本日、2011年8月7日 日曜日。朝9時頃からE-P3ケースの最終段階、生産準備をしていきます。
まずは荒裁ちの刃型を作っていきます。
側面パーツの外周より4mmほど、つまり一回り大きめにオフセットします。
一回り大きなデータが出来ました。
この大きさで刃型を作りますので、外周寸法を計算します。
寸法はCADが一発で計算してくれます。上はその動画です。楽なもんでしょう?
今日はもう大サービスで、刃を曲げている動画も載せてしまいます。
難なく、荒裁ち用の刃型の完成です。
とりあえず一個作ってみました。
これでやっと完成かと思いましたが、ちょっと気に入らないところがあり、昼から底部パーツをカットする刃型を再度曲げ直します。これで底部の刃型は3回目です。実に店主の性格が細かいということがおわかりいただけると思います。こういう細かいことを他人にやらせたりすると人間関係に角が立ちますが、自分で気が済むまでやっている分には大きな問題は起こりません。
細かいと言うよりも、生産に入る前の段階でダメ出しを徹底してやっておくと、後で楽です。生産に入ってから問題点が見つかると、それを直すのが面倒なんです。
そんなわけで、底部の刃型を作り直し。
刃型を外注していたらたぶん作り直しはしなかったでしょう。自分で曲げているので、気が済むまでいくらでも作り直しが出来るという利点です。
そして今度こそ最終試作。
先ほどよりもフィット感がすぐれております。
さあ、あとはサンプル写真を撮るためのケースを作って、販売となります。
上のサンプル写真をご覧いただければおわかりいただけると思いますが、このケースは、グリップを外した状態で装着します。グリップをつけたままではこのケースを装着出来ません。
こんな感じでほぼ形状は出来上がったので、日曜日でもあることですし4時半頃に仕事を切り上げました。