2015年8月24日月曜日

Ricoh Flex 貼り替え / OM-10

古い二眼レフカメラを多く修理されているところから貼り替えのご依頼をよくいただきます。
二眼レフはフロント部分の採寸が難しく、そもそも革が貼ってある面積が大きいというか多いので、その他の部分も、採寸に時間がかかり正直金額が合わないのですが、データを持っていればそのうちに同じものが売れて元が引けて、いつかは利益も出るという気の長い話になります。


そういう貼り替えをしてデータを持っている二眼レフ類も整理して販売をしないといけないのですが、またこれが同じ名前のカメラでも、ちょっちゅうモデルチェンジをしていて革の形状の違いを把握しきれないので、結局売ったら後々面倒が予想されるため断念してしまう、そんな感じです。

やっとRicoh Flexが終わったところで、次はOM-10。お客様から私が買い上げさせていただきました。


今時こういうフィルムカメラの貼り革需要があるのか?と思われる方がいらっしゃるかと思いますが、当店が存続できているという目の前の事実を、今一度考えられた方がよろしいかと思います。10年後はどうなっているか、そんなことは知りませんよ。ただひとつ言えることは、世界というのは、私やあなたが考えるよりもずっと遙かに規模が大きくて、色々な人がいるのです。名古屋だけで商売をしていたらとても存続ができないようなものでも、一応世界中を商圏としてしまえば何とか商売として成り立ったりもするという、まあそういうものなのです。


フロント右パーツと裏蓋の革はOM-1が流用できそうな気がしますが、合わせてみたところ合いませんでした。
そもそもOM-10って以前採寸をしたことがあるような気がしてきた、、、しかし採寸をしたデータは見つけられないというデータ管理の杜撰さ。まあいいや、もう一度やるまでだ。



そして最近恒例のDIYのコーナー


養女が塾に通って漢字の勉強をしているため、そろそろ教科書やら増えてくるだろうと言うことで、本棚を作ることにします。


板取りはこんな感じで、12mm厚の針葉樹合板と1x4の木材を使います。


材料費3000円ぐらい。更にペンキ代(1000円ぐらいじゃないでしょうか)がかかります。


白が良いって言うので、白のペンキを塗ります。


3人がかりでやれば早いです。すぐに組み上がります。
ちなみに4.5畳という狭いスペースにロフトベッドを配置して、何とか空間を上手く使おうと涙ぐましい努力をしているのですが、まるで寝台車みたいな部屋になってます。


確かに白で正解です。


棚の一つを机の高さとまったく同じに作ってあるので、机が広く使えます。