2011年4月7日木曜日

究極の趣味 その1

ブログの更新が少ない時期というのは、大概において店主の精神状態があまり良くない時期で、だいたい季節性の鬱というのがあって、冬の寒い間は大概において精神状態がよくありません。春になって桜が咲く頃になってくると段々良くなってくる。やはり人間ですから、一年中ハイテンションでいられるわけでもないんです。

しかしながら今年の冬は今までにないほど非常に悪く、このままだと入院の可能性が出てくるかもしれないという少々深刻な状態だったので、知り合いの精神科医から紹介してもらった近くの心療内科:つまり精神科に先月から通い始めました。
こういうところの通院歴があると、勤め人の場合は社会的に不利な扱いを受ける可能性があるという難しい問題がありますが、その点私は自営業ですのでまったく問題ありません。

そして、これは私の素人判断そのものなのですが、脳の健全な活動にはアミノ酸が必要で、恐らくそれが足りていないのではないか?いや、そうに違いない。アミノ酸は豆に含まれるので、そういえばあまり豆を食った覚えがないな、ということで、豆とか豆の加工品と言えば、思いつくものは味噌汁・醤油・豆腐・納豆・豆乳あたりで、味噌汁と醤油は塩分を含んでいるのでたくさん摂取するのはよろしくありません。ただでさえ血圧が高いのです。

また豆腐っていったって醤油かけて食べたら塩分余計に摂取してしまいます。まさか日本人がジャムつけて食べるということは生理的に受け付けないです。
となると残るは納豆と豆乳。これしかない。そこでだ、納豆も1日1パック程度食べたところでアミノ酸をガンガン摂取するという状態からはほど遠そうですし、そんな程度で鬱が治るわけないと思いますので、この際思い切って
「昼3パック、夜3パック、一日合計6パック」
恐らく相撲取りでもここまで納豆は食えないだろう量を毎日食べる事にしました。しかし何といいましょう、自分で言うのも何ですが、納豆を1日に6パック食べるとは実に男らしい行動ですね。それでいて3パック49円ですから、一日6パック食べても98円です。これで生産者の利益は出ているのでしょうか?ガンガン食いまくっている身としては少々心配になってきました。
そして豆乳は1日1リットル。これも男らしく一気飲み。しかし最近の豆乳は実に美味しいですなあ。あれは昔はクソ不味かったんです。

よーし、やったるでー!という、とても鬱とは思えない意気込みで、3週間ぐらい「理屈はどうでも良いからアミノ酸を摂って摂って摂りまくれ計画」やってみましたところ、精神科で処方される薬の効果と相まって、今度は少しテンションが上がりすぎたんじゃないだろうか?と、そんな感じになりました。

そして、精神科医から「何か趣味を見つけたらどうでしょう?」というアドバイスをもらい、そういえば趣味というものを持っていないのに気がついたのでした。趣味というものを無理矢理当てはめると、恐らく「とにかくお金を使わない」・「貯金をする」・「たくさん税金を払う」、この3つぐらいしかありません。こう言っては何ですが、実に嫌な人間ですね。要するにきわめて無趣味なわけです。

そんな私が二週間前にふと出会った究極の趣味。それは「瞑想」

シビアな現実主義者で金銭万能信者(儲からない自営業歴が長いと大概こうなる):つまり徹底的に無宗教で、精神世界とはこれっぽっちも縁もゆかりもないもうすぐ42歳のすれっからし男が、これは実に本気で面白いと久々感激したのが瞑想。
 
というわけで、今日のネタは少々長くなりましたので、瞑想の実際ネタはまた今度「究極の趣味 その2」で書くことにいたします。