複雑なものにかかわらず、昨日の今日で上がってくるのはすごいです。さすがプロですね。
錆止めはしてくれてあるのですが、この部分は錆びやすいので、再度ブラックを吹き付けておきます。気温が低くて乾きが悪いので、ファンヒーターの前に置いて乾かしております。
本裁ち用の刃型が上がってきましたので、次なる仕事は荒裁ちをする刃型を作ります。
本裁ち用の刃型よりも一回り大きな刃型をCADで設計します。
刃の総延長を計算します。746.74mmという計算結果が出ました。
型紙となる厚紙をレーザーカットします。
刃は755mmと10mmほど余裕を持って刃を用意して、曲げていきます。少しでも足りないと面倒なことになります。
では曲げていきます。
荒裁ち用の刃型ですので、それほど寸法にシビアでなくても構いません。大まかに型紙に沿っていればそれで充分用をなします。
それでも最後の接合部には気を使います。
ここに隙間が空いていたり、段差があったりすると、刃型として問題があります。
溶接して、補強して、錆止めをして、荒裁ち刃型が完成しました。
製作した日付もきちんと書いておくと、後々に良い記念となります。
本裁ち用の刃型と荒裁ち用の刃型を重ねると、荒裁ち用はほぼCADで設計した通り一回り大きなサイズとなっているのがおわかりいただけると思います。
これでいいのだ。