2013年4月19日金曜日

予備PCの組立

メインのPCを入れ替えて、Windows8に振り回されながらもやっと設定が終わりました。めでたしめでたしと言う間もなく、予備PCを組み立てます。通販をやっていると、PCがないと会社も人生も成り立ちませんので、メインPCが壊れたりした時に、即時に入れ替えられるように1台予備を用意しておくわけです。転ばぬ先の杖ってやつですね。PCが壊れてから買いに走っても、量販店に売っているメーカー製のロクでもないPCを買う羽目になってしまいます。

新しく買うのも馬鹿らしいので、入れ替え前にメインで使っていたPCの部品を流用しつつ、新しい部品も買って多少のパワーアップを図ります。

私にとってデスクトップPCは買ってはイカンのです。あくまで自分で組むものなのです。百歩譲ってもBTO。メーカー製PCというのは往々にして変な部品を使っていたり、変な構成をしていたりして、パーツ一つ交換できなかったりするのです。一番ロクでもないのがDELL。今はどうか知りませんが、昔はDELL電源といって、特殊な電源を使っていてマザーボードの換装も出来なかったのですよ。そんなのPCじゃねえよ。言わば"PCらしきもの"。それ以来、私はメーカー製は断固拒否です。


街まで買いに行くのが面倒なので、新しく買う部品はすべてアマゾンで調達します。
御覧ください、見事に全て安物で揃えております。チップセットがどうのとか、拡張性がどうのとか、正直どうでもいいです。ゲームはやらない・動画エンコードって何ですか?という私が使う程度でしたら、メモリーさえある程度積んでおけば、割と快適に動いてくれます。22000円ちょいということで、新しくPCを買うよりは随分安いですけど、性能を考えたら値段なりですけどね。
しかしながら、マザーボードが新品で5000円ちょっとって、こんな安いマザーは私も初めてだと思います。

CPU(AMD Phenom 960T)、400W電源、DVD-RAM、ハードディスクは古いPCにつけていたものを流用します。ケースはスイッチ類が壊れていて、起動は線を短絡させて使っていたぐらいので、しかたがないので新しく買います。また隙を見てケースも修理します。


左が旧PC。部品を取り外していきます。


まず電源。見事にホコリまみれです。これでもまだマシな方です。
これだけホコリが入っていて、よく火がつかないものだと思いますが、PCから火が出たという話は聞いたことがないですね。


ちょっと空気清浄機の役割があるような気もします。


エアーでホコリを吹き飛ばします。


新しいマザーボード。マイクロATXマザーボードにこだわりを持っているわけではないのですが、ミニタワーケースで組まないと、邪魔でしょうがないんです。
マザーボードの箱は捨ててはなりません。マザーボードの箱を捨てるとはそれは一体何事ですか!?箱だけで、ご飯3杯は軽く行けちゃいますよ。あー、でもCPUとかメモリーの箱は速攻で捨ててしまいます。


メモリは2スロット。PCIは1スロットのみ。私の使い方でしたら、もうこれで十分です。USBが無かった昔は、もうISAとPCIが目一杯になったのですが、今はもうUSBが十分速いですから拡張はUSBで済んでしまいます。便利な時代になったものです。


旧PCからCPUを外します。


ピンが弱くて、手荒に扱うとよく折れるそうです。幸いなことに私はまだCPUピンを折ったことはありませんが、酒を飲んでCPU(K6-333Mhz)を交換した時にピンを曲げてしまったことがあります。そっと真っ直ぐに戻して、なんとか使えました。危ないところでした。そのとき酔いが一気に覚めたのは、ご想像の通りです。


新PCにCPUをはめ込みます。ソケットAM2+マザーボードからAM3+という2世代の違いがあるのに同じCPUが使える(全部が全部ではありませんが)ってのがAMDの良いところですね。ちょっとCPUが時代遅れになって、PCをパワーアップしたいなら、CPUだけ買ってくればいいのです。何と言ってもCPUを交換するだけなら、OSの再インストールは必要ありません。またしばらくしてマザーボードやらメモリーが時代遅れになったら、今回のようにCPUはとりあえずそのまま使い回して、マザーボードとメモリーだけを買ってくればいいです。こうやってパーツをテレコしながら、あと2回ぐらいは楽しめると思います。次はFX-8350でも8300でも8コアのCPUが安くなった頃、CPUを交換するんです。楽しみですね。8コアもあっても、ウチの場合すべてのコアが100%張り付くまでCPUをブン回すようなソフトはCAMだけなので、コアがたくさんあってもあまり意味はないんですけど、気分の問題です。
こんなわけで、Intel CPUの方が断然性能が良いとはわかっていても、やっぱりAMD CPUはやめられないのですよ。

不要になったパーツは、捨てるのももったいないし、売るのも面倒ですので、弟にやってしまいます。うちの弟は不要PCパーツをあちこちからもらってきて、仕事の合間にPCを組み立ててヤフオクで売って小遣いを稼いでいたりするようです。捨てる神あれば拾う神ありとは、まさにこのことですね。


CPUクーラーを装着。純正のショボいクーラーそのままです。オーバークロックもコア・アンロックもしませんから、とくに問題ないです。960Tの当たり石だとコア・アンロックすれば4コアから6コアに出来たりするのですが、私のは外れ石で、アンロックできませんでした。


ハードディスク。余っているSATAのものです。


メモリーは8GBx2枚=16GB。今まで4GBしか積んでいなかったのですから、別世界ですね。
メモリーチップにはエルピーダメモリーと表示されていました。エルピーダは経営が大変みたいですけど、頑張ってください。ウチも経営が大変です、、、のんきに人のことを心配しているほど余裕はないです。


パワースイッチやら、リセットスイッチ、LEDランプ、USBの配線。これをよく間違えるのです。


無いよりはマシという程度のグラフィックカードをつけておきます。


2時間弱で難なく組み立て終了。
電源を入れて、BIOS画面が出たので、まあ問題ないでしょう。このBIOSの画面だけは、昔からずっと変わらんね。私がPCを使い始めたi486の頃もこんな画面だった気がします。最近はGUIでマウスも使えるBIOSも出てきたそうな。

それでは、余っているWindows7 64bitをインストールしておきます。