2018年7月18日水曜日

Leica M10貼り革の採寸 その3

M10採寸の続きです。











Leicaの貼り革の採寸で手こずるのは上下の線です。
こんなところどう考えても直線としか考えられないのですが、直線だとどういうわけか貼ったときに合わないです。最大0.4mmぐらい直線から外れているので、不思議で仕方がありません。
仕方がないので貼り革を貼り付けて、合わない部分は制御点を入れて調整しながら実機に合わせていくという、作業を続けてデータを作っていきます。



2018年7月16日月曜日

スポットエアコン

年齢を重ねるごとに耐えられなくなってくるのが、この夏の暑さです。
当店の仕事場は元々スレート壁の倉庫なので、その中に冷暖房が完備されたスペースを一部作って、残りは冷暖房なし。その冷暖房なしのところで作業をするのが、この暑さでは非常にきついのです。以前は暑いぐらいそれほど気にならなかったのですが、最近はもうダメだ。風通しの悪い構造なので熱気がこもって夏場は外よりも余裕で暑いです。しかも今年の夏はまた一段と暑そうで、すでに熱中症でボコボコと人が死んでいます。

若い頃は外仕事をしていましたので、真夏の炎天下でも「もうちょっと本気出して暑くしてみんかい」ぐらいの気分でやっていましたが、それから20年もたった今は、もう今年は耐えられる自信も根性もないということで、スポットエアコンを買ってきました。



知っている人は多いかと思いますが、一応エアコンの一種でダクトから冷気が出てきます。そのかわり後ろのダクトからはものすごい熱気が排出されます。それはエアコンの意味がないのでは?と思われるかもしれませんが、部屋全体を冷やす目的ではなく、一部でいいから冷気がほしい、そういう目的のものです。

クリッカーで打ち抜き作業をするときに、自分のところにだけでいいからちょっと冷気がどうしても必要なのです。大きめの工場扇も使っていますが、熱気をかき回しているだけで、結局暑い風が循環しているわけで、冷やすという目的で言えばほとんど役に立ってないです。熱い風が吹いてくるというのは、もう不快以外の何物でもない。

スポットエアコンとはいえ流石にエアコンなので、なかなか具合がよろしいです。5万円という案外高い値段ですけど、それぐらいは何とか許容できるというか、現状ではもうそれ以外に現実的な解決方法はないです。
しかし一箇所解決すると、今度は他の暑い場所が我慢できなくなってきますので、もう一台追加購入となりました。これぐらいの金で済むなら、もうそれで解決したいです。

体力的な理由でしょうか、だんだん歳とともに我慢ができなくなってくることが多くなってくるものです。

2018年7月11日水曜日

Leica M10貼り革の採寸 その2

傷防止のシールを貼りましたので、革の採寸を行ってまいります。


まず剥がします。またこのテープか、、、。

たしかM4ぐらいからライカはグッタペルカではなくビニックスレザーに変わり、現在はビニックスレザーではなく、独自のPVCレザーを使っているようなのですが、ライカのレザーの問題は、非常に安物のテープで貼り付けてあるということです。このM10はどうなのかわかりませんけど、M4,M6は溶剤系のテープを使っていたので、レザーが縮むのです。
それで縮み防止に、ライカはビニックスレザーを(詳しい温度は忘れましたが)80℃ぐらいで10時間ぐらい焼くという完全に見当違いの処理を大真面目にやっていたのであります。これは日本カメラの編集者さんが実際にLeica社を訪れて、実際にそれを見てそういう説明を受けたということを私自身が聞きましたので、間違いないことだと思います。

ビニックスレザーに焼きを入れるという処理に果たして縮み防止の効果があるのかどうか私にはわかりませんが、その後が間違ってる。安物の溶剤系テープを使ってボディにレザーを貼り付けるので、結局縮むのです。なぜ無溶剤のテープを使わないのだろうか?私には不思議で仕方がありません。あのLeicaでも見当違いのことをやることがある、という一例でした。

Leica M10 Top Bottom 傷防止シール カーボンパターン

Leica M10の採寸をする前に、まずはこれ。借り出したカメラに傷をつけてはいけませんので、傷防止シールを貼り付けます。







本物のカーボンではなくPVCのカーボン調シールです。100円ショップのではなく、3M(スリーエム)製のシートです。こんなものが結構高いです。

こういうものも需要があると思いますので、また後日販売をしたいと思います。どうだろうなぁ1000円ぐらいで良いんじゃないでしょうか。




2018年7月10日火曜日

Leica M10貼り革の採寸



Leica M10のボディをご厚意で借り出してきまして、採寸を始めてまいります。
こういう車一台買えてしまうような高級カメラを人に貸し出すというのは少々理解ができない気がしますが、お金に余裕がある方は別にこれぐらいの金額はどうと思っていないようで、ライカというカメラは本来そういう方が持つものである、そういう気もします。
いずれにせよ、また私にはあまり縁がないカメラではあります。



とにかく取扱には気を使いますので、まず底面の傷防止パッドを作って、それを貼り付けてから採寸をしたいと思います。



そういえば最近、31.5インチ4Kモニタを購入しました。超快適ですが問題があります。



その問題というのは、マウスの移動距離がものすごく大きいのです。
メニューまでものすごく遠い。マウスの設定でアクセラレーションをかけていてもやっぱり遠いです。



しかも4Kモニターをまともに動かそうとしたらビデオカードも結構なパワーがいります。
GeForce GTX 1070ぐらいなら気分良く動きますよ、というので買ってつけたは良いけど、スロット2本も専有して、追加で2本も電源ケーブルつなぐって、一体どれだけの電力が要るんだろう。
まったく便利なんだか便利じゃないんだかわかりません。