ほとんど車にこだわりはないので新車で一番安く買えるスズキアルトの2台目も早9年ですが、最近なんか面白そうなものを見つけてしまいました。
EDCとかいう怪しげなオートマも変速時にギア抜けするのではと思いましたが、デュアルクラッチなので変速ショックは全然なくずっとギアが繋がっている感じです。これは見事なものです。怪しげなオートマとか言ってごめんな。願わくば10年壊れないことです。
「欧州車に乗られたことは?」と聞かれましたが、乗りましたよ、乗りましたとも。20年ぐらい前にポンコツの旧MINIに2、3年ぐらい乗り楽しかったですが維持にはとても疲れましたというか、疲れ切って手放しました。しかもインジェクションではなくキャブ車でした。
900ccの非力なエンジンもターボチャージャー付きなので小気味よく走ります。非力だろうがアルトよりはパワーがありますから何も言うことはありません。ターボチャージャーで思い出すのは、昔ジムニーに乗っていたとき、燃費が悪いので極力ターボが回らないようにアクセルワークをするという虚しい努力をしていたのを思い出します。ターボが回り始めると「また貴重な化石燃料をどうでもいい事で無駄に消費してやがる」そういう舌打ちしたい気分になるのです。でも今どきのターボは燃費向上の目的のダウンサイジングターボなのだそうです。時代は変わっているのだな。
ハンドルはめちゃめちゃ切れます。最小回転半径が4.3m。アルトが4.4mですのでほぼ同じ。53度までハンドルが切れるそうです。
後ろの荷室の下にエンジンが鎮座しているので、荷室に生鮮食品を乗せるのは気が引けます。一番上の画像を見ると後部座席は夏場にかなり暑そうですね。冬場はシートヒーターが不要そうですが。またエアコンも効きが悪そうです。
Youtubeの動画を見ていると後部座席はは大人が座って充分な広さがあるとかよく言っていますけど、実際座ってみると前席の圧迫感があって狭かったよ。後部座席はおまけと思ったほうが良いようです。
FFだったら別に欲しくもならない車ですが、手に届く価格のRRというだけで欲しくなります。欧州メーカーはEVシフトが進んでいて、今後RRのエンジン車はもうこの機会を逃したら現実的には乗れないだろうなという気分になり契約してきました。
これもフィルムカメラと同じで、どれだけフィルムカメラに凝っていたとしても時代が変わって世の中がデジカメ主体になって、さらにスマートフォンが普及するとやっぱり使う機会はなくなってしまうわけで、エンジン車も乗れるうちに乗っておかないと、EV主流になってからは乗ろうと思えば乗れるけど、何だかんだで乗ることはなくなる、そういうもんですね。
エンジンが車体の後ろについている車(トゥインゴは実際はミッドシップに近いようだ)、それだけで選択。いや、それだけの理由で選択して良い。私も車を運転する人生の時間は残り少ないかもしれないのだから。実は今は2,3ヶ月に1度ガソリンを入れる程度しか車に乗っていないので、年間1000km~2000km程度しか運転しないのですけどね。驚かれましたよ「何で車を買おうという気になったのですか?」くらいの顔をされました。