2026年6月13日土曜日

経済センサス‐活動調査

経済センサス‐活動調査が来ました。

経済産業省が5年に一度送りつけてくる、あの調査です。前回もやった記憶がうっすらある。あの時はインターネットで適当にポチポチ回答して、何のお咎めもなく無事に完了した。だから今回も同じ調子で「まあ大体こんなもんだろう」とテキトーに入力して片付けるつもりでいたんです。ところがどっこい、です。

進化した調査システムという名の検問所

5年の歳月は、このシステムを恐ろしく賢くしていた。前回は素通りだった適当な数字が、今回は一切通用しない。「ここの数値に整合性がありません」だの「入力内容を確認してください」だの、まるで税務調査官のごとく冷徹に矛盾を指摘してきやがるのであります。ページが進まない。どこをどう直せばいいのかもよくわからない。去年の決算書を引っ張り出してきて、必要な数字を探し出して、整合性が取れるように入力しろという要求を突きつけてくる。

いや、私が求めているのはそういうことじゃないんだよ。私が必要としているのは、「大体こんなもんだろう」と入力したら「はいOKです、ありがとうございました」と笑顔でページを進めてくれるという、その一点のみなのでした。なぜそれができない。5年前にはできていたじゃないか。進化の方向が完全に間違っている。

結局、面倒臭くなって放置しました。

調査員という名の督促隊

放置しているとどうなるか。調査員の方がやって来るんです。「早く回答してください」ということを柔らかく言うのです。まあそうだろうなとは思っていた。国の調査だから、そう簡単には逃げ切れないということぐらいは理解している。しかし気が進まないものは進まない。

さらに放置していたら、また来た。二度目の督促です。「わからないところがあれば聞いてください」と親切に言ってくださるのだけれど、問題はそこじゃないんです。そもそも調査票の内容を真面目に読んで理解する気力がこちらにはないのだから、「どこがわからない?」と聞かれても、「全部が面倒くさい」としか答えようがない。これはもう、砂漠で喉が渇いている人間に「どの種類の水が飲みたいですか?」と聞いているようなものなのであります。水なら何でもいいんだよ。私が求めているのは、適当な回答を入力してもページを進めてくれるおおらかさなんだ。

しかしながら、このまま提出しないと罰則があるらしい。統計法の規定により報告義務があって、罰金もあり得ると。お役所というのは、飴は一切くれないくせに鞭だけは確実に振るってくるという、実に清々しいまでの片務的な関係性を国民に強いてくるのであります。

Geminiという名の救命ボート

やるしかない。そう腹を括って作業を再開したわけですが、もはや自分の頭だけで突破できる気がしない。そこでAIの出番です。現代の「苦しいときの神頼み」ならぬ「困った時のAI頼み」です。

今どきのブラウザには「Geminiに相談」というボタンがついているでしょう?あのボタンです。あれを押して、「この回答の何がおかしいのか教えてくれ」と泣きつく。Geminiが「ここの数字が矛盾しています」と教えてくれる。「じゃあ何を入力すればいいんだ」と聞く。教えてくれる。まるで試験中に隣の席の秀才にカンニングというより一挙一動を懇切丁寧に教えてもらっているような、いたたまれない気分ではあるけれど、背に腹は代えられないという次第です。だって他に方法はないのだから。

さらにありがたいのは、今の「Geminiに相談」は写真も読み込んで理解してくれるということです。決算書の必要なページの写真を撮って、「ここから必要な数字は読み取れますか?」と聞く。読み取ってくれる。「他にどんなことが書いてあるページの写真が必要ですか?」と聞けば、「売上の内訳が載っているページを見せてください」と具体的に指示してくれる。もう完全に、AIが調査員の代わりに手取り足取り教えてくれている状態です。人間の調査員には悪いが、こっちの方が百倍わかりやすいし気が楽なんだよ。

そうやって、AIの指示に従いながら一つ一つ入力していった結果——

テッテレー!🎺

統計調査名:経済センサス‐活動調査
調査票名:【05】調査票(卸売業、小売業)
受付結果:調査票回答を受け付けました。ご回答ありがとうございました。

頭の中にファンファーレが鳴り響きましたよ。ラスボスを倒した後のエンディング画面を見ているような達成感です。あの絶望的に面倒くさかった経済センサスを、ついに提出し終えたのだから。

