素焼きの次は釉薬というのが流れですが、クレイパイプは水分吸収性が命ですので、内側に釉薬をかけたら存在意義がなくなってしまいます。なので、内側は素焼きのままで外側だけに釉薬をかける、そして通常の釉薬のように1200℃~1300℃で溶ける釉薬を使うと素地の方も焼き締まってしまい、これまた水分の吸収性がなくなってしまうという、難しい問題があります。
そこで800℃で溶ける楽焼釉薬を使うというストラテジーで行ってみます。
結果、まあこんなふうになった、というわけです。
ボウルの内側は素焼きのままで、水分吸収性をふんだんに残しております。
根竹継ぎをして高級感UP。
6mmフィルター対応のマウスピースを装着して、何とも素晴らしい高級バージョンのクレイパイプが出来上がったのでした。
ちょっとだけ高級なクレイパイプ、ちょっと満足。