2024年3月29日金曜日

油圧クリッカー裁断板 再利用


油圧クリッカーの裁断板は硬い発泡ゴムのような素材でできており、これは刃の食い込みが良く新しいうちはカット面がきれいで使いやすいのですが、そのうちに裁断板の表面がガタガタに荒れてきて、プレーナーかフライスなどで表面を研磨し直してもらわないといけません。

 最初は20mmぐらいの厚みがあるのですが(上の表層)、3回ぐらい研磨してもらうと残り5mmほどになって使い物にならなくなり、そろそろ捨てるか、となります。

大体5mmぐらいの厚みが残っています。油圧クリッカーはパワーが大きいので5mm程度の残りだと裁断板がもたないです。

油圧クリッカーで使えなくてもハンドクリッカーなら十分使えそうだぞ?と考え、裁断板をハンドクリッカーで使えるサイズ、200mm x 350mmにカットしてみます。


5枚ほど取れました。

荒れた表面をプレーナーで削ってきれいな表面にします。


残り4mmぐらいでしょうか。


ハンドクリッカーなら全然使えます。あと2回ぐらいは研磨できそうです。うちの使い方で数カ月ぐらいは余裕で使えそうです。これが9枚あるので数年間は裁断板に困らないことになります。10年ぐらい前に買ったMCナイロンの裁断板が研磨をしながら未だに使えているので、もともと裁断板に困っているということはないのですが。というか恐らくもう使い切らないのでウチに裁断板研磨によく出してくれるお客さんにあげてしまうことにします。

捨てるはずのものが再利用できると、何かとても得した気分になりますね。

2024年3月24日日曜日

Toyoca Flexの採寸

世の中に一体どれぐらいの種類があるか全くわからない二眼レフを、機会(依頼)がある毎に採寸をしていくというのが一種のライフワークとなっています。一生をかけても網羅するのは完全に無理でしょうけど、とりあえず依頼があればやってデータを貯めていきます。私が仕事を辞める時には全公開して後世の役に立ちたいと思います。

今回はトヨカフレックスという二眼レフの採寸。



果たしてこのトヨカフレックスも何種類あるのかさっぱりわかりませんし、調べる気力もありませんが、このタイプでしたら4600円でカットは出来ます。
販売ページは以下のリンク先です。

2024年3月15日金曜日

アイドリングストップを成敗

 前のアルトもそうでしたが、アイドリングストップはもう鬱陶しいので何とかしたいです。

あれは一体何か良いことあるの?信号待ちでアクセル踏むたびに走り出すまでに一呼吸遅くなって「チッ!」と舌打ちしたくなるし、エアコンは勝手に切れてしまうし、無駄にバッテリーとセルモーターを痛めているだけのような気がするのですがどうなんでしょう?ガソリンを節約した分、バッテリーの交換時期が早まったりセルモーターを交換する羽目になってはユーザーとしては、全く良いことがないどころか愚にもつかない機能としか言いようがないです。そんな過剰な環境保護ゴリ押しのグレタ先輩みたいなゴタクはもう聞き飽きた。

私はもう要らないから今日という今日はアイドリングストップとは絶縁したい。

毎回アイドリングストップのキャンセルボタンを押せば良いのですが、すぐ忘れて「またかよ」という嫌な気分になります。このスイッチが何というのだろうタッチスイッチというのだろうか、押しっぱなしが出来ないタイプのスイッチというのも構造的に問題ありなのです。アイドリングストップが要らない人は押しておけばエンジンをかけ直しても永久にアイドリングストップがかからない状態になってくれるものでしたら苦労はしないのです。なぜそうしない?ユーザーに選択権なしというのはおかしい。

今回はこの毎回ちょっとイラッとするアイドリングストップを根本から成敗することにします。


Amazonとか楽天とか見ても案外高いです。5000円~ぐらいします。
探せば回路図とか作り方とか載っているサイトが有り自作することも可能のようですが、ヤフオクに個人で製作して安く売っているのでそれを買うことにします。送料込みで570円です。これで本当に作動するのだろうか?