政府への控えめなる提言

今回、以前とは比較にならないほどややこしくなっていたから、回答を完了できなかった人はかなり多かったんじゃないかと思う。私自身、AIに助けてもらわなければ最後まで辿り着けた自信がまったくない。もちろん、腰を据えて調査票の説明を熟読し、決算書の数字を丹念に拾い上げていけば、きちんと回答できるようにはなっているんだろう。もともとそういう設計なんだろうだと思います。ただし、たかが5年に一回やることにそんなに労力を使いたいか?というとNoです。

しかしだな。答えても何ももらえないんですよ。

ここが最大の問題だと声を大にして言いたい。普段忙しい事業主が、他にも脳のリソースを回さなければならない案件を山ほど抱えている中で、こういう面倒極まりない調査に無料で付き合わされるというのは、率直に申し上げて勘弁してほしいのであります。

世の中というのは、労働と対価はセットになっている、はずですよ?なぜこの社会のルールが通用しないのか、誰か教えてほしい。

政府にお願いしたいのはこういうことです。国民にきちんと回答させたいなら、何か特典をつけるぐらいの柔軟な発想を持ってくれないか。別にその場で現金をくれとは言わないよ。例えば「この調査に回答したら次の納税で使える1万円の割引券をつけます」というのはどうだろう? 細かい条件はつけないで税金という名前がついているものなら、消費税でも市県民税でも何でも使える1万円の割引券。役所の窓口で申告書を提出する時に

「この1万円の納税割引券を使いたいんですが?」

「はい喜んでー!というノリで使えたら喜びは倍増ですよ?納税をしに来たのに何だかちょっと嬉しい気分になります。

e-Taxならもっと簡単。クーポンの入力欄に番号を入力するだけ。Amazonで買い物をするのと同じ感じで、税金の割引が受けられる。最高じゃないですか!

技術的にもそれほど手間はかからないはずです。調査対象者のIDと納税者番号を紐づけるだけの話じゃないか。

そういう気持ちをわかってほしいものだなと。面倒な仕事を無料でやらされて、断れば罰則で脅される。これは要するに強制労働の一種じゃないかと、わたくしは思うのでありました。まあ、言い過ぎかもしれないけれどさ。

2026年6月8日月曜日

使っていないお部屋のDIY改装

かみさんが「家庭用ミシンとロックミシンが置けて、服ぐらいが縫製できるようにしたい」と言い始めました。

我が家は決して広大な邸宅などではなく、むしろ「ウサギ小屋」という表現がしっくりくる部類の住居なのですが、不思議なことに、まったく使われていない部屋がひとつ存在しておりました。これはもう、もったいないという感情を通り越して、部屋に対する冒涜と言っても差し支えない状況であります。とにかくこの部屋にある誰も使わないベッドを片付けろと司令を出して、粗大ごみに持っていってもらい、スペースを作ったのであります。

というわけで、この遊休不動産をかみさんの趣味部屋に改造するという小さなプロジェクトが発動したのでした。

📦 今回の資材

田邊金属工業所 ターナー折りたたみ式棚受け金具 大400mm 白
 ¥2,322(税込 2,554)× 2セット

・24mm厚 針葉樹合板(3,400円ぐらい)
 800mm × 650mm … 2枚
 800mm × 250mm … 2枚

・セリアで小さな棚用のアングル × 6本

・600mmほどの長さのLEDライト

🔨 まずはコンクリート壁との格闘

道具を散らかしながら、Φ6mmのダイヤモンドドリルでコンクリート壁に削孔していくわけですが、これがまた、壁というやつは人間の生活を守るために存在しているだけあって、そう簡単には穴を開けさせてくれないという気概を見せてくるのであります。コンクリートだけならダイヤモンドドリルで割と簡単に削孔できるのですが、問題は鉄筋に当たると途端にドリルが先に進まない。30mmぐらいの深さでもダイヤモンドドリルがすぐダメになります。

棚受け金具をアンカーボルトで固定していくのですが、部屋が狭いので、いざとなったら折り畳めるデスクにするという、実に狭いお家に住む一庶民の知恵を絞った設計にしました。狭小住宅においては「折り畳める」というのは正義なのです。



