希に中古カメラには、持ち主の名前が書いてあったりすることがあります。田中長徳先生の本にもそんなエッセイがあって、アメリカの中古カメラには
Stolen from John Doe すなわち、誰それから盗まれたカメラ
と彫り込みがしてあることがあるという、日本人とはあきらかに文化が違うという話しがあったような気がします。私も名前が彫り込んであるのを見たりしますが、さすがにStolenものは見たことがありません。
今回貼り替えをしているローライTLRには、住所と名前が書いてありました。
他人様のカメラですので、多少ぼかしを入れてあります。
住所を見るとNYですよ。何とニューヨーカーのローライTLRなのです。
一体どんなところなのでしょうか?
Google ストリートビューで一発。
現在は駐車場になってしまっているようです。
「おい、ローライオーナーのエドはどこ行った?」
近所に片っ端から電話してやろうか?
間違えた。こっちの方向だった、、、。エドはまだ生きているだろうか?
なんかウチと同じぐらいの規模の家に住んでいますね。
一台の中古カメラにも色々歴史があるものです。今時自分のカメラに名前と住所を書いている人はまずいないと思いますが、一応名前を彫り込んでおくと、後生の収集家に楽しみを一つ増やしてあげられるかも知れません。