日曜日だというのに、なんだかんだと細々した仕事を片付けているうちに日が暮れていく。いったい本当の休みはいつ来るのか?――というのが、わたくしの仕事というものなのであります。
もっとも、これは私に限った話ではありません。私の知っている個人事業主というのは、だいたいこんなものです。ただし、不動産管理業(地主に限る)の方々だけは別枠なのでした。
不動産管理業という職業をバカにしているわけでは決してありません。ただ、彼らの多くは「何もしていないと見栄えが悪い」という理由で、わざわざ別の事業を営んでいたりするのです。
食うために事業をやるのではなく、暇でブラブラしていると世間体が悪いので、まあ適当な事業でもやっておくか――という発想。食うために日曜も机に向かっている身からすると、もはや別の惑星の住人の話を聞いているような気分になります。
本当にすごい。実に羨ましい話です。
稀に不動産管理業で別事業を何もしていない人もいらっしゃいます。一体余った時間で何をやっているのかと言うと政治活動をしている。熱血左派で街宣活動を主にしています。プロレタリアートではなく、金も時間も充分に持て余している現代貴族のようなブルジョアジーが熱血左派の活動をしているというのを見ると、世の中と言うのは実に興味深いものだと感じます。
強制終了ボタンは突然に
ただ、そんな私にも強制的に休みが訪れる時があります。風邪をひいた時です。
今回は金曜の夜、眠っている最中に強烈な悪寒に襲われ、朝起きたら見事に熱が出ていました。体という名の古いPCが、こちらの都合などお構いなしに強制シャットダウンを仕掛けてきたという次第です。
それでも土曜日は、なんとか仕事を片付けようとフラフラしながら机に向かいました。熱を押して働く姿というのは、傍から見れば美談でもなんでもなく、ただの往生際の悪さに過ぎないのですが。
ひたすら寝るコース
そこから先は、もはや生活というより「食べる → 眠剤 → 寝る」の無限ループでありました。
眠っている最中に体が警報を鳴らし始める。
フラフラしながら、なんとか仕事を片付ける。
おかゆを食べて寝る。が、こんな時間に寝ても3時間後ぐらいには目が覚めてしまう。
冷凍の牛丼を食べて、眠剤を飲んで寝る。💊 1
おかゆだけでは栄養バランスが悪いので、野菜ジュースを追加。眠剤を飲んで寝る。💊 2
袋麺と野菜ジュース。眠剤を飲んで寝る。💊 3
何を食べたかは忘れた。とにかく眠剤を飲んで寝る。💊 4
なんとか生還。
このループを延々と回し続けると、さすがに体のあちこちが痛くなってきます。寝すぎて痛いというのは、贅沢なのか拷問なのかよくわからない状態ですが、それでもとにかく眠剤の力を借りて、ひたすら意識を手放し続けたのでした。そんな中で空気を読まないうちの猫は「とにかく外に散歩に連れて行け」と騒ぐのですが、無理無理と無視していたら、トイレ以外のところでシー(おしっこ)して示威行動までしやがって、もう本当に手間がかかるのでした。
パラレルワールドに消えた一日
今日は月曜日。なんだか昨日の丸一日が、どこかのパラレルワールドに吸い込まれて消えてしまったような、奇妙な感覚が残っています。カレンダーから日曜日だけが、こっそり抜き取られたような気分です。
とはいえ、休養が取れたことだけは確かです。自分では決して取ろうとしない「本当の休養日」を、風邪のやつが首根っこを掴んで無理やり取らせてくれた――という感じでしょうか。
この一日は無駄だったのだろうか? 正直、よくわかりません。でも、きっと無駄ではなかった。そんな気はしています。
風邪はだいぶ良くなりました。また「今日もなんかすごい量の注文が入っているな」とぼやきながら、今週を始めたいと思います。