📐 折りたたみ作業デスク完成

折りたたみ作業デスクが出来上がりました。800mm幅 × 650mm奥行き × 2枚の構成なので、合計1600mm幅。ちょっとした服の裁断ぐらいなら十分にこなせる作業面積であります。使わないときはパタンと折り畳めば、この狭い部屋でも人間が通れる通路を確保できるという寸法です。


💡 作業灯という名の文明開化

作業用のLEDを取り付けたところ、これが予想外に明るい。まるで手術室のような煌々とした光が作業面を照らし出すのであります。ミシン作業というのは細かい作業ですし、かみさんは白内障なので照明は生命線と言っても過言ではないです。3000円ぐらいのLEDライトが、ここまで実用的な仕事をするとは、世の中まだまだ捨てたものではないです。


🧵 ミシン配置完了

家庭用ミシンとロックミシンを並べて置いてみたところ、結構な余裕があるのです。800mm × 2枚の恩恵がここで効いてくる。ロックミシンを走らせながら、もう片方で裁断や仕上げができるというわけで、かみさんもなかなか気に入ったようです。


📺 エンタメ設備の増強

ここにもアレクサを配備しました。便利すぎて、もはや各部屋にアレクサが鎮座しているというジェフ・ベゾス氏の思うつぼと言えなくもないのですが、新品ではなくフリマサイトで2世代、3世代の送料込み2000円もしないようなECHO dotなどを買ってきているのです。古いアレクサは有線で外部に音声出力ができるので案外便利です。でも家が狭いので、「アレクサ」って元気に呼ぶと隣の部屋のアレクサが反応したりするので、この部屋のアレクサに近づいて小さな声で呼んでみる、というバカみたいなことをやっています。


43インチの安物のTVが余っていたので、2,000円ぐらいの壁掛け金具で壁に取り付けました。この「余っていた」という表現の裏側には、わたくしが過去に無駄遣いした代物がいかに多いかという事実が潜んでいるのですが、そこにはあまり触れないでほしいです。普段75インチのTVスクリーンを見ているので43インチというのは随分とこじんまりして見えます。かと言ってこの部屋に75インチのスクリーンは絶対に必要ない代物です。

使っていないJBL Pebbles バスパワードスピーカーもあったので、とりあえずTVの外部スピーカーとして接続。液晶TVの内蔵スピーカーから出てくる、あの「鳴っているような鳴っていないような」音に比べれば雲泥の差であります。3インチのスピーカーユニットも余っているので、そのうちに自作スピーカーでも仕立て上げることにしましょう。


🏠 完成、そして現実

結局のところ、部屋の半分は「物置き場」と化しているのでした。

人間というのは不思議なもので、空間を与えられると、その空間に見合った量の物品を自然と蓄積していく生き物なのかもしれません。とはいえ、かみさんの趣味の部屋はとりあえず完成いたしました。

折りたたみ式デスクに家庭用ミシンとロックミシン、LED作業灯に壁掛けTV、そしてアレクサ。狭い部屋にしては、なかなか充実した装備ではないかと自負しております。

2026年6月4日木曜日

私が銀行口座を増やしたくない理由

BLOG 2026.06.04 LIFE BUSINESS #銀行口座 #経営 #16期

私が銀行口座を
増やしたくない理由

$ bank_accounts --list --status chaos
口座が増える。
カードも増える。
誰も頼んでいないのに。
── 庶民の口座は2つで充分であります ──
法人16期 / 決算完了 / 税金これから

普通に生きているだけで、なぜか増殖するものが二つある。クレジットカードと銀行口座であります。まるで冷蔵庫の奥で勝手に繁殖する謎のタッパーウェアのように、気がつけば身の回りに増えている。誰が呼んだわけでもないのに、いつの間にか財布の中に居座っている。

クレジットカードなんてもう作りたくないし、要らないと何度も申し上げているのに、なぜか作らされる。「商品の延長保証には弊社のクレジットカードが必要でして」とか「こちらのカードを作っていただくと特典が」──知らんがな、という話であります。個人用のクレジットカードなどVisaデビット一枚で大概事足りるのです。

ネットバンクで何枚でも発行できるVisaデビットというのは実に都合がいい代物でしてね。都合が悪くなれば、そのカード番号をポンと止めてしまえばいい。NHKの支払いとか、解約の手続きがやたらと面倒くさそうなものは、いつでも止められるVisaデビットに紐づけておく。払う気がなくなったらカードを止める。実にシンプルな防衛線であります。