トゥインゴ3は【マイナスコントロール用】というものを使うようです。


シフトレバーを外します。EDCのシフトレバーはNに入れてレバーの根本を反時計回りにカチッカチッと2回ノッチ回して(頭のほうは絶対に回さない)、シフトレバーの頭を引っ張れば外れます。樹脂のパネルを外します。なかなか外れないのですが頑張って外します。


このあたりを先に外したほうが簡単に抜けると思います。パネル全部剥がすのではなく、ホックをポチポチと外すだけで大丈夫です。


ECOモードの隣にアイドリングストップのボタンがあるので、そのボタン裏のコネクタを外します。

キャンセラーユニットの灰線と黒線、アイドリングストップボタン裏のコネクタについている灰線と黒線に割り込ませて結線してみます。これで良いんだろうか?





トゥインゴはアイドリングストップのランプがエンジンかけた途端には点いてくれません。
アイドリングストップがかかるべき状態のときにやっと「アイドリングストップが何らかの理由でキャンセルされてますよ」と点灯してくれます。3時間ほどドライブに行ってこのランプが点いて実際にアイドリングストップは全く機能してないので大丈夫なようです。

どうやらアイドリングストップ機能を成敗完了のようです。

余っている革で作ったシフトノブのブーツがなかなかご機嫌。



2024年3月14日木曜日

傘キャッチ

自宅から仕事場までの通勤時間は自転車で約3,4分。 ほんの一足です。そういう場所に自宅を選んだのですから当然です。仕事場がちょっと入りにくい場所にあるので車よりも自転車のほうが短時間で着きます。

ただ3分程度とはいえ雨が降ると面倒です。かみさんが自転車に傘をつけるやつをつけてくれと言うので探してみました。

第一精工 カサキャッチ

2953円。もっと安いのもありますけど、すぐに壊れそうなのでこれぐらいが長持ちしそうな感じです。


使用しないときは倒せます。


夏になると中年女性が日傘をくっつけているあれです。


あまり格好はよろしくありません。安全性も少々気になりますが、3分走る程度だと雨合羽を着るのもこれまた面倒なのです。

かみさんが言うには使用感はとてもよろしいというので、私も買ってしまいました。


なんだかどんどんかっこ悪くなる気がしますけど、実用性には叶いません。


また一つ生活が便利になった。そんな気がします。




2024年3月12日火曜日

預かり猫とお別れの日

 

1月17日から預かっている他人の猫がそろそろ2ヶ月ともなると、すっかり家族としてここに溶け込んでしまっているのですが、今月の24日に引き取りに来るという事になり、残りあと10日ほどとなりました。

名前も知らない猫ですが、ウチではフクちゃんと名付け、それから呼びやすさから「フーたん」となり、自分の名前もどうやら覚えて呼べば反応する時期になりました。


ワンルームマンションで飼い主と二人で暮らしていたらしいのですが、ウチだと人間二人+先住猫1匹という少しにぎやかな環境で、キャットウォークやら隠れ家やら猫仕様の家になっています。また人間が仕事に出て家を空けている間も先住猫と戯れているので全く一匹になる時間はないので、この猫としては今までで一番幸せな環境で過ごせたと思います。

とにかくここにいれば一日中構ってくれる相手に困りません。人間が捕まえに来てはブラッシングしてくれたり、天井に向かって勢いよく「高い高い!」をしてくれたり、後ろ両足を掴まれて前足だけで歩かされて「猫車」をやらされて走って逃げたりと実に賑やかなことです。

またワンルームマンションで飼い主と二人暮らしになるのか、生後9ヶ月という遊びたいざかりの子猫が気の毒になあ。それよりも我々がかなり寂しくなるだろうな。やんわりと仲介者を通じて買い取りも申し出てみたけど、当然ですがダメでした。

