まず二次元のCADが引けないと何も前に進みません。うちではすべてはここからなのです。こういうアイデアがあるから、この箇所はオマエがやれという分担作業というのが個人商店にはありません。まず自分で線を引け、試作も自分でやれ、材料の手配だ?そんなのWebで探すとか知っていそうな人に当たって何とか聞き出すとかして自分で何とかする。組織の力がないというのは、何でも自分でやらなければ一歩も前に進まない、そういう現実です。


インターフェイスがちょっと特殊で操作を覚えるまで戸惑いますが、慣れてしまえば驚くべき早さで線が引けるRhinocerosを教えます。普通はフリーのAR CADという無料で割と良くできたCADを教えるのですが、やっぱり慣れるとRhinocerosの方が断然使いやすいのです。
Rhinocerosは3次元モデラーですが、2次元CADとして使うと、これまた恐るべき便利なツールなのです、とか大きなことを言ってしまってますけど、他のCADとか正直、知らないんですけどね。


大きな仕事をこなしてきた割には、PCの使い方がまるでなっていません。

「オマエはPCを舐めすぎ」
「簡単なコマンドを打つのにいちいちメニューを探しに行かない」
「左手はホームポジション堅持」
「優れたツール(Rhinoceros)には深い敬意を払え」
「そんな鈍くさいPCの操作をしたら、仕事のできない人かと思われますよ?」
などなど、教える人(私)は、もう細々とうるさいことうるさいこと。
つまり教え方が下手なのでとにかく乱暴だという、どうしようもない状態です。というのは、私はこの仕事を始めてから、ほとんど人にものを教えてもらうことはなく自分で覚えたからです。なので教わるとか教えると言うことを経験として知らないわけです。
教わる方はブチ切れ寸前という様子が見てわかりますが、教えている方がいちいちブチ切れているので敵いません。物事を覚えるというのは、中々の根性と覚悟が要るのです。

ミシンはそれほど手間はかからなそうです。以前一緒に暮らしていた時、配偶者はちょくちょく私のシャツを縫って作っていたのですから、革の縫製に慣れるだけという話です。

こんな感じで、慣れてきたらまたカメラケースでもまた再販しようかと思っております。




それはいいんですけどね、皆さん。Webを見ていたら、何かとても面白そうなものを発見。
Land Yacht(陸のヨット)ラジコン。



※注:他人様のビデオです。

何と!ヨットというだけに、風力だけで動いています。
ハンドルを動かす用と、帆の向きを変えるためのウィンチ用の2つのサーボモーターだけで動いているみたいです。
しかもですよ!ヨットって帆向きを操作すれば、ある程度の風上に向かっても走るんですね。知らんかったです、、、。

Hobbykingで売っているBAT1を買おうかと思いましたが、送料が高すぎて馬鹿らしいので、何でも良いからとりあえず見よう見まねして自分で作ってみるべ?ということでやってみます。


15mmの角材1800mm。ステン巻き9mm丸パイプ1800mm。12mmアルミ角パイプ900mm。
安いキャスターx3個。材料費1500円ぐらいじゃないでしょうか。


こういうところはベニヤをレーザーカットしてやってみます。


なんか、それらしい形になってきました。


舵を切る部分も、とりあえず鉄筋の結束線でつないで何とか形にします。


このウインチの働きが正直、よくわからないのです。「よくわからない」じゃなくて、「さっぱりわからない」のですが、まあいいや、当てずっぽうでやってみます。ウインチの働きの意味が自分の頭で理解できたら、その時にまた考えます。


ボロ布をカットして、芯を形ばかり補強したところで、
「オイ!何か出来上がったぞ?」

作ったのは良いですけど、雨ばっかり降ってちっとも風が吹かねえよ。


いつも風が強い港に行きましたけど、この日は微風。
もうちょっと吹かないと勢いよく走ってくれないみたいです、、、残念。



2015年9月11日金曜日

外国籍の人間が、健康保険を得るまで

今年はずっとこの問題に関わり合っていますけど、外国籍の人間と結婚するのは、何かと色々面倒事が多いです。別に文句が言いたいわけではなく、そういうものなのですから仕方がありません。

