2024年1月19日金曜日

複雑な経緯でうちに来た猫


とある在日中国人が猫を飼っていて、春節の里帰りと用事を済ますために2ヶ月ほど中国に帰る事になり、飼っている猫も連れて行く予定で空港まで連れて行ったら書類不備で猫は乗せられないということになりました。
とりあえず友達に2ヶ月預かってくれと渡したのですが、その友達はペット禁止のマンションに住んでいて、飼い主が消えた猫は寂しいのか鳴きまくり速攻で猫がいることがバレてしまい、また友達に猫を預けました。
その友達の一家が皆猫アレルギーで、とても二ヶ月も預かれないという困ったことになり、知り合いである私のところになんとか預かって欲しいと猫を持ち込んできました。

要は散々たらい回しにされた猫がうちにやってきました。


初日はケージから一歩も外に出ようとせず、ずっとウーウーと唸って、何かが近づくとシャー!と威嚇しています。
猫が怒る気持ちもよくわかります。知らん場所に散々連れ回されて、また違う場所かよ?飼い主はどこ行った?というかコイツラなんなんだ?先住猫までいるぞ?猫としてはそんな感じでしょう。不安感一杯の様子です。


調べてみたらサイベリアンというロシアから来た種のようです。価格を調べたら18万円~とあります。猫って高いんだな。
しかしながら生後7ヶ月というのに妙にでかいです。うちの3歳の黒猫よりも全然大きいです。長毛種で毛がモコモコしているのを差し引いても大きいよね。日本人とロシア人の体格差をそのまま猫に当てはめたような感じがします。
名前がよくわからないので、勝手にフクちゃんと呼ぶことにしました。名前もよく知らない猫を預かるというのが、たらい回されている猫そのものです。気の毒なことですが、おそらくうちが最後のたらい回し先だと思います。一匹ぐらい増えてもいいからゆっくりして行ってくれよ。先住猫とうまくやっていかれるなら、もう一生ここにいてもらってもいいけどさ。

2日目は多少慣れたようで、自分でキャットウォークに登って居座っています。うちの黒猫が謙虚な性格なのと比べるとなかなか図太いです。




うちの黒猫が恐る恐る近づくと、有無を言わさず猫パンチを繰り出します。
まだまだ警戒心が解けていないようです。


2日目の夜には、遊んでくれるようになりました。
3歳のうちの猫はもうこんな玩具は見向きもしないのですが、まだ生後7ヶ月なのでこの程度のものでも夢中になっています。


ネコドア越しに対峙しています。


先住猫の餌場を巡る睨み合い。
この2匹はそのうちに仲良くなるのかなぁとちょっと心配でもあります。かと言ってあまり仲良くなりすぎると、今度は二ヶ月後に引き離したときに猫達がガッカリしてこれもまた問題です。


3日目は、ワシワシとご飯を食べるようになりました。いっぱい食べていっぱい排便をするようなら健康面では心配なさそうです。飼い主も避妊手術代は払うと言っているので、落ち着いたら獣医さんに見せて、避妊手術もそろそろやる時期だと思います。

大人二人と猫一匹の暮らしのところに、一匹猫が増えると随分とにぎやかになった感があります。