普通のクレジットカードだと、解約したくても出来ないまま延々と払い続ける羽目になるから大変なのです。向こうは解約させないプロですからね。こちらはVisaデビットという刀で応戦するしかないのでした。


銀行口座という名の増殖する生命体

銀行口座もなぜか増えるのであります。不思議なものですよ。高校生の頃にアルバイトをしたら、給与の振込用の銀行口座がいつの間にか出来ていた。勝手にできていたわけではないのだろうけど、なぜか今でも持っている。もうあの口座にいくら入っているのかすら定かではないのです。だってもう通帳もキャッシュカードも持っていない。まさか100万単位の金が入っているわけではないから放置状態、そんなのばっかり。

もっとすごい口座もある。昔働いていた会社の社長が自分(私ではなくその社長)の小遣いを捻出するために、私の名前で作った口座。流石にもう存在していないだろうけど、存在していたらかなり面倒な事になると思う。税務調査なんかがあってそこにまだ出入金があったらどうなるんだろう?「そんな口座知らねえよ、そんな口座がなぜ存在しているのかこっちの方が聞きてえぐらいだよ」とかスッタモンダの口論が始まるんだろうな。そうなったら誰か逮捕される者まで出るような気する。

最近だと、マンションの管理費の引き落とし口座がUFJ銀行限定なので、また増えた。

これまた最近、郵便局で複雑な資金移動をする時に一度貯蓄口座というものをその取引のためだけに作って、すぐに解約すればいいと思っていたら、もう貯蓄口座は廃止になり今後は作れないから持っておいたほうが良いとか言われ、なぜか解約せずに持っている。一体何だよその記念コインみたいな感覚は?

しかも郵便局なんかは、昔は一人で何個も口座が作れたりしたものだから、わたしでも2個くらい総合口座の通帳があるのではないかという有様です。大概親が子供の口座を作り、子供は自分の口座を別に作ったりするから同じ名義の総合口座が2つあったりするのです。更に私名義の振替口座なんてのも存在している。それよりもさらに前の時代ともなると、偽名口座くらい普通に作れたりしてね。まあかなり大らかというか、いい加減な時代だったのであります。もちろん私は偽名口座など持っておりませんし、今偽名口座を持っていたらこれまたかなり面倒な事になるでしょう。


頭がボケたら口座は闇に沈む

何が困るかというとですね、うちの親なんかもう頭がボケてしまって、一体どこに口座があって、どれくらいのお金が入っているのか、もう詳しく分からなくなっているという話なのであります。

しかも親族であっても勝手に調べられないという制約がある。親の金なんか別にいらないのですけれど、放っておくとそのうちに休眠口座になって、休眠預金等活用制度というのを上手い事利用しているどう見ても胡散臭い福祉団体の資金源になってしまうのがなんとも悔しいのです。休眠預金のことをちょっと調べてみると、身内同士で金を配り合って好き勝手に使っている匂いがプンプンする。詳しくは知りませんがね。

─── ◆ 他人事ではない ◆ ───

惨憺たる現状報告

私の場合だと、法人口座が二つ個人口座がもうどれだけあるのか自分でも把握できていないという惨憺たる状態であります。まだボケていないうちにこの体たらくなのだから、ボケたあとの惨状は想像するだに恐ろしい。

しかも海外口座まである。私が死んだらもう手が付けられないという、これはもう小規模な金融迷宮と言っても過言ではないのでした。

銀行口座でもこの惨憺たる有様でありながら、さらに保険とかiDeCoとかNISAとかいう証券口座まであるわけでしょう? 考えたら頭が痛くなってくるのです。

銀行口座の理想は2つだけ持つ。
庶民としてこれ以上はどう見ても要らない。
ペイオフとかもうどうでもいい。
その時は諦める。

──「潔さ」という名の資産防衛──

さすがに口座を減らさないといけないということで銀行口座を閉じに行くと、ここぞとばかりに銀行員がやってきて思いとどまらせようとするのであります。付き合いというものもある程度はあるので、しょうがねえなと諦めて帰ってくるわけです。まるで双六で振り出しに戻されたような脱力感だけを土産に持ち帰るという、なんとも情けない話なのでした。


信用金庫ネットバンキングという名の魔窟

法人口座は郵便局と信用金庫で、なんとか2つ以上増やさないように固持しております。ところがこの信用金庫の口座というのがなかなか融通がきかない代物でして、ネットバンキングが死ぬほど面倒なのです。

