2016年9月30日金曜日

Canon G7X グリップの試作 続き

昨日の投稿 続きです。



G7XのストラップラグとWifiのボタン?に合わせて切り欠きを入れてモデリングをいたしました。





プリント時間が1時間ぐらいかかるので、進行がノンビリですが、他の仕事を進めながらやっております。



だいぶ良くなりましたけど、まだピタッと吸い付くようにボディに貼り付かないです。



全体的な形状はよろしいかと思います。再度データ調整、そしてプリント。





平和な秋の一日

私の住処からくるまで30分ぐらいという割と近いところに、愛知牧場というところがあります。観光牧場という程でもないと思うのですが、一般開放されているところで、遊びに行ってきました。

凶暴な動物はいませんので、動物園よりも動物に近づけてしまいます。平日なら入場料100円という素晴らしいお値段です。



あまり見事な羽根では無かったけど、クジャクがいます。



クジャクの羽模様ってこういうふうだったのか。



人間に慣れたもんで近づいても逃げません。



カンガルーの一種か?というようなマーラという動物。



羊。



鹿もいる。鹿の鳴き声は実に面白いです。



ノンビリとしたヤギ。



私のおすすめはロバ。



ちょっと照れたような顔でのそのそしているロバは実に平和で良い。



100円でここまで楽しめれば、私はもう何も文句は無いです。
秋の平和な午後でした。

2016年9月29日木曜日

Canon G7X グリップの試作

Sony RX100のグリップが大体形が決まったので、次はG7Xのグリップを試作してみます。

今回G7XはRX100と比べて難しいです。というのは、ボディがフラットではなく、微妙に湾曲しているからです。まあこういうのはやっているうちにノウハウがわかってく来て、途中で方向性が変わったりしますので、一通りあれこれ試作してみて、それから販売をし始めても遅くないと、そういうものです。

まずその湾曲の型取りからやってみます。



まず底部から見た部分のボディの湾曲を型取りします。



とりあえずこんなものですかね。



そしてサイドから見た部分の湾曲部分。



それを元にザッと輪郭線を引いてみる。



面を貼って、とりあえずそれなりの形状にする。



この湾曲した面を見てくれ、と。



違う方向から見ると、こんな感じ。
こうしないとカメラボディにピタッと貼り付かないです。



プリントしてみました。





とりあえずボディの湾曲に合っているようです。

さて、これから形を決めていきます。











2016年9月28日水曜日

RX100IV用のグリップ試作 続き その2

昨日の投稿 続きです。



革でも貼ってみるかということで、またまた面倒くさい事をやってみます。

革を貼る部分は厚み分一段下げます。



ホワイトグリップに4040だと今一つパッとしない気がしますが、ブラックグリップにレッドリザードとかだと結構格好いいかと思います。

大きな面もやってみようかな。モデリングが実に面倒くさいです。



ブラックグリップ+オーカーリザードでどうよ?



どうよ?



私は気に入ったかな。なかなか格好いいではないか。



レッドリザードを貼ってみました。



真打ち登場って感じです。



もう我が人生に悔い無しという気分でいっぱいです。
リザードがブラックを引き立てるというだけではなく、エンボスが指の掛かりもよくしているという一石二鳥の効果です。



2016年9月27日火曜日

RX100IV用のグリップ試作 続き

昨日の投稿 続きです。



ほぼピッタリきました。



シルバーグレイも悪くないです。





もうちょっと幅を持たせるとグリップが更に良くなると思いますが、指の太さは人間はまちまちですので、このあたりが難しいところです。



今度は有機形状ではなく、角張った形状もやってみましょう。



でもやっぱり芸がないからこんな形状でやってみましょうか。



おお!外観シャープ。



くねっているようで破綻のないカーブがスパーっと膨らみながら下に伸びてくるところが何とも良いです。



適当な曲線ではなく、確固とした意思があるのが感じられる曲線です。



たかが曲線ごときに適当な事を言いやがって(笑)、と思われるかも知れませんが、このBスプライン曲線の制御点を見よ。



Curvature graphもこの通り破綻なし。曲線というのは実に奥が深いということをライノを使うようになって、私も初めて理解したのでした。適当に曲線を描いても決して美しくはならないのです。



エグリも実に美しいです。



まだまだ形状は詰めていきたいところですが、グリップの感触もなかなか良いです。
これは良いねぇ。あと、レンズマウントのキワまでカバーする必要があるかな?ないような気もするなぁ。



では次はマウント部分まで伸ばさないでグリップ部分だけをプリントしてみます。
うちのスタッフは指が太いのですが、彼に握らせたら、中指が当たるというので、山の形状も多少変えてみました。











個人的な美的感覚によるところが大きいかと思いますが、グリップだけでレンズマウントまで伸ばさない方が良いような気がするなぁ。

しかし今度は中指部分を引っ込めすぎでした。
純正のものよりもサイズが大きめのグリップとなっておりますので、グリップ感覚は良いです。もっと大きくすれば更に良くなると思いますが、これ以上大きくするのはカメラサイズから考えると無理だと思います。



というわけで、再度中指が当たる部分を調整してモデリングしました。
試作というのは作っては調整して、ということを延々と続けるものなのですね。実に根気が要ります。

さてこれをプリントします。



これで完成形ということで良いんじゃないかな。
赤とか作ってみたいですね。赤のフィラメントを買って作ってみます。