結婚した後、一緒に日本に住むにはまず滞在ビザというのが必要です。とりあえずは旅行者用の短期滞在ビザ(3ヶ月有効)で日本に居ますので、その間に出入国管理局で長期滞在ビザを申請して、問題が無ければ大体2ヶ月以内でビザが下ります。


こんな感じの在留カードが発行されるのですが、日本で住むのにこれがないと、まず住民票が発行されないので、実際のところ何もできません。何が一番困るかというと、住民票がないと健康保険が作れないです。つまり社会保障は何もなしの状態です。
病気になったらどうするか?とりあえず実費で診療を受けるしかありません。薬も実費です。しかし健康保険さえ発行されれば、過去に実費で払った分との差額を遡及でき、払い戻しができます。
いくら遡及できると言っても、高額医療を受けなければならない場合、相当な額の一時金が必要です。国民皆保険の有り難さというものをここで実感できます。

うちみたいなボロい会社でも社会保険に加入しているので、在留カードが発行され次第、住民票を発行してもらって、年金事務所で健康保険に加入申請して大体一週間、めでたく健康保険が発行されました。早速、歯医者と内科でかかった分の払い戻しをしてもらいます。これはかかった医院や調剤薬局でできるから楽なもんです。

そして、次は日本国籍の申請という最終ステージになりますが、これも簡単ではありません。



久しぶりに良く晴れた一日でした。

2015年9月7日月曜日

家族ができれば毎週末どこかに出かけるわけで

先週末は、4年ぐらい前に行った農家体験民宿「九庵」というところに行ったのでした。
4、5年前に行った気がしたのだけどいつだっただろうか?と調べてみたら、自分のブログの記事があり、2011年1月8日-9日でした。

奈良県には、農家体験民宿というのはチラホラあるようで、奈良県のサイト内にページがあります(http://www.okuyamato.pref.nara.jp/nouka/stay/index.html)。

この九庵は素泊まり 2500円/1人 と、これまた随分と安いです。4年前から値段が変わってません。最近は外人もめざとく見つけて泊まりに来るそうです。

この宿の近くには特に何か観光地とかがあるわけではありません。とにかく何も無いのが良いのです。みんなでご飯作って、酒飲んで寝てしまうという、それだけでもう充分です。



上から見ると、見事に何も無いという事がわかると思います。

この場所ですが、表示されている住所をナビに入れても別のところに連れて行かれるという不思議な場所です。正確な場所は、ここです。


ダッチオーブンに網を引いて野菜をゴロゴロ入れて、


鶏肉もガーッと入れて、何も味付けなどせず


釜の下だけではなく、釜の上にも豆炭を乗せて火をかけて1時間もすると


荒っぽくて簡単なものでも、随分と美味しいものができるのです。
野菜というのは、実はこんなに甘いものなのかと、そういうものが出来上がります。
塩胡椒を適当に振って食します。


野菜が足りなければ、裏に小さな菜園があるので、適当に摘んできます。


適当に焼いて醤油でもかければ充分美味しいです。


また適当に鉄板焼きでもやって、更に腹一杯。


近くの川で石投げて遊んで


良い季候だから夜が更けるまで外でウダウダして、まあそんな感じです。


それでも次の日は、せっかく奈良まで来たのだから、という事で法隆寺でも見に行きます。


何百年前かの街にタイムスリップしたような場所です。


うーん、何とも感激です。




曇っていますけど、まさに黄金という雰囲気です。


折りたたみできるトライコプターは、2台積んでもそれほど邪魔になりません。自分で作ったものなど信用出来ません。出かけるときは1台余分に持っていきます。