普通はですね、ワンタイムパスワードのトークンを渡されて、これさえ持っておけばなんとかなるものなのです。ところが信用金庫のネットバンキングは信じられないほど複雑で、管理者のパスワードさえ2つぐらい必要なのであります。それプラス使用者のパスワード。もう覚えてられない。何がどのパスワードなのか、呪文の類と言っても差し支えないレベルでありましょう。

セットアップでも何がなんだかわけが分からなくて、この俺ともあろう人間が、サポートに電話をしてセットアップの方法をいちいち教えてもらいながらなんとかできた、という絶望的な事態に追い込まれたのですよ。

サポートに「それはどっちのパスワードを入力すればいいのですか?」とかいちいち聞かないといけない状態で、サポートの人も「パスワードは書き残しておいてください」とか言い出す始末。そうなるともうパスワードの意味がないのではないかと思うわけですが、これはもう何と言えばよいのだろう。セキュリティという概念そのものが砂漠に放置された古代遺跡のように風化していく瞬間を目撃したと言えましょう。

「こんな複雑なシステムは絶対問題ありますよね?」と聞いてみたところ、「うちはこういうふうなのです」と言われてしまいましてね、何も言い返せなかったのであります。「うちはこういうふうなの」──この言葉の前には、いかなる正論もロジックも無力だという教訓を得ました。

そこまで複雑怪奇な認証の防衛線を敷いておきながら、出入金の明細は3ヶ月前までしか見られない。月額料金を払ってもこの有様です。これは絶対何かがおかしいと思うのですが、もう何を言っても埒が明かないので我慢しているという次第です。お役所仕事の洗礼を金融機関で喰らうとは思わなかったのでした。

複雑な理由は、会社組織が使うという前提で何人も使うように設計されていて、私が今まで使ってきたネットバンキングは個人向けという違いが大きいわけです。個人向けのネットバンキングしか使ったことがない人が、組織向けのネットバンキングシステムを使うとその複雑さに泡を吹くということで、信金ネットバンキングが悪いというわけではないです。


AIという名の救世主、あるいは会計の自動化

ネットバンキングで出入金のデータが取得できると何がいいかと言うと、弥生会計にインポートできるデータがAIでできてしまうからであります。弥生会計に一発インポートをするためだけに現金はどうしても仕方がないとき以外は使わず、意地でもクレジットカードで支払うようにしている。現金取引を上手く使って妙な脱税を考えるのと、圧倒的に帳簿付けを楽にするという2択を迫られて、私は現金を使わない方を選んだということです。良いのか悪いのか知らんけど、誰がどこから見ても明朗会計になっている。ほぼサラリーマンと同じだ。

本日も3ヶ月分のデータを5分で入力完了

──あの大量の仕訳を今どき一行一行手で入力している人は一体どれだけ暇なのかと疑いたくなる──

まあそんなこんなで、5月決算のうちの会計も速攻で終わらせることができたのであります。もうね、16期ですよ。16年もやっているのですね……。我ながら飽きっぽい性格だと自覚しておりますが、16年もやっている。今期もなんとか無事にやり過ごせて、あとは税金を払うだけという時期になりました。


3年で終わるはずだった法人が16年

3年で終わってもおかしくない法人が16年続きました。できればあと10年ぐらい頑張りたいと思うのであります。これも皆様にサポートをしていただいたおかげです。物を売るというのは、買ってくださるお客様がいるから成立するものであります。

この商売があと10年続くのかどうか、
私にもわかりません。
でも続けられるのなら、
この法人を後継に譲りたい

当てはあるのですが、
いつまで続くかわからない商売を譲られても困るでしょう。
いつか廃業するかもしれません。

何と言っても借入や負債はありませんので、
廃業するのも気楽なものです。

廃業して残った金は、今までうちで働いた人たちで貢献度に応じて山分けという計画であります。なんとも大味な退職金制度と言えますが、借金がないというのは人を自由にする。廃業すると決めたら、きれいに終われる。それだけは16年間、一度も崩さなかった防衛線なのでした。


口座は増える、カードも増える。
でも借金だけは増やさなかった。
16年間、それだけは守り通した。

さて、税金を払いに行きますか。

……払いたくないけどね。