2017年3月16日木曜日

シャッターリボン 再入荷

シャッターリボンは特注しているというネタを以前投稿いたしましたが(リンク http://aki-asahi.blogspot.jp/2017/02/blog-post_13.html)、やっと出来上がってきました。



材料を手配して、それを黒に染めて糸を作って編んでいくという工程のようで、5000メーターを狙って材料を手配するというなかなか難しい事をされているようです。なので5000メーターを頼んだら5000メーターがキッチリ出来てくるというわけではなく、それより短い場合もあるし、超過することもあります。少ない場合でも、前払いした金額は戻ってこないので、1000メーターぐらい超過はかまいませんし、超過した分は追加で払います、とそういう契約で作ってもらっております。今回は500メーター超過ですので、5500メーターのシャッターリボンが出来上がりました。



これで約1000メーター。なかなかの量ですよ。一体何台の横走りフォーカルプレンシャッターを修理出来るのでしょうか。ライカのシャッターリボンと同じ織りで作ってあります。

再販いたしました。販売ページはこちらです。
http://aki-asahi.shop-pro.jp/?pid=76111781







2017年3月15日水曜日

Konica Hexar RF用モルトスポンジの採寸

大変なご注文ラッシュが続きましたが、やっと今日は一段落をしましたので、ずっと借りっぱなしになっているHexar RFの遮光スポンジの採寸を行って参ります。



懐かしいカメラですね。発売された当時、ライカレンズが使えるカメラとして大変な評判だったです。現在でも結構な人気があると言うことです。



遮光スポンジの形状は、直線と円弧ですべて描けてしまうもので、特に難しいことはありません。



ザッと10分でデータ描きましたので、これをカットして、現物に合わせてデータを修正していきます。



現物に合わせてみます。



ちょっと合ってない部分を直します。


この部分からよく光漏れを起こします。なかなか厚いモルトスポンジが一般的に手に入らないので、うちのような業者が重宝されると、そういうことです。



まあ、ここまでピッタリなら良いでしょう。
この部分も、直線状のモルトを曲げて貼りつけるよりも、こういうZ字型の形状にカットして貼りつけた方が、何と言っても気分が良く、満足感が高いです。



モルトスポンジの採寸が一段落したところで、貼り革の採寸もやっていきます。
ご多分に漏れず、最近のカメラに良くあるラバーグリップですので、べたついて困っていらっしゃる方も多いことでしょう。



ラバータイプの良いところは、両面テープで貼りつけてあるだけなので、難なく綺麗に剥がせるところです。



ただラバータイプは成形が自由ですので、こういう立体になっていたりして頭を抱えたくなる、事も多いです。

以前なら諦めてしまうところですが、今は3Dプリンターというものがあります。この部分にちょうど埋まるようなものを作ってその上から革を貼ってやる、そういう方向で進めていきます。



見づらい画像ですが、相手側は三角柱みたいな立体です。
恐らくラバーグリップが動いてしまわないように、止めの役割でこういう形状にしてあるのだと思います。





2017年3月10日金曜日

一年で一番忙しい時期

昔から商売は2、8が悪い、要するに2月8月の売り上げが悪いと言われます。私が20年以上前にスナックでバイトをしたときも、確かに2月8月はピタッと暇でした。恐らく2月の消費が冷えるのは、正月でお金を使ってしまったから2月は財布の紐を締めるとか、2月は寒い時期なので外出しないとか、8月はレジャーで使ってしまうので、他に金が回らないとか、そんな感じなのだと思います。

当店の場合は、それとはちょっと違って、2月3月は一年で一番忙しい時期となります。手間のかかる仕事は「すみません、すみません」と断っているような状態です。これはなぜなのだろう?と思いますが、恐らく寒い時期に外で金を使わないので、家で通販でもポチるか、という理由なのではないのかな?という気がします。確証はありません。私がそう思っているだけです。

そして、ゴールデンウィークあたりから暇になって、8月なんかまるっきり暇、それが続いて11月頃から盛り返してくるという、そんな感じです。

やっぱり通販というのは、お客様が家の中に長時間いる時期が流行る、そういうものではないのかな、という気がします。

忙しいのはなかなか辛いですが、暇よりも100倍マシですけどね。