ギリシャのAlexander Briar Pipesをチェックしていたら、Briar Bowl(半完成品のパイプ)の種類が増えていた。
https://www.briar-pipes.com/en/51-briar-bowl
これは黙って見過ごすわけにはいかない、ということで、また5本買ってみた。
日本円換算で5400円ぐらいか。ずいぶんとお値打ちなことだと毎度ながら思います。
以前、このメーカーでpickaxeモデルを買ったことがありますが、気に入っていますので、同じようなpickaxe形状のものを2つ購入しております。1個9,68 €とちょっとだけ値が張りますが、自分の技量ではこんなもの削れませんので、買ったほうがずいぶん手っ取り早いです。
よーくチェックをすると、いずれのパイプも小穴が多少あったり、煙道がセンターから少しずれていたり、木目が微妙だったりします。おそらく製品として削っている途中で多少の問題があってハネられたもの、いわゆるB級品を捨てるのももったいないので半完成品として売っているのではないかと思います。それでも私のような素人には十分なレベルではあります。
大まかに削ってあるという感じでしょうか。表面はボコボコしていますので、電動サンダーやらベルトサンダーを駆使して1時間ぐらい削ります。
形状はこんな感じで良いのではないでしょうか。
ここで1日ほど魔法の液体に漬けます。どこかの海外サイトでこのやり方を知りました。木材内部に残っている樹液を取りのぞく方法です(要はアク抜き)。魔法の液体って勿体ぶって言ってますけど、ただのバーボンウイスキーです。別にスコッチウイスキーでも良いですが、日本酒や焼酎はやめとけ。
もっと長い時間漬けておけばどうなるのか?というのは非常に興味深いですが、待ちきれませんので、1日にしておきます。
小さな穴やら多少のクラックはありますので、パテ埋めしておきます。
染色して磨いて出来上がった。マウスピースはまた安物だ。
なかなか美しいです。
またまた大満足。
どこかで聞いた話ですが、喫煙者の99.8%は紙巻き(シガレット)だそうです。その他の0.2%が葉巻、パイプ、嗅ぎたばこ、紙タバコ、スニッフやら諸々その他。
要するにパイプなど1000人に1人ぐらいやっているかどうかという実にマイナーな世界というわけです。実際にどれ位になるのだろうか?と計算してみると、
日本の人口を1億2000万人として、今どき喫煙者率は20%ぐらいとして、その1/1000。
120000000*0.2/1000=24000
なんと日本全国で見ても2万4千人ぐらいしかいない、という計算になります。その割には、タバコ専門店に行くとパイプたばこの種類ってかなりあるんです。これで商売になるのだろうか?ちょっと心配になります。