2012年1月15日日曜日

E-PM1ケースの試作 その1

2012年1月15日 日曜日です。
E-PM1ケースを早く作るようにと、せっつかれておりますので、日曜日にもかかわらず午前9時頃出勤してきて、試作に取りかかります。


まず最初にやることは底部をスキャンすることです。
スキャンするのは、エプソンの安いフラットベッドスキャナです。1万円もしなかったと思います。


ついでに背面もスキャンしておきます。


スキャンした底部の画像をCADに持ってきて、輪郭線をトレースしていきます。
左右対称ですから、半分だけトレースして残りは反転するだけです。だから手間は半分です。ザッと5分の仕事ですが、コーヒーを入れたり、寒いなぁとかブツクサ言ったり、どうでも良いほか事などをして、こんな仕事に30分もかかってしまいました。


とりあえずこんな感じで、厚紙をレーザーカットしてみます。


レーザーでカットしました。2つ上の画像と上の画像を比べると、PC上の画像(バーチャルな世界)と実際にカットした画像(現実世界)が同じになっている言うことがおわかりいただけると思います。


実際にカメラに嵌めてみます。
ほぼ合っていると思います。このサイズで底部の刃型を曲げていきます。


輪郭線の総延長は258mmほどです。これもCADがコマンド一発で計算してくれます。便利な世の中になったものです。10mm程余裕を持って、270mmぐらいで刃材を切り出して、実際に曲げていきましょう。


実際に刃を270mmで切り出しました。
刃を曲げるのは数ヶ月ぶりなんじゃないでしょうか。あまりに使っていなかったのでベンダー(刃曲げ機)の盤が錆びていて、まずサンドペーパー掛けして錆を落とし、盤にオイルを塗る事から始めました。せっかくのベンダーなのに勿体ないですね。


型紙に沿って曲げていきます。


私のような素人にとって、最後に刃の端と端を合わせるところが難しいんです。隙間が空いたりしたら刃型として問題があります。


刃の端と端の合わせ目を溶接して、補強桟を2つ溶接してくっつけて、錆止めの黒を吹き付けて出来上がりました。これを基本にして側面のカバーを設計していきたいと思います。

ここまで終わったところで昼になりました。随分とスローペースですね。まあ日曜日なんてこんなもんです。



日曜日にはちょくちょく隣にあるデッキ工事屋の社長さんとランチをするのですが、今日はその社長さんが来ておらず、一人で外に飯を食いに行くのも面倒なので、カップラーメンで昼食を済ませました。なんか虚しいな。

さて、昼からは側面の設計です。


背面とフロントをスキャンした画像をCAD上に並べ、サーッと適当にカメラケースらしくなるように線を引いていきます。この線は下書き程度に適当にやっておけばいいです。後からカットして線を直していくという工程を延々とやります。


まあ、一発目はこんな感じでカットしてみましょう。


しばらくは厚紙をカットして、カメラに合うようにデータを調整していきます。