ブツは神戸にあるって聞いたような気がしたんですけどね。よくよく聞いたら明石っていうじゃありませんか。明石でも明石西ICですから、神戸からまだ40kmも向こうですよ。大阪からさらに70kmも走らないといけません。
ルートは、名二環(鳴海IC)→伊勢湾岸道名古屋南IC→東名阪自動車道→(亀山)-名阪国道-(天理)→西名阪自動車道-(松原JCT)→阪神高速14号松原線→阪神高速3号神戸線-(月見山)-第二神明道路(明石西IC)。
名神高速を使えばルートがこんなにゴチャゴチャしないんですけど、ちょうど名神リフレッシュ工事中で混雑が予想されるため、名阪ルートを取ることになります。
名古屋からだと片道約260km。トラックの運転手でもない人間が、1日で往復しようっていうのですから、大概気が遠くなります。
しかもですよ、高速道路のくせにそこら中で渋滞しているんです。
まず東名阪自動車道の四日市-鈴鹿で渋滞50分。ここは構造的な問題で毎度毎度渋滞します。いい加減に何とかして欲しいです。何とかするつもりが無いなら、渋滞したら返金しろと言いたいです。
そして阪神高速の西宮-京橋で渋滞40分。ウンザリします。
さらに第二神明道路の玉津あたりで15分ほど渋滞にはまります。長距離トラックの運転手さんは、おそらく毎日こうやって渋滞に巻き込まれて嫌な思いをしているのでしょう。よく我慢できるもんですね。
12時半頃にやっと明石西ICに到着。ザッと5時間かかっているわけです。
明石には業界の有名なブローカー(ほとんど業界の名物みたいな人)がいて、その人と落ち合って飯を食います。しかもオゴってもらってしまいました。すみませんねぇ。手土産の奈良漬けを持って行かなかったら恥をかいてしまうところでした。
この名物おじさんにお世話になるのは4回目ぐらいなのですが、言ってみれば数年来のつきあいの割にはたったの4回というわけで、利害関係はどちらかと言えば薄いわけです。だからこういうあまり良い商売になりそうもない掘り出し物の話が今回ひょっこり私に回ってきたというわけだと思います。
「まあ、たまには声をかけないと、お互いに忘れてしまいそうだなぁ(笑)」という感じです。
昼飯の後、ブツの置いてある工場に行って、ユニックで積み込み。
2時半頃明石を出発。午後7時、工房帰着。その場でクリッカーを降ろして設置。
もうこういう強行軍は金輪際勘弁してもらいたい、というお疲れの一日でした。
またまた相当年季の入った中古機械という雰囲気が漂っています。
それにしても、このグリーンを塗った理由がどうしてもわかりません。なぜよりによってこのグリーンなのでしょうか?折を見て塗り直すことにします。
油圧クリッカーとしてはかなり小さいです。
この工房(30坪)も、もう狭いです。もうこれ以上機械を買うのは無理な感じです。つまんねえなあ。
なぜこんなに機械が増えるのでしょうか?単純な話で言ってしまえば、利益が上がるからです。200万円のレーザー加工機でも数ヶ月で元が引けて、その後はひたすら利益が出るのだとしたら、単純計算が出来る人だったら、普通買うでしょう?当店が最初に購入した油圧クリッカーは1か月で元が引けました。その後5年間、小さな修理代はかかりましたが延々と利益を出し続けています。こうなると なぜ機械(≒利益を生み出す"打ち出の小槌")を買わないという選択を取りえるのか、私がその理由を本気で聞きたいぐらいです。設備投資しないことで何か私が思いもつかないようなスゲー良いことでもあるんですかねぇ?
なので、置き場所がある限り、機械を買い続けるのが当店の基本方針です。
せっかく設置したのですが、この場所は後々に邪魔になる可能性があり、そのときにまたユニックを借りてきて移動するというのも面倒だし余計な経費もかかるということで、
「そうだ、台車を作ろう」
と思い立ち、ホームセンターで75mmのキャスター:5個。12mm厚のコンパネを3等分にカットしてもらってきて(600mm x 900mm x 3枚)、5日の日曜日に台車を作りました。
やらなければいけない仕事はたまっているのに、一体何やっているんでしょうか。
キャスター5つというのは安定が悪いのですが、重量分散のため余裕を見てこんな感じで自在キャスターをつけました。 ちなみにホームセンターで1個550円でした。
台の部分は、12mm厚のコンパネ3枚接着重ね合わせ。サイズは600mm x 900mm。少々頼りないような気もしますが、たぶん大丈夫でしょう。こんな小さなサイズに乗ってしまう程度の小型油圧クリッカーです。
まだユニックは借りたままですので(日曜日はレンタル屋が休みのため返却できない・・・でも日曜日はレンタル代金はかからないです)、再度ユニックに登場してもらって、機械をつり上げ、台車に乗せます。
自分でユニックが操作できることがこれほど便利だと実感するなどとは、20代の頃には考えもしませんでした。20代の頃はよくこれに乗って、一人で資材を積み込んで、運んで降ろしてということをよくやりました。こういう機械の操作というのは、一度覚えたら何年経っても忘れないものですね。
今の仕事がポシャったら、ユニックを1台買って運転手をやるという将来的な選択も可能です。
乗りましたよ。5つとも自在キャスターですので、大人一人で移動できるようになりました。
めでたし、めでたし。
そして毎度お馴染みとなりました動画です。コンパクトデジカメで動画が撮れるんですから、有り難いですね。しかもHD動画ですよ。時代はどんどん進化していますね。
さあ、昼からは縫製やるか、、、。