今年も皆さんに色々お買い上げを頂いたお陰で、この会社も存続することが出来ました。ありがとうございました。
今日はちょっと早めに終わって、オークションで買ってきた動くんだか動かないんだかわからないような古い床屋のバリカンをオーバーホールすることにしました。
2000円+送料600円。昭和の床屋にあったような古いバリカンです。
刃はどちらもエッジが立って切れる状態です。
ただボディは動くことは動くけど、何だかなぁという状態です。
ギアボックスを開いたところ、ここにゴッテリとグリスが固まって、これは動かないだろうなぁ、という状態で、グリスを綺麗に取り出したのでした。上の写真はグリスを取った後です。
今時のスピーディク クリッパーはギアが樹脂製ですが、これは見事な金属ギアです。恐らくバブル前の製品ではないでしょうか。
ここにグリスを詰めるらしいのですが、量がわからないので、適当にたっぷり入れておきました。
モーターを分解清掃しましたが、もうカーボンのカスがいっぱい出てきました。
カーボンブラシも交換してやります。純正品が手に入らないので、これも適当に合いそうなサイズのものをつけてやります。1本100円ぐらい。
ちょっとバネがきついので、短くしてやります。
ついでにシルバー部分に色も塗っちゃったね。一応ミッチャクロンを最初に吹いて塗膜を丈夫にして塗装をします。
ボディも黒の方がええかな?と友達に聞いたら、このベークライトっぽいのが昭和っぽくてエエと言われましたので、そのままにしました。
スイッチを入れます。真実の瞬間です。
うーん、多少回転が遅いような気がしますが、実用範囲ではないでしょうか。自分の頭でちょっとやってみましたけど、普通に切れますよ。最初はこんなに調子よく動かなかったです。こんなクラッシックなバリカンが再生出来て、今年の大晦日は有意義なものになったのでした。目出度し目出度し。
実はもう一台。こちらはスピーディクNP3。
こちらは更に快調になりました。現行品のスピーディクSR-1より、スピードもパワーも出てるのは一体どういうわけ?
古い日本製の機械は実に良いです。