人間とお別れするときは「記念に一緒にどこか近場に旅行に行こうか」とか「なにか美味しいものを食べに行こうか」というイベントをすることができるのですが、これが猫だと

「記念に一緒にどこか近場に旅行に行こうか?」→「このお家が好き(外は怖い)」

「なにか美味しいものを食べに行こうか?」→「チュールが食べたい」

これぐらいでしょうから、淡々と残り時間を過ごすことになります。

元の飼い主もお迎えに来たときは、自分の猫がすっかり他人と家族になっていて「あんた誰?」「ここの家族と離れたくないっ!」とギャン泣き状態になったらびっくりだろうね。もう二度と他人に猫を預けるのはやめようと心に決めることでしょう。

2ヶ月という短い時間でしたけど人間の父ちゃん母ちゃん猫のソラ姉ちゃん妹猫のフーたん、4人家族でみんな楽しかったよ。お別れしたら二度と会えないかもしれないけど、フーたんいつまでも元気でな。

2024年3月10日日曜日

カサキャッチ

自転車に乗っている中年女性がよく日傘を自転車につけている姿を見ることと思います。

うちのかみさんが小雨の日に自転車に傘を立てて通勤したい(約5分の道のり)というので、探してみました。

安いものはたくさんあるのですが、一応3000円ぐらいするもののほうが安心だろうということで

第一精工 カサキャッチ https://www.amazon.co.jp/gp/product/B000FTQP28?th=1

強風の日には使うなと書いてあるように、強風の日には絶対に使いたくない不安定な見た目です。

それほどいい加減なものでもなく、ハンドルに4箇所ネジで肯定するという結構しっかりしてそうな雰囲気です。


不要なときには倒せます。

雨の日は雨合羽を着れば良いだろう?と思いますが、それが面倒なのです。



 

2024年3月7日木曜日

さよならアルト。そしてルノー・トゥインゴ

新車で買って9年近く乗ったスズキアルト。今日でお別れです。9年間ありがとう。

とにかく故障しなくて燃費がいい、維持費が異様に安い良い車でした。一番安い部類の車なのに日本車の信頼性をここまで体現した、言ってみれば最低時給なのに真摯な態度で仕事をサボらずきちんとこなす日本人のクソ真面目さを彷彿とさせる姿には正直頭が下がります。

メタリック塗装は洗ってはいけない、ワックスがけなど絶対にやるなという都市伝説を信じて一度たりとも洗車もワックスがけもしなかったのが理由かどうかわかりませんが、外観も実にきれいです。あと5年ぐらいは余裕で乗れたと思います。壊れたのはリクライニングのレバーが割れた程度で、エンジンや駆動系の故障は一度もありませんでした。タイヤは一度交換して、ワイパーゴムを2,3度交換したぐらいでしょうか。ずっとメンテナンスパックに入っていてディーラーに6ヶ月点検をずっと出していたので何か他に部品の交換があったか、よく覚えていません。エアコンのガス補充ぐらいはしたような気もします。オイル交換はメンテナンスパックに含まれていたので定期的なオイル交換はされていたはずです。

走行距離は55000kmですから、実際のところまだまだこれからというところでしょう。

アルトのすごかったのは後部座席の広さ。大人が余裕で足を組めるこの広さですよ。トゥインゴの後部座席はマジかよ?という狭さと圧迫感です。


本日納車となったルノー・トゥインゴ。アルトと似たような色ですが、自分としてはこの色以外は要らないという一択。残念ながらこの色でMTはもう在庫がなかったです。
フロントから見るとカバみたいな可愛らしさです。


リアから見るとフェンダーの張り出しがかっこいい精悍な雰囲気です。
リアハッチの一枚ガラスが下の方まで入り込んでいるので踏ん張っている感が良いのです。
実際、リアにエンジンが乗っているので後ろに力がこもる「ドスコイ」そのものなのです。
ナンバーの32-97は指定ではなく陸運局が適当に発行した番号です。ちなみに32-98だとMiniクーパーのオーナーが好んで取る番号です。


