2011年5月25日水曜日

もう1台、クリッカー逝ってみようか

色々な機械を扱っている方々とつきあいがあると、掘り出し物(時にしてガラクタ)が出た時に声をかけてもらえたりします。今回声がかかったのは小さな油圧クリッカー。100Vの家庭用電源で動きます。


圧盤(天板)サイズが200mm x 400mmというのですから、ウチで扱っているMAIIIハンドクリッカー(裁断サイズはA4)とそんなに変わらないですね。横に置いてあるのが、たぶん45リッターのゴミ箱。それを元するとだいたいの大きさがわかりますね。おそらく重量も300kgぐらいじゃないでしょうか。

ハンドルが1本しかないところに時代を感じさせますね。こういう手を挟む事故の可能性がある機械はハンドルは2本で両手でスイッチを押さないと作動しないという構造じゃないといけないはずです。今時こういう旧式の機械を使っているのが監督機関にばれたらうるさいことになりかねないのは、まあ大目に見てもらいましょう。とりあえず使用者の方が、1本のハンドルを両手で掴んでスイッチを押すという方法で対応することになります。想像するとちょっと情けない姿ですね。

お値段は、私の財布に入っている程度の金額でも充分払えるぐらいでしたので、写真だけを見て、深いことを考えずに「買う」と即断いたしました。元の持ち主は新しい機械を買ったので、そのスペースを空けるためにこの機械が邪魔で、タダで良いから誰かさっさと持って行ってくれという感じらしいです。仲介に入った人が多少の仲介料を取っているぐらいの感じでしょう。

ブツは関西にありますので、またユニックをレンタルして取りに行かないといけません。2トンユニック1日のレンタル代金(12000円)+高速代+燃料費+飯代で、こちらの方が結構経費がかかってしまいそうな勢いです。

これでウチは油圧クリッカー3台目です。MAIIIハンドクリッカーが2台ですので、クリッカーだけで5台。どうだ参ったか?というより、クリッカーばかりそんなに持って一体どうするんだ、という感じです。そろそろ30坪の工房が手狭になってきました。2年は大丈夫だろうと思っていたのですが、わずか半年でこの体たらくです。

まあゴタクはどうでも良いんですけど、何と言いましょうか、このすべてをぶち壊しにしかねないグリーンという色は、一体どういう了見なのでしょう?グリーンでももっと違う色があるだろうに、と。
こんな色の機械が工房に鎮座していたら、私は完全にその人のセンスを疑います。入手したら、まず違う色に塗り替えることから始めたいと思います。