どうしても見たかったのがリアの荷室の下にあるエンジン。


リアエンジンだからこの車を買ったのです。FFだったらアルトのマイルドハイブリッドを買っていたでしょう。


車軸に定規を置いて見ると(赤い矢印)、エンジンの半分くらいは、いやほとんど車軸よりも前にあるのでやっぱこれリアエンジンと言うよりもミッドシップに近いです。
ミッドレンジっぽいリアエンジンでリアドライブとなると

スポーツカーか? いや違う、5ドアだ
ホットハッチか? いや違う、買い物車だ。ぶっちゃけ言うとヨーロッパの安車。


タイヤは生産の都合でグッドリッチかミシュランがランダムにつくらしいのだけど、この車はミシュランついていたので当たりみたいです。

Twingo Parisという名前でフランスのエスプリが漂う一台。でもスロヴェニア製なのですけどね、、、。

何はともあれ、おそらく私の人生でこれが最後の純粋な内燃機関車になると思います。今後10年で時代は変わって「今どきエンジン車なんてほとんど選択はないですよ?」ぐらいになっているかもしれません。確かフイルムは2000年が一番現像が多かったと聞いたことがありますが、それから10年たたない2009年にオリンパスE-P1が発売された時にはもうフィルムカメラを使っている人はほとんど居なかったです。10年でフィルムカメラが無くなったので次の10年でエンジン車が消えている可能性はあると思います。

「黒電話を使っていた」「フィルムカメラを使っていた」「モノクロフィルムの現像と焼付をしていた」「エンジン車に乗っていた」そういう面倒くさいことを普通にやって、時代の大変化を自分で体験できたのは稀有なことなことだと思います。良い時代に生きたのかもしれません。

2024年3月5日火曜日

猫の隠れ家つきローテーブルの製作

 かみさんが何か面白いものを探してきました。

[幅80] ローテーブル 猫と暮らそう 強化ガラス使用 木製 国産 日本製 リビングテーブル センターテーブル



とても良さそうなローテーブルです。でも42990円という価格はなぁ、ということで似たようなものを作ることにしました。
80cm角だとちょっとウチには大きすぎると思いますので、70cm角で作ることにしました。



また引き出しも要らないので猫が隠れる空間にすることにします。
天板のガラスはこのサイズ(200mm x 700mm)だと5000円ぐらいですので、また後から考えることにします。


材料はまたお隣の廃棄パレットをバラして使います。材料費はいつも通り0円。昨今ホームセンターの木材も随分と高くなったので有り難い事です。
しかしこの木パレットは一回使ったら廃棄してしまうのですから、なんとも勿体ない事です。


捨ててあるパレットも表面をプレーナーで削ればきれいなものです。


色はダークブラウンが良いと言うので一度ブラウンの防腐剤を塗りますけど、天気が悪く木材も水分を吸って乾かないので火をつけて無理やり乾かします。ちょっと燃えすぎです。


内部の掃除がしやすいように天板は取り外し式にします。


出来上がりましたよ。


なかなか味があります。


天板取り外しができるようにしたのは正解でした。


猫は興味津々ですが、構造はよく理解していません。


100均でカーペットを買ってきて底に敷きます。


やっぱり内部から外が多少見えたほうが猫も安心できるだろうということでΦ100mmぐらいの穴を開けます。


ポンコツロボットみたいな見かけになりました。


お掃除も簡単。良いでしょう?


無理やり猫を押し込めます。


猫共どうだ?なかなか良いだろう?

4,5日したら黒猫のほうが居座ってしまって、もうローテーブルの中から動きません。


ローテーブルとしても活躍しています。今回はなかなかの力作でした。
70cm角でも6畳間にはちょっとだけ大きかったです。65cm角ぐらいで良かったような気がします。